まず、おととい書いたこちらの記事をまだ読んでいない人は、さきに読むことをお奨めします。↓
というわけで、その続き。
ちなみに、古代イスラエルと日本文化の共通性については、あのア○フ(旧オ○ム教)も教義としているみたいですね。
そんなことはどうでもいいんですが。
守屋山=モリヤの山と聞いて、「たんなるコジツケじゃないの?」と思う人も多いでしょう。
「それだけ」だったら、私でもそう思います。
でも、いろいろ調べてきた結果としては、それだけではどうも終わりそうにない雰囲気なんですね。
そうでなければ、ここに書きません。
やっぱり自分の先祖のルーツに関係してくることは、いちばん慎重になりますから。
だから、いままであんまり話題にしませんでした。
うちの百瀬家にも、ひょっとしたら古代イスラエル十支族の血が流れているかもしれないという可能性が、ほんのわずかながらあるとすれば尚更です。
でも、『日本の中のユダヤ文化』の例の「75頭の鹿」には、正直言ってショックを受けましたね。
イスラエルのサマリア人たちが、昔は75頭の子羊を犠牲に捧げていたことを読んで。
羊と鹿の違いはあっても、諏訪大社の御頭祭では、かつて75頭の鹿を捧げていたということです。
さきほどネットで調べたら、さらに興味深いことが出てきました。
海外の某サイトで、こういうくだりを見つけました。
「Abraham lived till Isaac was seventy-five years old,」
つまり、アブラハムは息子のイサクが75歳になるまで生きたというのです。
アブラハムとは、神に祝福されたユダヤの最初の預言者です。
そのアブラハムは、75歳のときに、神ヤハウェに「あなたを大いなる国民にする」と祝福され、100歳になったときに嫡子のイサクが生まれました。
そして、そのイサクが犠牲にされそうになって助けられたという話とそっくりなことが、諏訪大社の御頭祭(おんとうさい)で見られるという事実は、何を意味しているのか?
しかも、そこでかつて75頭の鹿が捧げられたというのは、偶然の一致なのか…?
どうも、やはり75という数字がイサク伝承にとって重要なもののようです。
このことは、久保有政さんもまだ知らないかもしれません。
もし古代のエルサレム神殿で、過ぎ越しの祭りのときに75頭の子羊が犠牲に捧げられていたとすれば面白いのですが、そこまではまだわかっていません。
守屋といえば、諏訪大社上社の代々の「神長官」という筆頭神官の家が、守矢氏といいます。
建御名方神が諏訪に入る前に諏訪の地に祀られていたのが漏矢神(もれや/もりやのかみ)で、その守矢氏の祖神とされています。
その守矢家の家紋が、丸に十文字なんですね。
これが十字架から来ているとしたら大変なことになりますが、これはシュメールの古代文字で羊を意味するものだという説もあります。
十字架といえば、あの秦氏の系統の家系で、十字架が隠されたような図案の家紋が多く見られるんですね。
守矢家が祀ってきた、諏訪の先住民の神は「ミシャグジ」とか「ミシャクチ」と呼ばれています。
現在でも、諏訪大社上社の神事の多くは、この神に捧げられています。
おとといの記事で紹介した『諏訪神社 謎の古代史』の著者の清川理一郎氏によれば、この「ミシャクチ」は「ミ+イサク+チ」と分解でき、そこにイサクの名前が入っているそうです。
個人的には、これは語呂合わせ的で、イマイチ説得力に欠けると思います。
諏訪信仰と古代イスラエルとが関係があるとしたら、それはユダヤ教との関係であって、キリスト教的な要素はあまり見られないようです。今のところは。
古代の信濃に十支族が入り込んでいたとしても、それは秦氏とは別系統の人々だったのかもしれません。
「モリヤ」といえば、いまでもユダヤ人の名前に見られます(Moriah)。
ぼくがテルアヴィヴでいつも泊まっていたホテルが「シェラトン・モリヤ・ホテル」でした。
他にも、ユダヤ人の名前には、日本人の名前にあるようなものが多いんですね。
1999年頃から3年間ほどイスラエルに関係した仕事をしていて、多くのユダヤ人と付き合っていました。
日本人は、会話の中で、次の言葉を捜すときなどに「えー」といいますね。
はじめてイスラエルへ研修に行って、講習中に講師が英語で話す言葉の端はしに「エー」と言うのを聞いて、「言い方が日本人とそっくりだな」と一人で和んでました。
日本語とヘブル語(ヘブライ語)の単語にも、意味と読みが似通ったものがたくさんあります。
探せば探すほど、おもしろいほどボロボロと出てきます。
それから、諏訪大社と伊勢神宮…。
この両者には、共通するところが多々あります。
そして、その両方に関係してくるのが、天武天皇。
このことについては、また後日書きたいと思ってます。
関連する書籍
今回の記事に関係してくると思われる最近の本を何冊かあげておきます。
読みたいと思っていて、まだ読んでいませんが。
シルクロード渡来人が建国した日本―秦氏、蘇我氏、藤原氏は西域から来た
シルクロード渡来人が建国した日本―秦氏、蘇我氏、藤原氏は西域から来た
- 作者: 久慈力
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- 発売日: 2005/05
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『日本の中のユダヤ文化』の著者だから、かなり期待がもてそう。仏教の中のユダヤ文化―聖書から見た釈迦の教えと聖徳太子伝説 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
- 作者: 久保有政
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喉から手が出るほど読みたいけど、ちょっと高いな…
- 作者: 宮沢和穂
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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