『雲による地震予知(地震予知協会提供)』のサイトの解説によると、地震雲が「発生しやすい地点」と「集中しやすい地点」というのがあるという。
発生しやすい場所というのは、地震エネルギーが地中から放出される場所であり、つまりはフォッサマグナや中央構造線といった断層があるところということになる。そして、地震雲が集中しやすい場所というのは、たとえば関東地方や仙台沖のような地震多発地域であるという。
上記のように、地震雲が地中から放出されるポイントと、集中するポイントがあって、関東地方は後者にあたるため、地震雲の観測に適しているところといえるだろう。
次に、地震雲が発生しやすい時期についていうと、月齢で下弦の月→満月と、上弦の月→新月の期間は磁力線の放出が盛んになり、地震雲が現れやすいという。そして2〜3日後には地震が発生するので、この期間は地震が多い期間でもあるといえる。