探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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愛知万博で地球の未来を考える(3)


ブータン館 (満足度:A)

日本人にとってはなじみが薄い国だが、チベットの文化と共通するものが多いということで、入ることにした。
すると、ここにも立派な寺院があった。
ナムゲ・カンザンという宗教建築だそうで、金色に輝く大きな釈迦如来坐像が安置されている。
その脇には、宗教儀式で使われるものだろうが、装飾が素晴らしい弦楽器が置かれていて、これも一見の価値あり。
今回の万博では仏教国日本で開催されるということもあって、特に東南アジアの仏教国のパビリオンでは、仏教寺院を再現しているところが目立つ。
中でも、このブータン館の寺院は、最も本格的で、力を入れているところの一つだろう。
寺院の脇には僧侶がいて、質問に答えたりしてくれる。

◎モンゴル館 (満足度:B)

モンゴルは、展示物よりも、モンゴルの人々が写った写真を見ているのが楽しい。
日本のある地方には、こういう風貌の人々が多そうだ。
日本の歴史のある時代に、モンゴル人たちに近い民族が日本を訪れていたかもしれないと想像するのは楽しい。

◎中国館 (満足度:C)

パビリオンは大きく、各州の映像を流していたりして、それなりに工夫はしているのだろうが、展示内容がありきたりなものを感じた。
期待が大きかっただけに、ちょっと物足りなかった。
1日に7回ほど、ニ胡や琵琶などの伝統楽器を使った女性のグループによる演奏があるのだが、見ることができなかった。

◎韓国館 (満足度:A)

5つの展示室では、韓国の過去と現代がうまく調和した展示内容で、いろいろと楽しめる。
1室は「ヨン様」などの韓国のスターたちの写真などが展示されていて、韓国館が人気がある理由のひとつになっているだろう。

写真は、その部屋にあるものだが、これを見て誰もが思うのが「穴をあけるところが違うんじゃないの?」だろう。
チェ・ジウさんと一緒に写真を撮りたいという男性よりも、ヨン様と一緒に写真を撮りたい女性の方が圧倒的に多いだろう。
映像館では、3Dアニメーションによる立体映画を1日12回上映している。
すでに19:00をすぎていたのと、雨で天候が悪いこともあって、行列で待たずに見ることができた。
3Dメガネをかけて見る12分ほどのアニメ映画なのだが、これがけっこうすごくて、たかがアニメと侮れない。
技術的なこともあるが、芸術性が高いものを感じる。
全体的にテーマ性をもたせて、たぶん一流のアーティストを起用しているのだろう。かなり力が入っている。
2012年は中国に続いて韓国でExpoがあるそうで、力が入っているのもそのせいか。
たぶん多くの人々が期待しているだろう、韓国グルメの売店も充実している(個人的には興味がなくてあんまり見なかったが)。
韓国館では、アニメのほかに、1日3回、サムルノリなどの韓国の伝統芸能が公演があり、2日目にどうしても見たかったのだが、残念ながら機会を逸してしまった。

◎夕食

けっきょく韓国館を出たのが19:30をすぎていた。
夕食を取ろうと思い、「スリランカレストラン」というスリランカ料理の店があったので、入ってみた。
厨房の前に並んで、好きな料理を取るカフェテリア形式になっている。
ベジタリアンカレーセットなるもの(1200円)を食べることにして、あとはインドのサモサみたいなスナックとアイスティーを注文する。
代金1900円ほどを支払うと、サリー姿の女性がテーブルに運んでくれる。
ベジタリアンカレーは、それなりに美味しかった。

リニモ初体験

雨が降り続く中を、北ゲートから外へ出る。
リニモの駅は、北ゲートを出たすぐ前にある。
名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘駅と、愛知環状鉄道万博八草駅までの9駅を結ぶ日本発のリニアモーターカーの営業運転だ。
ただし、リニモは磁気浮上式のリニアモーターカーで、リニアモーターでも、日本が昔から研究開発を続けている超伝導式ではなくて、「常伝導式」なのだ。
リニモは正式にはHSSTという常伝導吸引式浮上リニアモーターカーで、超伝導式とどう違うのかは、私にもよくわからない。

名古屋駅からのアクセス方法としては、地下鉄東山線リニモは混雑するということでヒンシュクを買っているようだが、その一つには、通しで切符が買えず、乗り換えの藤ケ丘駅で切符を買う行列で待たされるというのがあるようだ。
リニモは6分間隔で走っていて、駅に入ったときにちょうどリニモが出た後だったが、すぐ次に来たのに乗って、座ることができた。
乗った感想はというと、浮上しているという感覚がないが、普通の電車だったらガタンゴトンいって走るのがなくて、そういう意味では静かな走行だ。
ただし、揺れがまったくないわけではなく、それなりに揺れる。
浮上式の鉄道に乗るのは当然生まれて初めての体験で、そういう意味では未来的体験ができただろう。
 写真は韓国館の女の子

◎万博は楽しい

例の「虚飾の万博」とか、万博開催までの経緯はいろいろ問題があるにしても、万博というものは始まってしまえばそれなりに楽しめるものだ。
1970年の大阪万博も行っていないので、特別博を除く万博としては生まれてはじめての参加ということになるが、日本に居ながらいろんな国へ行った気分に浸れるのが楽しい。
まあ、中には単なる自国名産品ショップの集まりみたいで、フツーの物産展とどこが違うの?みたいな外国パビリオンもあるが、ほとんどの国では自分の国をよく知ってもらおうといろいろと趣向を凝らしている。

こうしてみると、1つの日本関係パビリオンと16カ国の外国館を見ただけになった。
まあ今日は出足が遅かったとして、明日はもうちょっと多く回れるだろう。
優先的に見たいところを先に回って、時間的に余裕があったら他のところを回るようにしたほうが良いかもしれない。
【続く】
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