探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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藤沢七福神めぐり


朝8時に家を出る。
今日は江ノ島を含む『藤沢七福神』巡拝だ。
年末年始の聖地巡礼の一環として、ダウジングで行くようにと指示された。
江島神社は、神棚にお祀りする神札をいただきに、いずれにしても行かなければならなかったところだ。

なぜ七福神かというと、去年の4月に独立を考えて『百福書房』というオンライン古書店のサイト*1を立ち上げ、そこで七福神の名前とイラストを使わせていただいているので、そのお許しを得るためだ。
本来ならば、稼動前にやらなければならなかったのだが、今日まで延び延びになってしまっていた。
どうせお参りするならば個人的な目的だけでなく、時が時なので、地震をはじめとする自然災害を回避してもらうためのお祈りもしようと決める。

9:10新宿発の小田急ロマンスカーで藤沢へ向かう。
元日と昨日に続いて、空は雲ひとつない快晴だ。
途中、向ヶ丘遊園あたりで、筋雲が出ていた。恐らく南西−北東方向へ伸びていたと思う。
地震雲か。

10:06に藤沢駅に到着。
駅に「第8回藤沢七福神めぐり」というパンフレットが置いてあるのを見つける。
毎年恒例の新春のスタンプラリーだ。
期間は1月7日から1月31日までとある。
こういう催しがやっていない時の方が、参拝する人が少なくて落ち着いて目的を達せられるというものだ。

間違えて駅の反対側で降りてしまい、時間をちょっとロスする。
駅に戻り、10:30頃に再スタート。
藤沢駅の北側周辺に、七福神を祀った寺社が点在している。
弁才天がある江島神社だけはちょっと離れていて、電車に乗って行く必要がある。
本来、藤沢七福神めぐりはバスを使った方が便利なのだが、今日はバスに乗るのはやめて、すべて徒歩にしよう。
歩かなければ有り難味がなくなるというものだ。
前日は大山阿夫利神社の奥宮がある山頂まで断食状態で登って疲れ果てたところだ。
ふくらはぎあたりが筋肉痛だが、そんなことでメゲていてはいけない。
今日も朝食は取らず、断食状態でスタートだ。

前日の夜にダウジングで「お伺い」を立てたところ、感応院(寿老人)→諏訪神社(大黒天)→白旗神社(毘沙門天)→常光寺(福禄寿)→皇大神宮(恵比須)→養命寺(布袋)→江島神社弁才天)という順番で廻るように指示された。
6番目の養命寺まで徒歩で廻った後で、小田急線の藤沢本町駅から電車に乗り、片瀬江島駅まで行くことにする。
実は藤沢七福神は八つの寺社があって、毘沙門天は白旗神社のほかに龍口寺というお寺にも祀られているのだが、時間的に厳しいこともあって、省略させてもらうことにした。

感応院(寿老人

20分ほど歩いて、感応院に到着。
真言宗のお寺で、ご本尊は不動明王だ。
まず、本殿でお祈りする。
祈る内容はどこでも同じだ。
まず自分の名前、生年月日、干支、住所を言って自己紹介してから、宇宙全体の平和を祈る。
そして、このお寺にお参りさせていただくことをお許しいただき、ありがとうございます、と。
次に、「このお寺にお参りされる方々、またこの地域に住まわれる方々が幸せになり、霊的に成長し、皆が成り立つ結果にお守りお導きください」と。
今回は更に、次のようなお祈りが加わる。
不動明王様のお徳を賜りまして、日本や世界でこれから起きようとしている地震、火山噴火などの自然災害を回避していただき、大難を小難に変えていただき、また一度大きな地震が起きるところを何回かの小さな地震に振り替えていただき、被害者が出ないようにお守りお導きいただき、皆が救われ、皆が成り立つ結果にお導きください」と。

境内を見渡すが、肝心の寿老人が祀られたお堂がない。
本堂の中に安置されているのだろうと思い、再度本堂に向かってお祈りする。
お祈りが終わって、このお寺の奥さまと思われるご婦人がほうきをもって出てきたので、寿老人について聞いてみると、やはり本堂の中にあるとのこと。
「1月7日からスタンプラリーがあって、その時にご開帳しますので、ぜひいらしてください」とのこと。

藤沢諏訪神社(大黒天)

感応院を出て、5分ほど歩いて諏訪神社に到着。
神社の前の通りでは、大学対抗のマラソン大会みたいなものをやっていて、沿道で多くの人たちが小旗をもって観戦している。どうも、箱根駅伝のようだ。
階段を上って、小高いところにある諏訪神社の境内へ。
駅伝の観戦ついでなのか、けっこう多くの人たちがお参りしている。
諏訪大明神建御名方神)が祀られた本殿前には、ちょっとした行列ができている。
後で待っている人たちがいるので、長くはお祈りできない。
次に大黒天の祠の前でお祈り。こちらは行列ができていない。
大黒様といえば、本来はインドのヒンドゥー教の神、シヴァ神の別名であるマハーカーラという神なのだが、日本では大国主命が「だいこく」という音から同一視されるようになった。
この諏訪神社で大黒天も祀られているのは、建御名方神の父神だからということなのだろう。

諏訪神社の大黒天像の展示)

(大黒天の祠を撮ったら…なんじゃこりゃ)

本殿では行列がなくなっていたので、再度ゆっくりとお祈りする。
おみくじを引いてみると、11番の大吉だ。
元旦の武蔵野神社でも昨日の大山でも大吉は出なかったので、今年初めての大吉だ。
あんまり良いのが出ていなかっただけに、嬉しい。
やっぱり縁ある神さまのところでは大吉が出ることが多い。
それと、昨日大山で良いおみくじが出なかったので、驕りの心があったのかもしれないと反省したのだ。
だから、今日は結果に執着せずに「いまの自分の運勢に合ったおみくじを引かせていただきますように」と念じながら引くことにしていた。

毘沙門天

名残惜しいが、急ぐ旅なので次のところへ向かう。
15分ほど歩いて、次の白旗神社に到着。
ここは寒川比古命源義経公を御祭神としていて、毘沙門天も祀られている。
ここでも、かなりの行列ができている。
本殿でお祈りした後で、毘沙門天のお堂でお祈り。
瞑目していると、何か大きく深いところへ入っていくような感覚を覚える。
毘沙門天はいままで特に意識したことはなかったが、もしかして縁があるのだろうか。
そう思いながら、社務所でおみくじを引くと、22番の大吉
やっぱり縁があるのかもしれない。
うちの先祖が恐らく源氏系の武家だったようなので、もしかしたら義経公とのご縁なのかもしれないが…。

白旗神社を出て、12:00をすぎているので、そろそろ食事をしようと思うが、正月3日なので、この辺の食べるところはみんな閉まっている。
仕方ない。しばらくの間「断食」だ。
今朝起きてから、お茶しか口にしていない。

常光寺(福禄寿

10分ほど歩いて、常光寺に到着。
ここは浄土宗のお寺で、ご本尊は阿弥陀如来
まず本堂の前でお祈りする。
表現が難しいが、非常に大きな器というか、深いところへ入っていくような感覚を覚える。
さすが如来ともなれば、そこらへんの八百万の神々とは格が違うのだろう。
福禄寿も、本堂に安置されているようだ。再度お祈りする。
ちなみに、福禄寿というのは寿老人と同一の中国の神さまであって、七福神というのは厳密には「六福神」なのだ。

藤沢は由緒ありそうな神社仏閣が多い。
よく考えてみたら、藤沢といえば東海道五十三次の宿場町だったので、古い寺社が多いはずだ。

なぜ藤沢なのか?
そういえば、以前に藤沢駅で降りる機会があって、良い印象をもって「こんなところに住んでみたいな」と思ったものだった。
もしかしたら、過去生のあるときに縁があったところなのかもしれない。

皇大神宮(恵比須)

次に、ちょっと道に迷って、25分ほどで皇大神宮に到着。
ここは、その名のとおり、天照大神を御祭神とする神社だ。
本来の藤沢七福神巡りでは、さすがに、ここを出発地点としているようだ。
本殿でお祈りしてから、境内社の恵比須さまの祠の前でお祈り。
おみくじを引くと、2番の大吉
今日1日で、3回連続で大吉とは…。
昨日の「反省」が良かったのだろうか。

養命寺(布袋)

皇大神宮を後にして、ひもじい思いで歩きだす。
上空は、だんだんと雲が出てきた。
20分ほど歩いて、6番目の養命寺に到着。
境内には、本堂があるだけだ。
ここの御本尊である薬師如来像は国指定重要文化財だという。
閉まっている本堂の前でお祈り。
ここもまた、お祈りが奥深く入っていくような大きなものを感じる。
祈っているうちに、雲に隠れていた太陽が顔を出したようで、顔をまぶしく照らす。
さきほどの阿弥陀如来といい薬師如来といい、さすがに如来様だ。
神社の神さまを信仰するようになってから、あまり自ら進んで仏教寺院にお参りすることがなかったが、これからは仏さまにもお参りしなければならない。
今日が良いきっかけとなったかもしれない。
ここも、布袋様が本堂に安置されているようだ。

江島神社弁才天

15分ほど歩いて、小田急線の藤沢本町駅に着く。
そこから江ノ島線の各駅停車に乗って、終点の片瀬江ノ島駅で降りる。
ここからは、おなじみの道だ。
まず、駅前の蕎麦屋で腹ごしらえ。
そして江ノ島へ架かった橋を渡る。
ここはいつ来ても人出が多いが、さすがに三が日は人が多い。
混雑するみやげ物屋の通りをすぎて、15分ほどで辺津宮に着く。
本殿でお祈りをして、次に隣の弁才天へ。
弁才天様の神札をいただき、お堂へ入る。
弁才天(妙音弁才天)と妙音八臂弁才天の前でお祈り。
弁才天堂の前でおみくじを引くと、中吉だった。

江島神社弁才天の浮き彫り)

次に、中津宮と奥津宮でもお祈り。
奥津宮の前でおみくじを引くと、こんどは吉だった。
江島神社はこれで4回目だが、まだ大吉が出たことがない。
急いで廻ったので、大きな失敗を一つしてしまった。
奥津宮の脇にある龍宮神にお参りしなかったことだ。
地震といえば龍神に大いに関係あるのに、そこでお祈りしなかったとは、大きなミスだ。
しかし、大きな仕事を終えたという達成感を感じる。
苦労して来た甲斐があった。
これで、少しはお祈りの効果があれば良いのだが。
今日一日で10キロぐらい歩いたかもしれない。
足はガクガクだが、不思議と元気だ。
充実した気持で、片瀬江ノ島駅へ向かう。

【参考サイト】

*1:百福書房:今後は商売はやめてチャリティーサイトに切り替える予定


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