探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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ぼかりす〜Vocaloid謎の新技術?


風邪の方は、昨日仕事を休んで静養したせいで、咳は止まったようだ。
念のため、昨日行けなかったのでかかりつけの医院へ行って薬をもらってきた。
薬局で、いま風邪が流行っていると聞いた。
夏カゼは長引くことが多いので、私のように早めに手を打っておいた方が良いだろう。


今日10:34頃(日本時間)、米アリューシャン列島で推定マグニチュード7.0の地震があった。
東京からの距離はスマトラまでとそう変わらないので、電磁波の影響はないのではないか。
完全に断言はできないが、いまのところはそういう前提で見ている。


他の人々に習って、2日と7日を休みを取って、今日から6連休だ(昨日は休んだので実際は7連休)。


mixiニュースからの話題。
初音ミクの“神調教”が自動で!? 「ぼかりす」に話題騒然」という記事に目がとまった。
ぼかりす」って何だろうと思って、記事を読んでみる。

ぼかりす?what?

初音ミクをはじめとするVocaloidは、指定したメロディーと歌詞を入力すると、合成音声で歌ってくれるYAMAHAのソフトだ。
だが、メロディーをベタ打ちするだけでは不自然に聞こえることもある。
そこで、初音ミクなどを使う人々は、できるだけ自然な歌い方に近づけるために、「調教」と呼ばれる細かいパラメーター調整を行う。
ただ、私は調教という言葉は嫌いなので使わないことにしている。
ミクを「俺の嫁」と呼ぶような人々とそう変わらなくなってしまうようで、イヤなのだ。


ところで、問題の「ぼかりす」という謎の技術。
4/28にニコニコ動画に投稿された『【初音ミク】 PROLOGUE 【ぼかりす】』という動画で流れる歌が、この技術を使ってvocaloid2で自動調整されているという。

ニコニコ動画の問題の投稿

その話題の『PROLOGUE』をニコ動で見つけたので、貼り付けておく。
D


たしかに、ミクの声がなめらかにつながっていて、人間が歌っているかのようだ。
ただ、「ぼかりす」でぐぐって出てくるような、「鳥肌が立つ」とか「たまげて声も出ない」というほどのインパクトは感じない。
普通にうまい調整だろうとは思うが。
だが、これがいわゆる「職人」と呼ばれる人々の「神調教」を経ずに自動的に調整された結果だとしたら、たしかに画期的な技術だと思う。

産業技術総合研究所の研究成果だった

この「ぼかりす」というのは、5月28日に開かれる「第75回音楽情報科学研究会」(神戸市)で、産業技術総合研究所の研究者が発表する予定の「VocaListener」という技術のことらしい。
「vocal」+「listener」の合成語を更に縮めたのが「ぼかりす」であるようだ。
ヴォーカルをリッスンする?
なんとなくわかってきた。
耳コピ」みたいなもんかな。
人間が歌った音声を解析して、Vocaloid2のパラメータを自動生成することができるのかもしれない。


ニコ動の投稿に現れているvocaloid2エディターの画面を見ていると、これを見る限りではベタ打ちとしか思えない。
だが、この画面では隠れているパラメータの部分を微調整しているのだろう。
私のミク処女作である『Kiss・すき・キッス』でも、ミクの調整にはけっこう手間をかけている。
初めての曲にしてはけっこういけたのではないかと思う。↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3151952


『PROLOGUE』を聴くと、声は普通のミク(藤田咲)のものとかなり違っている。
別人が歌っているかのように聞こえる。
普通の女性歌手の歌としてはいいだろうが、かなり違和感を感じる。
藤田咲のキーが普通の女性のものよりもかなり高いということもあるのかもしれないが、パラメータが自動調整された結果でもあるだろう。
ミクの声の魅力がちょっと半減してしまっている嫌いがある。
vocaloid2ではいろんなパラメータがあるが、たとえばジェンダーファクターという値を変えると、ミクの声が男の声のようになったりもするのだ。


下記のブログ記事を見ると、このぼかりすの全貌がわかってくる。


上記記事によれば、VocaListenerは「ユーザ歌唱を真似る歌声合成パラメータを自動推定するシステムの提案」という表題をつけて発表されるという。
発表者は、産総研産業技術総合研究所)の中野倫靖氏と後藤真孝氏の二人。


後藤真孝氏は今まで、音高を高精度に推定するという技術に関連した特許をいくつか出願されていて、そのひとつが「ぼかりす」にかかわりがあるらしい。
これらの特許は、産業技術総合研究所ヤマハ株式会社の共同出願であるという。

Vocaloid3で期待できる?

こうしたことから推測されるのは、YAMAHAが開発するVocaloidの次ヴァージョン(vocaloid3?)では、この「ぼかりす」の技術が取り込まれるのではないかということ。
もしそうだとすれば、今から楽しみだ。


Vocaloid2で個人的に期待しているのは、男声ヴァージョンだ。
初期ヴァージョンであるVocaloidには『KAITO』という男声版の製品があるが、最新のvocaloid2と比較すると歌唱の質的に問題があるので。


さて、今日はこれから『Kiss・すき・キッス』の改訂版の制作に入る。
ギターの音が気に入らないということもあるが、もっと全体的にクリアな音質に仕上げたいと思っている。


Vocaloid Kaito

Vocaloid Kaito


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