10/23(日)に茨城県大洗の天妃神社を訪れて掃除をした記事に、乙姫さんがコメントをつけてくれた。
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20051024/tenpi
私が「神使」かどうかと書いていたトンボのことについてだ。
「とんぼって、確か竜何とか、って書きますよね」というのは、恐らくトンボを意味する英単語のことだろう。
そう、蜻蛉(とんぼ)は英語でdragonfly(dragon + fly)という。
昔の英国人は、トンボを見て竜が飛ぶ様を想像したのだろうか。
中国・四国地方にはトウビョウ・トンベ・トンボなどと呼ばれる蛇の憑き物がいる。
このあたりがトンボの語源だとしたら面白い。
実は私は子供の頃、トンボが異常に好きだった。
小学生の頃、クラスの中で特別に絵の才能があるといつも先生が誉めてくれて、PTAで作品を紹介されていたこともある。
その頃にも、よくトンボを描いていたように覚えている。
考えてみると、龍神の遣いとして現れやすい生物には、自然と惹かれるものがあったのかもしれない。
1996年にインドネシアでの仕事から帰国して作ったサイトが「パサール・トッケ」だった。
トッケとは、東南アジアに棲む巨大なヤモリのことだ。
小桜姫に話を戻すと、昨日書いたように、『小桜姫物語』で霊媒に降りた女神が語るところによれば、弟橘媛という女神は、じつは玉依姫の御分霊を受けた方なのだという。
玉依姫というのは実は古代日本では普通名詞的なものだったらしいが、その中でも固有名詞としての「玉依姫」といえば、古事記に出てくる豊玉姫の妹を指す。
参考サイトにあげた玉依姫命のページにもあるように、玉依姫というのは魂が依る姫=つまり巫女=女性シャーマンを意味する言葉なのだ。
弟橘媛さまが本当に玉依姫命の御分霊だとすれば、弟橘媛命も龍宮の女神だということになる。
乙姫さんのトンボに関するコメントを読んで、ハッと思った。
10月23日に天妃神社で掃除をしたときに私の前に現れたトンボたちは、まさに龍の代わりに出現した龍宮の女神の遣いなのだろう。
神社を出てバス停でバスに乗る直前に、私の右肩にとまったトンボは、女神さまが親愛の情を示した結果なのかもしれない。
龍宮の女神のお遣いとして、これ以上にふさわしい生き物があるだろうか。
ところで、乙姫さんはこのブログ初登場だが、以前に『時じくの香の木の実』というサイトをやっていて、その中に『橘につかまった女』というコーナーがある。
HPを見ればわかるように、乙姫さんは信じられないくらいに「橘」に縁がある人なのだ。
その中には、もちろん弟橘媛さまも含まれる。
そこの掲示板に、なんどか書き込みをして乙姫さんとやりとりしたことがある。
そしてつい数日前に、MIXIの某コミュで彼女の書き込みを偶然見つけて、懐かしくてメッセージを出した。
いまは実業家として、また整体師・リフレクソロジスト・足底ボディケアリスト・スピリチュアルカウンセラーなどとしても活躍されている。
ちょうど弟橘媛さまを祀った天妃神社に出逢った直後で、弟橘媛のことをもっと知りたいと思っていたところだった。
これも一つのシンクロニシティー(導き)なのかもしれない。
【参考サイト】
- 時じくの香の木の実
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/5872/ - 時じくの香久の木の実(リラクゼーションスペース)
http://kagunomi.com/blog/ - 玉依姫命
http://www.din.or.jp/~a-kotaro/gods/kamigami/tamayorihime.html - 『小桜姫物語』
http://www.books.x0.com/kozakura/contents.shtml
http://www.paperbirch.com/sakura/ - 日本の龍
http://www004.upp.so-net.ne.jp/thor/FD/FAM/drajap.htm