探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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地震と予言とデマ


2004年末に、TVで有名な占い師のHさんが、12月29日に大分で大地震が起きる、ハズレたら私は占い師をやめるとテレビで言っていたというデマが流れた。
その話を知ったとき、すぐにそれは怪しいと思った。
他人からのまた聞きをネットで書いている人がいたら、まず、そういうテレビ番組があったのかという事実関係を調べるべきだろう。

そのかたわら、本当かどうかわからないが、9月26日までに大分で地震があると予言していた霊能者がいたそうだ。
あるサイトでは、スマトラ島沖地震を予言していた霊能者もいたとか。
もっとも、そういう話自体が信頼性に欠けるという可能性はあるが。

12月29日に大分で地震は起きなかったが、12月26日にスマトラ島沖で大地震が発生した。たまたま近かったのか、それとも「火のないところに煙は出ない」で、何らかの信憑性ある予知が歪められて伝わっていったのだろうか。
また、年末に大地震が起きるという夢を見ていた人は、驚くほど多いようだ。
なので、この話に限っては、まったくのデマで片付けられないものがあるだろう。


超常現象などの研究を30年以上続けてきた人間として思うのは、「何月何日にどこで大地震が起きる」というような、日にちまで指定する予知というのは、まず無理だろうということ。
いままでに、そういう詳細の予言が的中したという話も知らない。
それが占いにしても霊的予言にしても、いとも簡単に予言したと言っている人がいれば、怪しんだ方が良いかもしれない。
そんなことを当てるのは、神々の世界の存在でも無理だろう。
だから、私のダウジングでも、そこまで細かい予測をするのは意味がないとして、やめた。

それから、霊能者などが、ある地域で地震が起きるところを、別の場所に飛ばした(振り替えた)とか言う人が中にはいるようだが、そんなことはどう考えてもあり得ないだろう。
神々の世界のことをよく理解している人ほど、神々の次元の存在にも、その力に限界があることがわかってくるだろうと思う。

デマゴギーの話に戻って。1923年9月1日午前11時58分に発生した関東大震災では、震災の混乱の中で、情報不足と不安から、たとえば朝鮮人社会主義者が井戸に毒を放り込んだというような流言が乱れ飛んだという。
そして、これを真に受けた人々が自警団を編成し、多数の朝鮮人琉球人などが殺されたという。
人間の本性というのは、こういう時に現れてしまうようだ。

上記のような噂とは別に、すでに何度も書いているように、スマトラ島沖地震が起きる直前に、大地震が起きる夢を見たという人の数はすごく多い。そして、私もその一人だった。
その反面、大地震が起きた事後に、「じつは私も…」という書き込みが多くなるようだが、中にはちょっとアヤシイものもある。
やはりこういうことは、事前に公の場で書き込んでおくのが、事実の信憑性を増すことになるだろう。
私があの夢を見たことを、別の掲示板(ふくちゃんの地震予知掲示板)に書き込んだのも、そういう理由からだった。まさか、その以前に、同じような夢を見たという書き込みがあったとは予想していなかったが。
※上記の掲示板の書き込みは、すでに過去ログへ移動している。「地震予知掲示板」過去ログ5ページ目の「[3076] 快晴なのに変なくも・・・」の投稿へのレスとして書いている。↓
http://zishinyochi.hp.infoseek.co.jp/
ちなみに、私が他の掲示板などでも本名を名乗るのは、自分の書いたことに責任をもちたいからだ。

私が作ったプロジェクトEというのも、そういう事前の情報告知の場としても機能するだろう。


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