探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

地震前兆・超常現象研究家の百瀬直也が地震予知・災害・防災・予言などを探求するWeb/ブログ(はてな旧サイト)




体感や夢による地震予知


今朝(2007/03/25日)9時42分頃に能登半島沖で発生したマグニチュード7.3の地震については、この下の記事で書いた通り。
ご不幸が出てしまったようで、ご冥福をお祈りします。
今日の地震に関連して、体感による地震予知について少し書いてみたい。

体感で地震予知をする人々

ネット上で、地震予知の掲示板やブログで、体感による地震予知の試みを行っている人々がいる。
私が体調不良で仕事を休んだ3/19(月)に、同様の体感をしていた人が果たしているだろうか。
そう思って、ネット上を検索してみた。
だが、そういう人のところは、あまり多くヒットしない。
以前から、体感を自分のブログ上で発表している人として、佐藤@刈谷さん(ハンドルネーム)という女性がよく知られている。
その佐藤さんのブログを、久々に覗いてみた。
過去の日記を見ると、3/19に「猛烈な」体感があったようだ。

佐藤@刈谷さんの体感と比較してみる

その日の佐藤@刈谷さんの日記は下記の通り。

上記を見ると、「08:14 下記猛烈!!」として、「【福井−石川−富山】」をあげている。
猛烈な体感があったという意味だ。
佐藤さんは、体感によって、その地震が起きるだろうという地域までブログ上で特定しているのだ。
これを見て、私の体調不良も「体感」だったのではないかと、少し自信を持った。


では、それ以前の地震についてはどうか?
たとえば、2007年3月18日10時25分ごろ、十勝沖でM5.8の発震があった。
私のブログ記事は下記にあるが、ここで書いている通り、地震発生の3日前の3/15に耳鳴りがあり、地震雲も観測していた。↓
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20070318/eq


これに対して、佐藤さんの日記。

これを見ると、「下記猛烈!」として「東北・北海道【千島列島】アリューシャン列島(カムチャッカ含む)」をあげている。
ここでも、佐藤さんと私の体感は一致しているように思われる。


次に、2007/03/09 12:24頃に発生した日本海北部のM6.1では、どうか。
下記の記事にあるように、この地震の前日には、朝から頭痛気味で、胃の調子が悪く、耳圧も感じていた。
では、佐藤さんのこの日の日記は?

この日の佐藤さんの日記の一部を、下記に引用する。

09:23
完全ダウンしています。
(※強烈に意識が遠のきました)
完全ダウンありなので2〜3日国内M6.0±・国外のM6.5以上の強い発震に注意!


やはり、私の体感とシンクロしているのではないかと思われる。
もっとも、不快感の感じ方は違うだろうが。
こういう体感による地震予知の説明原理としては、いつも書いている通りだ。
つまり、地震発生に先立って発生する岩石破壊によって地中にパルス電磁波が生じ、それが地上に伝わって、動物や人間がそれを「体感」として感受するのではないかということ。
このことは、大阪大学の池谷元伺教授が仮説として出していて、その著作に詳しい。
下記の記事で詳しく紹介している。

【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)

【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)


この本でもわかるように、前兆現象としてのパルス電磁波の発生は、M7以上のような大地震の場合、だいたい地震発生の1週間前あたりに一つのピークを迎える。
そして、その次のピークが24時間前、つまり前日だ。
この法則を覚えておけば、自分の体感がその後に発生した地震と関係あるか/ないかについて、かなり判断をしやすくなる。

体感族は人材不足?

体感で地震予知するような人は、「本当に能力がありそうな人」ということで絞り込めば、やはり人材不足の感を否めないのではないか。
もっとも、私が最新の事情を知らないだけなのかもしれないが。
googleなどで検索しても、そのような人々のブログや掲示板が上位に出てこないのは、単に細々とやっているせいなのかもしれない。
とにかく最近は地震予知ばかりにエネルギーを費やしてもいられないので、私自身が十分な情報をもっているとは言えない。


思うに、「地震敏感体質者」というのは、世の中にけっこういるのではないか。
ただ、本人がそれに気づいていない場合が多いだけではないだろうか。
たとえば、電磁波過敏症というのがあって、それの症状を見てみると、地震の前兆として起こり得るものとオーヴァーラップすることが多いのだ。
たとえば、耳鳴り・耳圧、頭痛、吐き気、肩こり、眠気、etc。
私がこのブログでしつこく書いているせいもあって、「そういえば私も…」とコメントやメールなどで表明してくれる人が、次第に現れるようになってきている。


佐藤さんのように、体感をブログや掲示板で逐一発表している人々には頭が下がる思いだ。
だが、私は一生を通じて多忙すぎて地震のことばかりをやっていられないという恨みがある。
佐藤さんからのコメントで思い出したが、私は佐藤さんにブログを開設して体感を発表することを薦めていたのだった。
こういうことを続けていると妨害とか色々あるだろうが、いまも続けていることを知って嬉しく思った。


私の体感が多少なりとも信頼できると思う人(なんていないか)は、このブログのRSSフィードを読むか、またはmixiのマイミクになればブログ更新が即時にわかります。
私の場合、日記(ブログ)購読onlyのマイミクも拒否していないので。

横のつながりが大事

いつも書いているように、いくら私が体感をブログなどで公表したとしても、それを読んでくれる人の数が少なければ、あまり意味がないだろう。
また、一人だけそのような体感があっても、他の人に全然なければ、自信がなくなるというものだ。
そういう意味でも、「地震敏感体質者」の横のつながりを密にするということが大切になってくるだろう。
私はスマトラ島沖地震の発生直後に『プロジェクトE』というグループを立ち上げたが、けっきょくそのような敏感体質の人々が集まらずに、失敗に終わってしまった。
mixiで同様のコミュを作るという手もあるが、年中多忙な人間として管理を続けられるかという問題があったりして、実現に至っていない。

予知

私の場合、今日の地震では、プラス夢予知(?)も伴っていた。
いままでの経験で、地震の夢を見てそれが正夢になったというケースは少ない。
覚えていないだけかもしれないが、あのスマトラ島沖地震の時ぐらいではないか。
あの大地震の発生のぴったり1週間前に、怖い地震の夢を見てうなされて目が覚めたことは、今でも鮮烈な体験として記憶が薄れていない。


今回の場合、夢を見たことを事前に公の場で公表していなかったし家族にも言っていなかったので、疑いをもたれても仕方ないのだが。
ネット上やmixi日記で探してみると、この1週間ほどで地震の夢を見ていたという人が、少しだがいるようだ。
自分の経験からいうと、夢で地震を知らされる場合は「よっぽどのこと」ではないかと思う。
地震の夢と一口にいっても、もちろんフロイト的な解釈をした方が良い夢もあるだろう。
このような大地震予知夢を見た場合、その説明原理として私が考えるのは、予知ではなく「お告げ」ではないかということだ。
つまり、大地震が起きようとしていることを、一生懸命教えてくれようとしている、何らかの存在がいるということが前提になる。


Copyright (C) 2004-2020 Naoya Momose - 百瀬直也. All Rights Reserved. Email