今日は日曜日の休出の代休を取った。
そして、5/12の四川大地震で犠牲になったチャン族(羌族、Qiangまたは羌岷族、Chiang-Min)について、いろいろ調べていた。
チャン族が古代イスラエル失われた10支族の末裔の可能性が高いことは、いままで何度か書いてきた。↓
- チベット族チャン族=10支族の末裔か?
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20080515/chan
だが、この説はあまりポピュラーでないようで、世界中でネット検索しても、見つかる資料は少ない。
前述の記事では、チャン族が古代中国周辺にいた「羌」と直接つながる民族ではないかもしれないと書いたが、やはり羌族の末裔であるようだ。
そのへんのことは、羌族について現地調査をされてきた愛知大学の松岡正子教授の研究に詳しい(最後の参考サイトを参照)。
チャン族は中国のいくつかの県に分散していて、全体の人口は30万人ほどになるという。
四川大地震で被害にあって廃墟と化し、地図から消えてしまうと下記の記事で書いたチャン族自治県に住んでいたのは、その一部だ。
- 四川大地震〜チャン族自治区が地図から消える!
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20080525/chang
チャン族の顔立ち
参考サイトにあげている「羌族」のサイトの「フォトギャラリー」を見ると、チャン族の容貌は日本人に近い。
「では古代イスラエル10支族の末裔ではないのではないか?」と思う人もいるだろう。
だが、アフリカに渡った10支族の容貌は、はほとんどアフリカ人化している。
また『中国・開封のユダヤ人』で紹介されている、千年ほど前にヨーロッパから中国へ移住したユダヤ人の末裔を見ると、その外貌はほとんど漢民族だ。
このように、現在どういう顔つきをしているかは、2千年以上の間その土地の人々と婚姻を繰り返すうちに変わってくるものなので、あてにならない。
Googleで「羌族」でイメージ検索してみると、チャン族のさまざまな顔を見ることができる。
なかには、いかにも中東の血が混じっているのではないかと思わせる顔も見られる。
それを言うならば、日本でもそうだが。
モンゴルあたりに多い、いわゆる北方モンゴロイド的なのっぺりした顔立ちは、あまり多くない。
ところで、いつも思うことだが、日本人ほどさまざまなタイプの顔が混ざり合っている民族も珍しいのではないか。
自分たちでそう思わないという人が多いとすれば、それは「日本人」という先入観をもって見ているからではないだろうか。
世界の東の果てにある日本という国は、文字通り「民族の吹き溜まり」ではないだろうか。
日本人と近い?
じつは、チャン族と日本人のルーツが、どこかで共通の要素があるかもしれないと思わせることがある。
それは、ネット上で見つけた毎日新聞の記事(2008年5月22日 東京夕刊)だ。↓
上記の記事によれば、チャン族は日本語を聞くと半分ぐらい理解できるだのだという。
つまり、この記事にもあるように、日本語とチャン語に、似たような発音の単語が多いということだろうか。
多少誇張があるとしても、興味深い話だ。
例えば「タタミ」という単語は同じ床を表すという。
だが、チャン族のタタミは木の床で、日本のような畳ではないそうだが。
羌族の宗教でも、日本に似ている要素がある。
天孫降臨神話を持ち、天孫を自任していることや、太陽神、祖先神、山の神、樹木を崇拝すること。
上記の記事で興味深かったことのひとつは、羌族には優れた灌漑技術があったこと。
成都の深井戸は彼らが掘ったものだという。
上記の記事では、こう書いている。
日本にかんがい技術をもたらしたのは5世紀ごろの渡来人集団である。どこかで羌とつながりがあったかもしれない。
上記は、日本に高度な治水技術をもたらした秦氏のことだろうか。
そうだとしたら、当たらずとも遠からずかもしれない。
ちなみに、古代イスラエルでも、高度な治水技術があった。
「羌」(羊と人の合成)という漢字の示すとおり、西方から来た「羊飼い」としての遊牧民であり、その民族に日本人と共通の要素をがある。
このことは、何を意味するのか。
DNAから見たチベット人・日本人・古代イスラエル人
以下に紹介するのは、古代イスラエルと日本の関係について言及するキリスト教関連のサイトだ。
ここでは、DNAの観点から古代イスラエルと日本のつながりを検討している。
上記の系統樹を見ると、まず日本人とチベット人が非常に近い関係にあることがわかる。
ではチャン族はどうなのかと知りたくなってくるが、そんなデータはどこにもないだろう。
上記サイトでは、古代イスラエル10支族がどのようなルートで四川省や日本にやってきたのかを説明している。
これについては長くなるので、後日検討することにしたい。
チベット族とチャン族は、同じ「チベット・ビルマ語族」−「チベット語族」に属している。
狭義のチベット族とチャン族は別々に考えなければならないが、両方とも何かしらの点で日本人とつながりがあるのかもしれない。
チベット族もチャン族も、日本に来て日本人の中に入り込んでも、まったく違和感がないのではないか。
日本人とチベット人は、互いに親近感を持っている場合が少なくないようだが、上記のDNAの系統からしても、「兄弟」のようなものかもしれない。
【参考サイト】
- 中国・青蔵高原東部の少数民族に関する民族学的研究(序章)
http://abc0120.net/report/abc2007042501.html - 羌族
http://members3.jcom.home.ne.jp/qiangzu/ - 早い話が:震源は天孫族の隠れ里=金子秀敏
http://mainichi.jp/select/opinion/kaneko/news/20080522dde012070036000c.html - DNA調査ポイントの青写真
http://www.k2.dion.ne.jp/%7Eyohane/000000sekaiidennsi1.htm
【参考文献】
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