いま、家内が見ていたTV番組を見ていて、驚いた。
バリ島のトゥガナンという村をレポートしているのだが、ナレーターが、画面に後姿で映っているレポーターを「ユリアティ」と呼んでいた。
ユリヤティといえば、バリ島のティルタ・サリの超有名踊り子ではないか。
…と思っていたら、正面から映って、たしかに彼女らしい。
「らしい」というのは、もう長いこと彼女の顔を見ていないから、すぐには本人とわからなかった。
ティルタ・サリといえば、私がガムラン音楽を習っていたイ・ワヤン・ウィジャ先生が、そのガムラン楽団のリーダーだった。
Googleで「ユリアティ」で検索すれば400件以上ヒットするが、もっと正しい発音である「ユリヤティ」で検索すると、パサール・トッケのページしか出てこない。快感だ(笑)。
インドネシア語では、"ia"の発音は"iy"に変化するのだ。
初めて彼女を撮ったのは、1996年、ジャワ島に住んでいて、初めてバリを訪れたときだった。
あの頃彼女は小学生で、8歳〜10歳ぐらいだったろうか。
画面に映った彼女は、すっかり成長して、美人の女性になっている。
彼女のうちがやっているゲストハウス「ユリヤティ・ハウス」にも泊まったことがある。
http://www.ne.jp/asahi/pasar/tokek/AA/FOTO/PAnakJ2.html
PCの中に上記の写真が残っていたので、拡大版で掲載する。
この写真は一眼レフで撮ったもの。
やっぱりデジカメはまだまだアナログ写真に勝てないかな。
あれから、もう10年たってしまったんだ。
バリでは、いいことも悪いこともいろいろあった。
10年ひとむかし。
バリに何度も行っている家内に話したら、ティルタ・サリもユリヤティの名も知らなかった。
バリといえば、「欲望渦巻く島」といった感じだが、田舎の方だったら、また行ってみたい気がする。