探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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愛知万博で地球の未来を考える(4)


2日目:万博会場へ


愛・地球博2日目。
昨日は出足が遅くなってしまい、あまり多くの展示を見られなかったが、今日は1日中万博会場にいられるので、もっと多くのパビリオンを回れるだろう。
朝8時頃にホテルを出て、徒歩10分弱で名古屋駅前の名鉄メルサ3階にある名古屋バスターミナルに到着。
名古屋の地理感がまったくなかったが、たまたま予約したホテルが名古屋駅から徒歩圏内にあるのが幸いした。

◎シャトルバス

(このへんは長々と書いているけれど、愛知万博へ行く予定がない人にとってはどうでもいい情報だと思うので、読み飛ばしてください)
昨日と同様に、朝の行きはシャトルバスにした。
名古屋駅方面から万博会場へ向かうには、これがベストの方法だと思う。
名古屋駅→(市営地下鉄東山線)→藤ケ丘→(リニモ)→万博会場というルートは、まずリニモの定員が決まっているのと、藤ケ丘で乗り換えの時にどれくらい待たされるのかという情報が事前に得られなかった。
朝でもそれほど行列はできないというのならば、このルートも良いかもしれないが。
前にも書いたと思うが、シャトルバスの場合、なーんにも考えずに、乗り換えもなしで万博会場へ運んでくれるので、楽だ。
ただし、シャトルバスの降車場から、リニモを使ったときよりも1キロほど多く歩かなければならないという難点があるが。

シャトルバスは8:30に発車した。
名古屋からのシャトルバスは20分間隔に発車といっても、一度に何台も発車するので、長く待たされるということはない。
もちろん定員制で、全員座れる。
恐らく、人がたくさん集まるとバスを増発しているのではないかと思う。

ほとんど高速の上を走るので、窓からの眺めが良いという利点もある。
今日は昨日と変わって、晴天に恵まれそうだ。かなり暑くなるだろう。
シャトルバスは、定刻どおり35分で東ターミナルに到着。

◎東ゲートより入場

バスを降りて、万博会場へ通じるエスカレーターを降りると、そこが東ゲートだ。
名古屋駅などから出ているシャトルバスや、パーク&ライド・シャトルバスの乗車・降車場があり、これらを利用する人々のために作られたゲートなのだろう。
入口の数はメインの北ゲートよりも少なく、もしかしたら(時間帯によっては)北ゲートよりも長く待たされるかもしれない。
さすがに朝は長い行列ができている。
昨日の失敗を覚えていて、今朝はペットボトルのお茶を買わなかった。
けっきょく、行列に並んでから荷物チェックが終わって入場するまで、15分ほどかかっただろうか。
行列の後尾についたときに、前にどのくらい人が並んでいたかというと、写真の通り。


東ゲートについては、どの万博ガイドブックの地図でもわかりずらいのだが、万博長久手会場の北東の端にあって、高速やリニモの高架をくぐって歩きつづけると、だんだんと道が高くなっていって、北ゲートを見下ろして歩いて行き、グローバル・ループの前にたどり着くことになる。

グローバル・ループ

愛知万博にはいろいろと専門用語(?)があって、知識がない人にとってはわかりずらいだろうが、グローバル・ループというのは地上よりも高い位置に作られた幅広い空中回廊だ。
ここを歩くと、万博のメイン会場である長久手会場を見渡すことができる。
文字通りループになっていて、一回りすると2.6キロ歩くことになる。
このグローバル・ループの上を、グローバル・トラムと呼ばれる電池式の3両編成の電気自動車が走っていたり、自転車タクシーが走っていたりする。
板張りなので、雨が降るとけっこう滑りやすくなる。

◎ガイドブック

ちなみに、今回の愛知万博行きでは、事前に情報収集のためにガイドブックのたぐいを3〜4冊買った。
その中で、万博会場でいちばん重宝したガイドブックは、ヤマケイが出している『愛・地球博 完全マップ&攻略ガイド』(山と渓谷社、\648)だった。
他のガイドブックは、近隣の温泉などの観光地などの、行かない人間にとっては必要ないような情報が多くて、肝心の万博に裂いているページが少なかったりする。
その点この本は愛知万博だけに絞っていて、全体のページ数は100ページほどだが、会場で参照するには使いやすい本だ。
添付の万博会場の地図も非常にわかりやすく、さすがにこのあたりは、山登りの案内書で定評があるヤマケイのノウハウを感じる。
このガイドブックと地図に、あらかじめ行きたいパビリオンに丸印をつけておいて回ったというわけだ。

それから、この本には冒頭に「100のQ&A」というコーナーがあって、愛知万博について知りたい重要なことはだいたい網羅されているのも気に入ったところだ。

グローバル・コモン1−中東・中央/東アジア

今朝は昨日の続きで、北ゲートの東にあるグローバル・コモン1から回ることにする。
まず、エリア内にあるファミリーマートで買い物。
ペットボトルのお茶と中日新聞などを買う。

◎イラン館 満足度:C

なぜここを見たかったのかというと、イラン高原で出土した粘土板などが展示されているからだった。
だが、実際は見るのを忘れてしまったかもしれない。
ここも織物などの物産展的展示が中心で、それがイヤになって、肝心の展示を見ずに早く出てきてしまったのかもしれない。

カタール館 満足度:B

このエリアのパリリオンには珍しく、5分ほど行列待ち。
中に入ったら、入口で特製の金バッチを配っていた。
もしかしたら、行列はこのせいか。
ここでは、女性の腕に手描きでペイント(ヘナと呼ばれる)をしてくれる無料サービスもあって、行列はこのせいもあるのかもしれない。

◎イエメン館 満足度:A

中に入ると、そこはバザール状態だった。
ラピス・ラズリやトルコ石などの天然石や織物などの名産品が多数売られている。
石を買いたい女性たちが、頭巾をかぶったイエメンの男性たちと片言の英語で値段交渉をしている。
同じ「物産展的」でも、こういうのはちょっと楽しい。
大きなラピスのペンダントは、私もちょっと欲しかったのだが…。


2階へ上がると、そこではカタール館と同様に腕のペイント(こちらではヘンナと呼んでいる)のサービスをやっていた。
だが、こちらは500円と有料なだけあって、それほど行列はできていなかった。
布で頭を隠した女性たちが、太い筒から出てくるインクで、中東的な装飾の絵を腕に描いていく。
ガイドブックによると、このペイントは3週間ほど消えないのだそうだ。
女子高生のグループが順番を待っていた。
どうもこの万博では、このヘナまたはヘンナが女子高生たちを中心にして流行のようで、歩いている女の子たちの多くの腕に見られる。

◎インド館でおみくじ

昨日見たインド館の前を通りかかったら、パビリオンの端にあるインド料理店の入口前で「おみくじ」という文字が目に入った。
昨日は気が付かなかった。
小さなガネーシャ像があり、「おみくじ 200円」「おみくじはここで引けます」とある。
ちなみに、ガネーシャとはヒンドゥー教のシヴァ神の子神で、頭が像の形をしている神さまといえば、誰でも知っているだろう。


脇に立っている日本人女性に、おみくじを引きたいと言って200円を渡すと、ガネーシャ像の下に敷かれた黄色い布をめくって、そこに手をいれて一枚取ってくださいと言われる。
言われるままに一枚取ると、それはインドの神々の大衆宗教画が描かれたカードで、裏には「インド神様占い 〜あなたの神様〜 ドゥルガー」とある。
説明書きを読むと「悪魔退治はおまかせ、戦いの女神」と題して「ドゥルガーが10本腕で手を差し伸べている。あなたの大切な人を離さないように。あなたの幸せは10倍になりそう。」とある。
シヴァ神でも他の神々でもなく、ドゥルガーが出たか。
やっぱり私は何らかの縁があるのだろう。
インドネシア・ジャワ島で畏れ敬われている海の女神ラトゥ・キドゥルといい、私はどういうわけか、荒ぶる女神には縁があるらしい。


他にどういう神様がいるのかということは、おみくじを引いた人間ならば誰でも関心があるだろう。
そこで、ネットで検索してみると、あんまり情報は得られなかった。
ドゥルガーの他に見つかったのは、猿のハヌマンだけだった。
おみくじの中に、当然あると思われる神々は、シヴァ、ヴィシュヌガネーシャ、サラスヴァティー、カーリーなどだろう。
蛇足だが、公式ショップでは「キッコロおみくじ」なるものが販売されているそうだ。

【続く】
19:30 127417


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