探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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人類の未来(5)


本当に霊性へ向かう道か?

ここのところ、日本でもスピリチュアルのブームだが、精神世界を向いているからといって、必ずしも本当に霊性に目覚めているとは限らないだろう。
精神世界やニューエイジの中でも、自我の肥大や魔的な方向へ向かうものも多い。
願望実現、願いを叶える、現世利益…。また、グルグルしたインチキグルゥも世の中に多い。
では、本物と偽物をどうやって見分ければいいのだろうか?
そのキーワードとしては「物の原理にとらわれていないか?」だろう。
かつてインドには、ロールスロイスを何台も所有していたグルゥがいた(みんな笑ってしまうだろうけど、本当にいたんです)。
また「自己愛があるかどうか?」ということも、一つのチェックポイントだろう。

魔的な力

私が1994年から1995年にかけてインドネシアで働いていたときに起きたオウム真理教による凶悪殺人事件、あのあたりから、日本もかなりおかしくなってきてしまったようだ。
「この世に神がいるとしたら、なぜあんな悪人たちをのさばらせているんだ?」と、誰もが不思議に思うことだろう。
あの教祖も信徒たちも、かつては霊性に目覚めることを目指して真面目に修行に励んでいたことと思う。
それが、なぜあんな悪の道へと進んでしまったのだろうか?
私は麻原彰晃について、宗教団体を始めるかなり以前から知っていた。
あの人を真の聖者だとはどうしても思えなかったのは、その根底に自己愛があることがわかっていたからだ。
表向きは精神世界だのニューエイジだのスピリチュアルだのといっても、実際は自我の肥大へ向かう道を歩めば、どうしてもああなってしまうのだ。
「類は友を呼ぶ」の法則通りに、魔的な存在に執り憑かれてしまうのだ。
「超能力が出ない修行は偽物」などという教えは、それ自体が「ニセモノ」だろう。
自分たちがやっていることが絶対に正しくて、他はみんな邪教だとか言ったりするような排他的な思想を植え付けたり、他社を傷つけるようなことを命じる存在は、高次元の存在ではありえない。
すべては、「自分が、自分が」という「我」があるから、そうなってしまうのだ。
「我」を肥大させる方向へ向かうあらゆるものは魔的な存在へ至る道であり、「我」を消滅させる方向へ向かうあらゆるものは、神へと至る道だろう。

神は何故この世界に、これほど多くの魔的存在をはびこらせているのだろうか。
だが、それも一つの「神の計画」であるらしいのだ。
「物の力」というものは、凝集の原理によって自分は固まるけれど他の物を破壊し、最終的には自分も壊れてしまう。
そのために物の魔的な力を発揮させ、そういう状態を通して神の力が物の力を秩序ある状態へと至らしめる、ということであるらしい。
ここまでくると、もうほとんどの人々の理解の範囲を越えているかもしれないが。
少なくとも、これを読んでくださっている方々のうしろについている存在が理解してくだされば、それで少しは目的を果たしたことになるかもしれない。
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