高田馬場・諏訪神社のお祭りから帰宅して、20:00をちょっと過ぎた頃のことだった。
家内が、台所にヤモリが現れたことを告げる。
急いで下まで見に行くと、たしかにヒヌカン(火の神)を祀った窓のガラスにへばりついている。
体調10センチ以上はある大きな守宮(やもり)だ。
ご丁寧にも、ヒヌカンを祀っている真後ろに出てきてくれた。
もっとも、これはいつものパターンだが。
私は今年初めてお目にかかるが、家内は先月も見ているという。
直感的に、息子を諏訪神社へ連れて行ったのを、ヒヌカン(あるいは家の魂)が喜んでいるのだと思った。
ヤモリ、ヘビ、トカゲのような爬虫類(厳密にはヤモリは両生類だが)は、龍神やヒヌカンの神使(かみつかい)として出現することが多い。
だが、Yはヤモリが動き出したとたんに、大泣きしてしまった。
とにかく弱虫で泣き虫なのだ。
たとえ大泣きされても、息子に見せるために現れたのだとしたら、神使の役割を立派に果たしたことになるだろう。
2日後の29日は、Yの2歳の誕生日。
やはり祝福されているようだ。