探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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口ずさんでしまう曲


毎日、花小金井から品川まで通勤中に、道路を歩いていて、ある場所に来ると、毎日のように口ずさんでしまう曲というのがある。
帰り道で花小金井駅で降りてすぐの、多摩湖自転車道に入ってすぐに口ずさむのは、なぜかマイク・オールドフィールドMike Oldfield)の『Five Miles Out』だ。
同名のアルバムに収録されている曲。
歌というか器楽曲というか、分類がむずかしい。
口ずさむというか、正確にいうと声には出さず、頭の中で旋律が流れている状態。
(主旋律だけでなく、伴奏も含めたすべてが)


意識では覚えていないが、ある道のある場所に達すると、無意識レベルで、過去に口ずさんだ音楽が、よみがえるのだ。
そういうことって、誰にもあるのでは?
このへんのメカニズムは、おもしろいものだ。
これを応用すれば、学習として覚えなければならない事柄が、苦労せずにたやすく覚えられるのではないか。


私自身は、とても物覚えが悪い人間だが、歌の歌詞とかだと、比較的簡単に覚えられる。
そのことは、若い頃から気づいていた。
右脳人間だからということもあるのだろうか。
脳の使い方が、非常に大脳右半球に偏った人間だと思う。
そういう人間がソフトウエア開発という仕事をさせられているのは、人間としての全的バランスを取るためなのかもしれない。

スピード・ラーニング

そういえば昔、「学習50倍加速法」というのがあった。
スピード・ラーニングとも呼ばれていた。
たしかヨガの手法を取り入れたもので、ある一定の速度のバロック音楽をバックに流して、たとえば英単語などを一定のテンポで発音する。
そのようなテープを作成して、リラックスした態度でそれを聴くというものだ。
音楽は、バロック音楽でないとダメらしい。
それも、1分間に60拍の、ラルゴあたりのテンポでないといけない。
ちなみに、ネットで「スピード・ラーニング」で検索して出てくるのは、私がいうところのスピードラーニングとは違うもののようだ。
もっとじっくりと探せば見つかるかもしれないが。


音楽の力を借りると記憶力が増強するということには、普遍的なものがあるだろう。
昔から、たとえば長い経典や物語を暗記しなければならない状況のときに、それにリズムをつけたり旋律をつけたりすれば覚えやすくなる。
たとえばアイヌのお婆さんがとてつもなく長いユーカラと呼ばれる叙事詩を記憶できるのも、そこにリズムと旋律があるからだろう。
お経でもそうだ。
音楽というものは、やはり人間の記憶力を増大するために役立つものなのだ。
ユーカラ(Wikipedia)

ガムラン

私の場合、音楽だとすべてに対して物覚えが良くなるかというと、そうでもない。
たとえば以前、インドネシア・ジャワ島で、のべ1年半、ソフトウエア開発の仕事をしていたときから、バリ島ガムラン音楽を習い始めた。
帰国してからは、一時期、日本のバリ・ガムランの楽団に所属したことがある。
だが、鍵板楽器としてのガムランは自分に合わないと思って、やめた。
最大のネックとなっていたのは、旋律が覚えられないということだった。
だが、歌ならばいいのだ。
なぜだかわからないが。
決まりきった旋律を演奏するというのが、大の苦手なのだ。
心の底から湧き出てくるものを、自由に楽器で表現するというのが好きなのだ。


ルバブについては、こちらのページに私の楽器の写真があります。
ちなみに、これは先日息子に皮を破られてしまい、お亡くなりになられました。
http://f.hatena.ne.jp/nmomose/20050714182012


その後、ガムランの方は、バリ・ガムランで使われる唯一の弦楽器であるルバブに転向した。
こちらの方は、自分に合っていると思った。
というのは、ある程度の即興演奏が許されるからだ。
私はいろいろな楽器をやるが、最大の喜びの時といえば、インプロヴィゼイション(アドリブ)をやっているときだろう。


ところで、ガムランの楽器を叩いていると、非常に恍惚状態というか、特殊な精神状態になってくる。
トランス状態に近い状態というか。
それは、必ずしも良いものとは限らないかもしれないが、バリの踊り子たちがトランスに入りやすいうというのは、その音楽にも原因があるらしい。
アルファ波が出やすくなる要素があるのだ。

Mike Oldfield

ここで、マイク・オールドフィールドに話を戻す。
さきほど帰りに『ファイル・マイルズ・アウト』を口ずさんでいて、そのアルバムを聴きたくなった。
帰宅して、CDを探してみるが、ない。
Mike Oldfieldの他のアルバムはたくさんあるのに。
考えてみたら、CDとしては持っていなかったのだった(この程度の記憶力です)。
Amazonで探してみると、日本版はすでに廃盤となっている。
だが、輸入版は1,600円前後で売られている。
マーケットプレイスを見ると、750円前後で米国や英国の輸入版が手に入る。
日本版の中古はもっと高い。
その輸入版の中古を見てみると、安いものは、どういうわけかみんな海外からの出品らしい。
解説文が英語で書かれていて、配送までに1〜2週間のお時間をくださいとある。


海外からの送料を負担して、こんな安い値段で売っても、まだ利益が出るというのか。
つまり、アメリカではそれだけCDの価格が安いということだろう。
だから、中古市場も日本よりも安くなるというわけだ。
裏を返せば、それだけ日本のCDがバカ高いということだ。
これは、ミュージシャンたちがボロ儲けしているわけではなく、その「中間」で儲けている人々がいるということではないか。


Five Miles Out

Five Miles Out


いちばん聴きたいCDがないので、仕方ないのでDVDでも見ようと、ライブ版を取り出した。
『チューブラー・ベルズ 2+3』というもの。
『Tulubar Bells』といっても、映画『エクソシスト』の頃のものではなく、まったく別の曲だ。
『Tubular Bells II』と『Tubular Bells III』のライブが収録されている。
『II』の方は、1992年に英国エジンバラ・キャッスル(城)で行われたライブ。
『III』は、1997年のロンドンのライブだ。
2はクラシック風味があって、3は今風な音作りになっていてカッコイイ音になっている。
幻想的で上品なダンスミュージックという趣。
2つのライブが見れて2,500円は、かなりお得だと思う。



『チューブラー・ベルズ2』を聴きながらPCで作業をしようと思っていたが、手が止まってしまって、「見ながら」ができない。
画面にくぎ付けになってしまう。
マイクがいろんな楽器を駆使して演奏する。
そのバックには、ギターだけで他に4名、キーボードも数名、そして極めつけは、指揮者の存在。
文字通りのオーケストラだ。


マイクがチューブラー・ベルという楽器を叩くところを見て、その奏法が面白いと思った。
ひとつ前に叩いたベルを左手で止めながら、同時に右手に持ったハンマーのようなものでベルを叩くのだ。
ちょうど上に書いたガムランの叩き方とまったく同じなののだ。
チューブラーベルの場合、左手で止めるというのは、正確に書くと、ダンパーペダルという消音のために押すところがあるのだ。
下記ページにその楽器の写真が載っている。
チューブラー・ベル
http://www.sunwardcorp.co.jp/ZUKAN/tub_bells.html


彼の音楽のどこがいいかというと、まず何よりも幻想的で牧歌的なところだ。
どこかの惑星の民族音楽だと言って人に聴かせたら、本気にするかもしれない(?)。
マイク・オールドフィールドなんて興味ないと思っている人も、その音楽のバックグラウンドに「ケルト」があると書いたら、ちょっとは興味をもってくれるだろうか。
彼こそは、ロック音楽(と呼んでいいかどうかわからないけれど)にケルト色を付加したアーティストの走りなのだ。

Mikeの来日公演を見に行った

マイクといえば、来日公演を行ったことがあって、たった1回だけ東京でやったことがある。
その渋谷公会堂でのライブを見に行った。
何年のことだったかまったく覚えていなかったが、ネットで検索すると、1982年5月26日のことだったようだ。
もう24年も前になってしまったか!
歳とったもんだな。^^;
ブログでたまに書いても反応がないのは、マイク・オールドフィールドファンなんて、あんまりいないのかな…。
ちなみに、よしもとばななの『ムーンライトシャドウ』という小説があるけれど、あれはマイク・オールドフィールドの同名の歌を題材にしていることは有名な話。

ムーンライト・シャドウ

ムーンライト・シャドウ


MIXIでコミュがあります。
私と同じ牡牛座生まれで、彼は1953年5月15日生まれだから、歳も3歳しか違わない。
何書きたくて出てきたんだかわかんなくなってきたので、今日はこのへんで。

他に好きなOldfieldのCD

Crisis

Crisis

上に書いた世界的なヒット曲となった『Moonlight Shadow』が入っている。
前半の長い楽曲はロック色が強く電子楽器が活躍する。


Incantations

Incantations

題名は『呪文』の意味。
当初は2枚組のLPとして発売された長編。
ケルト色が濃く出ていて、女声ヴォーカルが活躍する宇宙的民族音楽といった感じ。



Platinum Collection

Platinum Collection

これはまだもっていないが、ほしいもの。
3枚組のベスト版だが、ただのベスト盤とは違って、いままでLPでしかリリースされていなかった曲や、入手困難だったシングル曲が多く入っている。
私が好きな『To France』という美しい曲も、12インチ版ロングバージョンが収められている。


オールドフィールドのアルバムなどの情報は、このサイトが詳しい。↓
http://www.246.ne.jp/~hasegawa/mike/oldfield.htm


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