探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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ファティマの予言と7つの大罪


今日は5月13日。
ファティマの聖母出現があった記念日だ。
いまから89年前の1917年5月13日、ポルトガルのファティマ(ファチマ)という小さな町で、聖母マリアが出現した。
3人の子供たちの前に聖母が現れ、毎月13日に同じ場所へ来るように命じた。
子供たちは聖母マリアに会い続け、婦人から様々なメッセージを託された。
聖母は未来についての3つの予言を行い、「ファティマの予言」と呼ばれるようになった。
3人の子供は、牧童ルチア(ルシア)と、その従兄弟のフランシスコとヤシンタだった。
従兄弟の二人はその後に死亡し、残った一人のルチアは修道女となった。
下に、ファティマの予言にかかわる3つの日付を並べてみる。

  • 1917年5月13日、ファティマの3人の子供たちの前に謎の婦人が出現
  • 1981年5月13日、ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件
  • 2005年2月13日、修道女となったルチア・ドス・サントスが死去


いずれも13日というところが一致しているのが興味深い。
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件については、ニュースで知って覚えている人も多いだろうが、なぜファティマの予言と関係あるのかと思う人もいるだろう。
ファチマの予言のうちの「第三の秘密」と呼ばれる予言は、長く秘密にされてきた。
その内容が、あまりにも衝撃的だからではないかという憶測がされてきた。
最初に第3の予言を知らされたヨハネ23世は、驚きのあまり失心しそうになったという。

ファチマ第三の予言

1981年5月2日、アイルランド航空164便がハイジャックされた。
その時の犯人の要求は「ファチマ第三の予言を公開せよ」というものだった。
犯人は「ローマのトラピスト修道士」だった。
ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件は、その11日後に起きた。
今日でちょうど25年になる。
1981年5月13日、サンピエトロ広場で、イスラム教徒のトルコ人、メフメト・アリ・アジャに銃撃された。
教皇は重症を負ったが、直系9ミリの弾丸が大動脈から数ミリのところで摘出され、命は取りとめた。
その日はファティマの聖母マリア出現の記念日だったため、ヨハネ・パウロ2世は「聖母が弾をそらしてくださった」と語った。
ヨハネパウロニ世は聖母マリアに対する深い信仰心をもっていた。


じつは、ファティマ第三の予言は、ローマ法王の暗殺に関する聖母のメッセージだったのだ。
その内容は、「白装束の聖職者が十字架に向かう途中で銃弾に倒れ、死んだように見えた」という幻影だった。
その予言が、ファティマの聖母出現の記念日に「成就」されたということなのだろう。
2000年5月17日、ヨハネ・パウロ2世の誕生日に、教皇庁はファティマ第三の予言を正式に公開した。

ヨハネ・パウロ2世

ヨハネ・パウロ2世は、すばらしい業績を残した偉大な人物だったと思う。
世界平和と戦争反対への呼びかけ、数々の平和行動の実践、他宗教との対話…。
現代の世界に大きな影響を与えた人だった。


ヨハネ・パウロ2世は、1920年5月17日に生まれた。
5月は、聖母マリアに捧げられた月だといわれる。
私自身も5月5日生まれの牡牛座で、旧暦でいうと3月25日にあたり、これは聖母マリアの受胎告知の祝日とされている日だ。
やはり私もマリアさまにご縁があるのだろうか。

七つの大罪

ファティマでの聖母マリアのメッセージの中には、人類への警告的な内容も含まれていた。
曰く、多くの人々が悪魔によって地獄へ導かれており、七つの大罪などの罪を犯していること。特に肉欲の罪から回心しなければ人は地獄へ行く、等。
七つの大罪(たいざい)または「七つの罪源」とは、「罪そのもの」よりも、キリスト教徒が伝統的に罪に導かれる可能性があるとした欲望や感情のことをいう。
その7つとは、以下のものだ。

  1. 傲慢
  2. 嫉妬
  3. 憤怒
  4. 怠惰
  5. 強欲
  6. 暴食
  7. 色欲


これらすべてを自分から遠ざけるというのは、なかなか難しいものがあるだろう。
七つの大罪から完全に自由な人間など、この世にごくわずかしかいないのではないか。
だが、聖母マリアは、そうなることを人間に望んでいるようだ。
少なくとも、そうなるように努力することは意味あることだろう。



【参考サイト】


ファチマ―巡礼者へのしおり

ファチマ―巡礼者へのしおり

ファチマ奇跡の写真集―聖母マリア最後の大警告

ファチマ奇跡の写真集―聖母マリア最後の大警告


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