昨日の記事で書いた、「6月に山県で大地震がある」という噂について。↓
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20080531/eq
この噂は、やはり地元の人たちは心配なようで、mixiで質問を受けたりしている。
昨日書いたように、これはいろんな情報がゴッチャになって混ざって、口コミやネットで広まっていったものだろうと思う。
だが、山形県で大地震が起きるということが、まったく根拠がないかというと、そうでもない。
琉球大学の木村政昭教授は、新潟中越地震や神戸地震などさまざまな地震を予測していたことで知られる。
琉球の海底遺跡の調査でも先駆的な研究をされた人だ。
この方は、山形周辺の地震の可能性をどのように考えているだろうか。
そう思って、手元にある本を取り出してみる。
『図解 次に来る大地震は○○だ! (目からウロコのさんぶん図解)』という本については、過去の記事で紹介しておいた。
- 『次に来る大地震は○○だ!』
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20060113/kimura
Amazonを見ると、まだ絶版になっていないようだ。
1,050円と手ごろな価格なので、山形県に限らず、自分の地域で大地震が起きる可能性について関心がある方は、一読をお奨めする。
ただ、先日出版されたばかりの新刊があるので、こちらの方を買った方がよいかもしれない。↓
- 作者: 木村政昭
- 出版社/メーカー: 第三文明社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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『次に来る大地震は○○だ!』の「あなたの街で地震が来る可能性」と題した章で、東北地方を見てみる。
すると、軽快すべき地域として「山形沖空白域」というのがある。
2007年±5年に、M7.5の地震が来る可能性が高いというのだ。
ただし、木村理論では地震というものは火山の活動と連動していて、駒ケ岳と鳥海山の活動に注目する必要があるということだ。
いまのところ、この2つの火山には動きがまったくなさそうなので、当面は大丈夫だということだろう。
2007年±5年といっても、可能性が高いというだけで、必ずこの期間に地震が起きるというわけではないので。
5/8の茨城県沖地震も予測されていた!
「山形県」という本題からは逸れるが、木村政昭ホームページで興味深い記述を見つけた。
5/8に起きた茨城県沖M6.8の地震は、『次に来る大地震は○○だ!』で木村教授が指摘していた空白域で発生していたのだ。
詳細は下記ページにある。
第2種B型空白域→2008年5月8-9日の地震は茨城沖空白域で発生
他の地域は?
ちなみに、気になる首都圏の直下型地震だが、その兆候は見られず、当面は大丈夫のようだ。
東海大地震についても、いまのところその兆候はまったく見られないということのようだ。
もっとも、上記の最新刊ではニュアンスが異なっているかもしれない。
私も読まなければならないと思っている。
木村教授のHPは、いつも目が離せないところだ。↓