これからは家庭でもPC一人一台の時代になって、またブロードバンド時代になって、今後はホームサーバーが複数のPCがある家では欠かせなくなるものとなるだろう。
そこで、ホームサーバーを自作することを考え始めた。
2003年頃に某コンピュータ企業のテレビCMなどでちょっと盛り上がりを見せていたのに、その後あまりパッとしない。
まだまだ時期が早いのか。AVサーバの目的だけでPCを増やすなんてあんまり利点がないと思っているのだろうか。
そこで、ホームサーバーの利点を以下にまとめてみる。
ちなみに、うちで現役で使っているPCとしては、デスクトップPCが3台(私用2台うち1台はLinuxベース、家内用)、ノートPC1台、母用のiMacが1台ある。
ホームサーバの利点
- ビデオ録画サーバー機能
- これが最大のメリットではないか。TVチュナーを使ったPC上でのTV録画は、PCが一日中立ち上がっていないと不可能なので、ホームサーバーでもないと実現が難しい。
- DVDレコーダーを買う必要がなくなる。経済的にもエコロジー的にも(無駄なハードウエアを買わないという点で)好ましい。
- ファイルサーバ機能
- 下記に示す動画以外でも、家族で共有するファイルはホームサーバー上に置いてLAN経由で誰もが見られるようにする。
- 大切なデータファイルのバックアップ用に。現在うちではPC間で相互にバックアップをしているが、相手のPCが立ち上がっている必要があり、またHDD領域が無駄になる。
- RealSyncなどのフリーウエアで自動定期バックアップが超簡単。
- 動画コンテンツの共有
- ネットからダウンロードした大容量の動画をすべてのPCで共有できる。
- プリンタサーバ機能
- うちでは今は2台のデスクトップと1台のノートPCでUSB切替器で切り替えてプリンターを共有している。ホームサーバーにプリンターを直結すると、切り替える手間が省ける。
- 家庭内グループウエアの構築ができる。
- CD-Rや記録可能DVD専用機
- 自分のPCでCD-RやDVD-Rを焼くと、その間はPC上で他の作業ができなくなって困るから、ホームサーバー上でやる。DVD-Rドライブはまだまだ高く、共有できるというメリットもある。
- Webサーバーとしても併用可能
- 現在はうちでは不要なので詳細は省く。やるからにはセキュリティー対策をしっかりしないと、重要なデータがあるホームサーバーと併用ならば特に。
必要なハードウエア
すでに家庭内でLANを構築していれば、ホームサーバーを実現するにあたって、そんなに特別なものは必要ない。
- PC本体
- CPU:Pentium4 2.0以上
- メモリ:512MB以上
- HDD:100GB以上。TV録画用は内蔵が望ましい
- ファン:低騒音のものが必須
- 書き込み可能DVDドライブ(内蔵/外付け)
- TVチュナー&MPEGエンコーダー(内蔵/外付け)
- ディスプレイ&キーボード&マウス
- 自宅内のメインとなるPCとモニター切替器で共有
このように、どこの家庭でもあるだろうというもので事足りる。
上記のようなハードウエアをすでにすべて持っていれば、それらを自分のPCから新規ホームサーバーへ移せばいいわけで、自作すればすごく安い値段で(5万〜10万)できてしまうだろう。
18:30 113181