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カミングヮ―家族を癒す沖縄の正しい家相


カミングヮとは、沖縄で「神の子」という意味がある。
MIXIのある人の日記で、井戸を埋めると霊的に災いがあるという話題があって、そのコメントとして、この本を紹介しておいた。
以前にこのブログで、当然紹介していただろうと思って、検索してみると、見つからなかった。
沖縄で異例のベストセラーになった本だ。
こんな重要な本をいままで紹介していなかったとは…。


カミングヮ―家族を癒す沖縄の正しい家相、長嶺伊佐雄・長嶺哲成・著、ボーダーインク

カミングヮ―家族を癒す沖縄の正しい家相

カミングヮ―家族を癒す沖縄の正しい家相


本の題名を見て「なんだ、家相か」と思った人も、もうちょっとだけ読み進む価値があるかも。
沖縄はご承知の通り中国文化がいろいろ入り込んでいて、風水も盛んだが、この本はそこらへんの家相の本とは趣が異なっている。
この著者二人は親子なのだが、父親の方はカミンチュー(ユタ)のような人なのだ。


私は以前は「家相なんて、なんの根拠があるのか…」と思っていた。
だが、霊能者や沖縄のカミンチューなど、霊的な次元で家相のような法則はたしかにあるのだと主張する人が多い。
宜保愛子さんも、家相の本を書いていた。
そして、やはり家のつくりというのは人間にとってとても重要なことなのだということを、はっきり悟らせてくれたのが、この本だった。
ボーダーインク、沖縄の地方出版社だが、いつもいい本を出す。


著者の長嶺親子の父親の方の長嶺伊佐雄さん(1940年生まれ)は、幼い頃から霊の声を聞いていた。
大人になり、神人(かみんちゅ)たちからは、早くカミンチュの道開きしなさいよと言われていた。
このような人が自分の道を悟らないと、だいたい不幸な目に遭う。
スクラップ工場で働いていて、何度も事故に遭った。
高圧線に触れて手が麻痺したり、プレスの機械から鉄の切れ端が飛んできて右目の下の骨がグシャグシャに砕けたり。
その頃、女の声が聞こえて「お前を殺すことはしない…やるべきことを分かりなさい」と言ったという。
それは、子供の頃からずっと長峰氏に呼びかけていた声だった。


それ以来、その見えない存在に様々なことを教わるようになった。
そして、家相についての知識も学んだ。
病気になる人々や精神的におかしくなっている人々の多くは、家のつくりに問題があるためにそうなっているという。
家というのは人間にとっての母体であり、家の中には床の神、竈の神、トイレの神など、さまざまな神々が住んでいる。
そういう神々にとって居心地がよくない家をつくれば不幸な目に遭うし、また居心地の良い家を建てれば、人間は必ず成功する。


ところで、家の井戸を埋めたら霊的によくないことが起きると言われるが、長嶺氏によれば、人間が掘った井戸ならば、ちゃんとした方法できれいに埋め戻せば問題ないという。
ただし、自然の湧き水などは絶対に埋めてはいけないそうだ。
この本では、井戸を埋めたら妹の喘息が治ったというケースなどが紹介されている。
水まわりというのは非常に重要なようで、たとえば家の東側に井戸があると子供に恵まれないことがあるという。
また、水まわりの上に人は住めないとも言っている。
たしか宜保愛子さんも、川などに近すぎるところにはあまり住まない方が良いと言っていた。
家の中では、水まわりは北西にまとめなければならないという。


家相が悪い家というのは、だいたいそこに住む人に「知らせ」が来る。
たとえば赤ちゃんの夜泣きや、女性の生理痛などとして現れる。
那覇市に住む長嶺氏はその後、病気や家の不幸に悩む多くの人々の相談に乗り、家相によって幸せにしている。
いつか会ってみたい人だ。


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