帰宅して、イスラエル聖地巡礼記の編集を行う。
巡礼記は大きく3部に分け、ベツレヘム、テルアヴィヴ、エルサレムの順に並べることにする。
4回のイスラエル渡航のうち、エルサレムへ行った3回の記録を中心に編集する。
そして、『聖母と聖女−ルルド巡礼の記』と同様の手法で、イエスさまの生涯を綴れ織りのように織り込む。
エルサレム編では、主が歩まれたのと同じルートで記載しようと思う。
これで、骨格はだいたい固まった。
あとは、資料の読み込みと、細部の仕上げ、そしてイエスの生涯の部分を書くこと。
最後のこれが一番の難作業だ。
単なるキリストの生涯の要約であってはいけない。
そこに、人を感動させるものがなければ。
『聖母と聖女』では、私が書いた作品の中でもっとも反響が多く、感動してくれた人が多いようだ。
あくまでも、自分のためでなく、人のために書くのだということを忘れてはならない。
人を霊性に導くための案内役としての巡礼記だ。
【エルサレム旧市街からオリーヴ山を望む】
写真は、エルサレム旧市街の東側のライオン門を出たところから望むオリーブ山。
神殿で礼拝を終えたイスラム教徒たちが家へと帰っていくところ。
私はこのようなイスラエル独特のなだらかな山肌を眺めると、無性に懐かしさを覚える。
とくにベツレヘムの近くに近づいていたときには、その想いが最高潮に達していた。
オリーブ山は、イエスさまが足跡を残した山だ。
マリアの墓の教会、万国民の教会(ゲッセマネ)、マグダラのマリアの教会、主の泣かれた教会、主の祈りの教会、そして昇天教会などの、福音書に示された聖地が、ふもとから山頂にかけて建っている。
復活した後のイエスさまは、この山の頂上から昇天したといわれている。
【ヴィア・ドロローサで、写真を撮ってと言いたげに前に立ちはだかった子供たち】
パッション
MIXI日記のコメントで『パッション』がちょっと話題になったようなので、いくつかリンクを張っておきます。