今日は新宿へ行ったついでに、ヨドバシカメラへ寄った。
目的は、PC用のスピーカーが欲しかったため。
新宿マルチメディア館では、PC用のスピーカーがたくさん
並んでいて(その数30〜50種類)、ほとんどの機種で、スイッチ切替で視聴できるようになっている。
散々悩んだ挙句、選んだのがBOSEのスピーカーだ。
MediaMateII(メディアメイト2)マルチメディア・スピーカーという製品。
写真ではちょっとわかりずらいが、全面が後方へちょっと傾斜しているデザイン。
前からその存在は知っていたが、改めて聴いてみて、この小さなスピーカーでは信じられないぐらいに低音がよく出ている。
5.7cmフルレンジスピーカー1個しか使っていないのに。
まあ、それがBOSE社独自の技術であるわけだが、それにしてもすごい。
オーディオにちょっと詳しい人ならば知っているだろうが、低音がどれくらい出るかは、基本的にスピーカーの口径によって決まるのだ。
定格出力5W×2というのは、PC用のアンプスピーカーとしては十分だ。
帰宅して、さっそくPCラック上の自作PCのモニターの脇に設置した。
そして、PCにCDを挿入して聞いてみた。
いままで使っていたのが1000円のスピーカーなので、その音の違いは歴然としている。
1000円とはいっても、ヨドバシカメラで、5000円ぐらいまでの価格帯でもっとも音が良いものを選んだ結果なのだ。
このBOSEは、低音の抜けが抜群に良い。
オーディオマニアならば、低音が下品と言っていいくらいに出すぎていると感じるかもしれない。
低音が出るといっても、モコモコ、モヤモヤした音ではなく、抜けがいい。
たしかに、低域があまりにも強調されているので、高音域が出ていないように感じてしまう。
全体のバランスからいうと、中域がちょっと弱いのかもしれない。
ただし、これはPC専用のスピーカーとして使うのにもっとも適した製品として、近接視聴専用に作られた製品なので、一般オーディオ用のスピーカーと比べて云々はおかしいかもしれない。
うるさい玄人たちからすると、BOSEのスピーカーとしてはダメな部類なのかもしれない。
だが、そこから出てくる音は、多くの国産オーディオメーカーの製品とは違って、音楽としてちゃんと成り立っているように思う。
BOSEのスピーカー全体にいえることかもしれないが、人によって好き嫌いがはっきりしているだろう。
長所・短所
欠点を言うと、まず、電源スイッチがない。
これはアメリカ人的発想なのだろう。
アメリカ人たちはきっと、電源を入れっぱなしにしているのではないか。
それとも、もともとACアダプターによる電源なので、電源を切るならば元を切らなければダメということか。
高価だということも、欠点に入るだろう。
ヨドバシでは14,200円だった、安いところだと13,000円程度だという。
ポイントが7000ぐらいあったので、実質は7000円ぐらいしか払っていないが。
PC用スピーカーとしてベストの選択かどうかは判断がむずかしいところだが、少なくとも、PCラックの中で17インチモニターの脇に置けるサイズのスピーカーとしては、これ以上のものはちょっと見つけるのが難しいかもしれない。
というわけで、憧れのBOSEを初めて買ったことになる。
普通のオーディオ用としても、BOSEのスピーカーが欲しくなってきてしまった。
もっとも、その値段で諦めるかもしれないが。
長所のひとつとして、異なる2つの入力系統を併用できること。
ちまたでは、iPodを家で聴くときに接続するのが流行りのようだ。
この場合、PCとiPodの両方に接続して、ミックス用ボリュームコントロールで入力を選択またはミックスする。
この辺はなかなかよくできている。
BOSE独自の技術として、次のようなものがある。
まず、P.A.P回路。これは、音量バランスを自動的にコントロールするもので、日本の住宅事情で、大きな音量で鳴らせない時や深夜でもバランスの良い快適なサウンドが楽しめる。
N.F.S.Eという独自の技術もあって、これは、スピーカーの近くで聴いても自然で豊かな音の広がりを生み出すことができるというもの。
私も買いたいという人がいるかもしれないので、リンクを貼っておく。
定価¥15,540。Amazonでは¥12,800で買える。
それだけの金を出す価値がある製品かというと難しいが、とにかく音を聴いてみてと言うしかない。
BOSE マルチメディア・スピーカー MediaMateII ブラック
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こんどはサウンドボード
いままでPC用のスピーカーとして1000円のもので我慢していたのは、数年前にPCを自作したときに、キーボードやスピーカーまで金が回らなかったためだ。
これでスピーカーはなんとかなったので、次はサウンドボードだ。
なんといっても、今がマザーボードのオンボードのものなので、これを何とかしないといけない。
音の出口をいくらちゃんとしても、肝心の音の入口をなんとかしないと。
狙っているのは、ONKYOのWAVIOブランドのサウンドボード。
このシリーズでは、OUTPUT端子がしっかりしたRCAピンジャックで、さすがにオーディオメーカーのものだけあって、音質を重視した設計になっている。
その点、普通のPCのサウンドカードはヘッドフォンジャックの出力しか備えておらず、いままで伝統的にPCの「音」がいかにないがしろにされてきたかを物語っている。