探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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神社仏閣の参拝の心得


※改訂2版:生理中の女性についてと、手水舎での浄め方を追加しました(2004/1/4)。
※改訂3版:考え方が若干変わってきた部分があるので一部表現を修正しました(2006/12/30)。
※改訂4版:「祈りの長さ」と「祈りのコツ」で一部加筆しました(2012/01/01)。


みなさん、明けましておめでとうございます。
今年もこのブログでいろんな情報を提供していくつもりですので、よろしくお願いします。
今日の東京は快晴で、日が射して暖かいです。
昨日は天気予報で大雪の恐れがあるというので、どうなることかと思いましたが、良かったですね。
でも日本海側は大雪のところもあるみたいですね。新年早々大変ですね。
元日なので、おめでとうで終わりではなくて、正月にわざわざ読みに来てくださる方々のために、何か価値あることを書くことにしましょうか。
神社仏閣にお参りするときの心得みたいなことです。
すでに初詣に行かれた方は、もう遅いかもしれませんが、今後の役に立つかもしれないので。


ぼくはさきほど(12:00頃)に、家から歩いて5分のところにある武蔵野神社*1に参拝しました。
初詣として、ご利益ある有名な神社仏閣にお参りすることも良いでしょうが、自分が住んでいる地域を守ってくださっている神さまがどこにでもいらっしゃると思うので、まずそこへお参りするのが良いでしょうね。

身だしなみを整える

まず、神社仏閣へお参りするときの服装ですが、最低限の身だしなみを整えてくださいね。これは、人に会うときでも同じですが、神さま仏さまはちゃんと人間の行動を見ていますから。
夏でも水着みたいに肌を露出した服装とか短パンなんて、もってのほかです。

何かのついでにお参りしない

それから、何かの「ついでに」神社仏閣へお参りしたりしないようにしてください。「買い物で近くに来たから、ついでに」なんていう心構えだと、時には神仏に怒られることもあるようです。
また、一日に複数の神社仏閣へ行くときは、神仏の「格」を考えて、どこを先にお参りするか、優先順位をよく考えてくださいね。
もっとも、地方へ旅して時間が限られている場合は、仕方ないときもあるでしょうね。

身を清める

それから、特に神道の場合、「ケガレ」というものを嫌いますから、身体を清浄な状態に保ってお参りするようにしてください。
たとえばの話、前夜に「夫婦の営み」をした後では、必ずシャワーを浴びるなどして、頭から足の先まで洗い清めてください。頭を洗うのを忘れたりしてもNGです。
そういうことを怠ると、神さまに対して失礼になるだけではなく、場合によっては霊障を受けやすくなったりもするようです。
穢れという意味では、生理期間中の女性は、基本的に神社の参拝を控えるべきです。
神道では、特に血の穢れを嫌います。神社の巫女さんも、生理期間中は出社しないそうです。
たとえば遠方の旅に出ていて、どうしてもその日にしかお参りできない場合は、鳥居の下をくぐらず外を通って入り、神さまによくお祈りしてお許しを得ましょう。


神社へお参りするときは、まず鳥居の前で一礼して「失礼します」と心の中で念じます。
神社には大体「手水舎(てみずしゃ or ちょうずや)」があります。手と口を浄めるところです。
ここでは、まず柄杓(ひしゃく)を右手に持って水をすくい、左手に注いで浄めます。次に柄杓を左手に持ち替えて、右手を同様に浄めます。次に再度柄杓を左手に持ち替えて、こんどは左手を丸めて、そこに水を注いで、口に入れて、口をすすぎます。
柄杓を直接口につけている人がいますが、これはNGです。

正中を避けて歩く

境内の参道は、まん中を歩かないでください。なぜならば、神さまが通られるからです。これは江原啓之さんも本で書いています。
昔、ある心霊研究家が某霊能者(ぼくも会ったことがある人です)と一緒にある神社へお参りしたときのことを本で書いていました。その人によると、その霊能者が参道を歩いていて、誰も歩いていないのに、突然に道を譲るような動作をしたそうなんです。で、その人が霊能者に聞いてみると、「今、神さまがお通りになったので」と答えたとか。
そういう風に、見える人には見えるので、神社仏閣では、大威張りで道のまん中を歩いたりしないでくださいね。
ぼくがあるカミンチュー(神人)と一緒に、ある神社へ拝みに行ったときには、その人は心得たもので、ずっと左端を歩いていました。
もっとも、三が日に大勢の人々がお参りして身動きが取れないようなところでは、まん中を歩いても仕方ないですね。

賽銭・拍手

そして拝殿の前に来たら、まずお賽銭を入れます。ぼくの場合、10円玉ではなくて100円単位で入れます。
大きな神社仏閣ではいろんな収入があって潤っているから大丈夫かもしれませんが、特に小さな神社へ行ったときには、神さまへお渡しする気持で、ある程度のお金を入れてくださいね。小さな神社というのはそんなに多く収入があるわけではなく、維持するためにいろんなお金がかかりますから。
お祈りするときは、ここに来るような人にはこんなこと書くまでもないかもしれませんが、知らない人もいるかもしれないので、こういうことも書いておきます。
神社では、「二拝二柏手一拝」といって、二度深くお辞儀をして、二度ポンポンと拍手を打ち、最後にもう一度一礼します。
ぼくの場合、お祈りが終わった後も同様に「二拝二柏手一拝」します。
これが沖縄だとちょっと習慣が違っていて「二拝三柏手一拝」なんですね。それと、本土では拍手を打つのは神社だけですが、沖縄の人たちが神さまだろうが仏さまだろうが構わずに「二拝三柏手一拝」してますね。
カミンチュー(ユタ)と一緒に神社仏閣へ行くと、「二拝三柏手一拝」を何度も何度も繰り返しています。

挨拶

お祈りするときには、まず自分がどういう人間であるかを神仏にお知らせしましょう。たとえば、こういう風に。
「百瀬直也と申します。昭和三十一年五月五日生まれ、申年です。東京都小平市花小金井六丁目…に住んでいます。」
そして、「この神社(仏閣)にお参りさせていただくことをお許しいただき、ありがとうございます」と。
そして、今回参拝に来た理由も述べると良いでしょう。
お祈りする内容については、自分が縁ある神社仏閣ではなくて、あまりお参りしない大きな神社仏閣を訪れたときには、あまり自分の願い事を祈らない方が良いです。
いろんな神さま仏さまへお参りして願をかけたりする人がいますが、なんでもかんでも誰彼かまわずに願い事をするというのは、あまり誉められたことではないでしょうね。
そういう人は、いろんな意味でおかしくなってくることもあると思います。
ぼくの場合、まず世界全体の…というか、宇宙全体が平和になり、顕界と霊界に進化と調和がもたらされますようにと祈ります。これは、どんな小さな神社仏閣や祠でお祈りするときも同じです。

大きな祈り

いろんなところへ聖地巡礼するような人には、個人的な祈りではなくて「大きなお祈り」をしてほしいものです。
たとえば、「この地域全体に住む人々すべてが幸せになり、霊的に成長し、皆が成り立つ結果にお守りお導きください」とか、世界全体の平和を祈ったりしていれば、個人的な願い事などしなくても、自然とすべてがうまくいくようになるものなんです。
そして、そういう心構えをもつことによって、その人はもっと上の次元へ霊的に成長することができるんです。

祈りの長さ

まず、神社仏閣で祈っている人を見ると、そのほとんどの場合、「祈る時間が短すぎる」と感じます。
あれで本当に祈っていることになるのだろうかと、疑問に思います。
祈りが通らない祈りならば、意味がないでしょう。
では、どうすれば祈りは通るのか。
それは、難しい問題です。
では自分はどうかというと、本当に通っているかどうかは、自分でも確言できない。


一般に、霊感があると思われる人の祈りは、長いです。
それは、何か感じるものがあるまで祈り続けたり、祈りが通ったと思うまで祈り続けるからでしょう。


お祈りするときは、あんまり早く終わらないで、少なくとも数分間は続けた方が良いでしょう。
私が聖地巡礼に行った時には、だいたい5分とか10分とか祈っています。
世界や宇宙の平和とか、その神社仏閣にお参りしに来る人や信徒などの幸福や発展とか、地震災害などの鎮静とか、いろんなことを祈るからというのもあるんですが。
でも、ただ長く祈っていれば良いというものでもありません。
短時間で集中して祈りを通せる人ならば、短くても良いのです。


大きな神社仏閣で正月のように大勢の人が集まる時には、うしろがつかえているから長く祈ることはむずかしいですね。
なので、正月とかお祭りの時とかに聖地巡礼するのは苦手なんです。
そういう場合、いちど行列に並んで順番が来たら短い祈りをしてから、端に退いて、他の人達の邪魔にならないところで祈りを続けることにしています。


閑散とした小さな神社でも、祈っていると、うしろで誰かが待ってくれていることがあります。
礼儀正しくて素晴らしいことなのですが、長く祈る自分にとっては、ああいうのも集中できずにやりにくいものです。
そういうことがないように、初めからなるべく左端に立って祈るようにしています。
だいたい神さまというのは大勢の人が一度に祈っても、ちゃんと聞いてくれるものなのだと思います。

祈りのコツ

お祈りするときは、合掌して瞑目して、眉間のアジナチャクラに意識を集中させます。そして願い事を念じます。
このとき、かつての師が言うには、願い事を叶えてもらおうとする「固い自分」があるとなかなか祈りというのは届かないそうなんですね。
無私の心になって、ただ願い事を念じるという風にしなさいとのことです。
むずかしいかもしれませんが。
つまり、欲があったりしてはいけないのです。
だいたい、我欲のための祈りにやって来た人に、そんなこと言っても無駄かもしれませんが。


その後、しばらくそのままで瞑想状態に入ると良いでしょう。
霊感がある人ならば、何かしら感じたり見えたり、神仏からのメッセージを受け取るかもしれません。
それから、せっかく神社仏閣へお参りしたのだから、お祈りが終わった後も、できれば1時間とか境内にとどまるのがいいでしょう。
やっぱりそれによって、「穢れ」が落ちてくるというのはあると思うんですね。


いままで書いたようなことは、ちょっと厳しすぎるかもしれないけれど、人にはそれぞれ霊的成長の段階というものがあって、最初は私利私欲の願い事によって神さま仏さまへ向くことができれば、それはそれで良いと思うんですね。
それをキッカケにして、もっと上の世界があるんだということに気が付けば。

お礼参り

それと、個人的な願い事をして、叶えてもらったときは、絶対にお礼参りをして神仏へ感謝の念を捧げることを忘れないでくださいね。
「喉もとすぎれば熱さ忘れる」といいますが、人間というものは、「困ったときの神頼み」で、苦しくなった時は必死になって神仏に祈るけれど、それがすぎてしまうと、困っていたときのこと、必死になって祈っていたときのことを忘れてしまうものです。
でも、宇宙創造主ではなくて、神々の世界の存在や神霊は、せっかく願い事を叶えてやったのに、お礼もしないような人間には罰を与えます。
そこらへんは、人間と同じです。怒りもすれば、ときには仕返しもする。だから恐いですよ。

おみくじ

参拝が終わったら、おみくじを引いてみると良いですね。わかる人はわかっていると思いますが、おみくじというのは宝くじのたぐいと違って、神さま仏さまがその人のそのときの運勢をお示しくださるものなんですね。
だから、大吉が出なかったから良くないというわけでもないんですね。凶とか小吉とかが出たら、何か注意しなければならないことがあるという神仏のお知らせなんだと思って、気をつけたほうが良いでしょう。
おみくじの結果が悪いからといって、同じ神社仏閣でくじを引きなおしたりは絶対しないでくださいね。
おみくじといえば、ぼくの場合は縁ある神仏が祭られた神社仏閣へ行っておみくじを引くと、大吉が出ることが多いです。
逆に大吉が出たから、「もしかしたらここの神さまとご縁があるのかな」と思ったりもします。
もっとも、おみくじというのは大吉とか凶とかよりも、書かれている内容が大切だったりします。
大吉が出なくても、あんまりがっかりしないでください。


それから、おみくじを境内の木に結わえ付けたりするのが風習になっているようですが、おみくじというのは基本的に持ち帰っても構わないんです。
ぼくも最近までそのことを知りませんでした。今ではそうやって集めたおみくじを記録して、裏にお参りした年月日を書いて、ファイルしています。
凶とか大凶とかが出たときだけは、家に持ち帰らずに、よくお祈りしてから、木とか結わえる場所に置いてくると良いでしょう。


そして、神社仏閣を後にするときは、神社の場合は鳥居を出るときに向き直って、一礼して、または「二拝二柏手一拝」して、「失礼します」と心の中で念じます。

ちょっと書くつもりが、長くなってしまいました。


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