昨日10/25(土)に、横浜中華街へ行ってきた。
この夏に知り合ったペルー人のSと一緒に。
中華街へ
Sは、風水に凝っている。
スペイン語で書かれた風水の本で勉強したらしい。
いま風水は、世界的に大ブームのようだ。
彼女は単なる知識として風水を取り入れているだけではなく、気の流れのようなことは、ある程度体感的にわかるのだろう。
今回ふたりで中華街へ行こうとしたのは、彼女が家に置くための風水グッズを探すため。
「黒い亀」の置物と「赤いフェニックス(鳳凰)の絵」が欲しいというのだ。
媽祖廟
東側の朝陽門から入ってすぐのところにある、『ChinaTown 80(横浜中華街インフォメーションセンター)』で、無料ガイドマップ「横濱中華街街道指南」をもらう。
そして、南門シルクロードにある媽祖廟へお参りする。
いままで何度も紹介しているように、中国の海の女神・媽祖さまが祀られている。
2006年3月17日に開廟され、その5日後に聖地巡礼で行くように指示されたものだった。
500円で線香を買い、媽祖廟の本堂でお祈り。
これを買わないと、本堂に入ることはできない。
はじめて媽祖廟を訪れた時に、強い「神の力」を感じたものだった。
誘導尋問的にならないように、それとなくSに聞いてみる。
やはり媽祖像から強いパワーを感じると、期待した答えが返ってきた。
ふたりで、おみくじを引いてみる。
以前は中国語オンリーだったのが、こんどはPCでプリントされた日本語になっている。
番号があるだけで、「大吉」とか「凶」のようなものは書かれていない。
風水アイテムを探して
媽祖廟の並びで、元町へ抜ける手前にある『龍』という店に入る。
店の前で手相占いをやっているのが目印。
パワーストーンや風水アイテムが揃っている。
中華街の他の店も同様だが、パワーストーンの類は特別に安いわけではない。
シルクロード沿いにあるテーマパーク『横浜大世界』に入る。
3階のフードコートで、昼食をとることに。
『東珍味』の蟹肉入り海鮮チャーハン(780円)と、『羅門』の大粒海老ワンタン麺(650円)を、二人で分けて食べる。
どちらも美味しかった。
昼は軽く済ませたいという場合などに、良いかもしれない。
チャイハネのいくつかの店舗へ入ってみる。
南門シルクロードから蘇州小路に入ったところにあるチャイハネ・デデは、お守りやおまじないグッズなどが揃い、妖しさがいちばん漂っている。
Sが以前から探していた「黒い亀」の置物を、ここでやっと見つけた。
二人で同じものを買い、しばらく自分の「エネルギー」を込めた後で、交換した。
自分の部屋の南側に置くようにと彼女に言われる。
中華街大通りの西の終わりの善隣門を出て、西門通りをちょっと行ったところにあるチャイハネ・アナは、いちばん目立ちにくいところにあるかもしれない。
ここはアフリカや南米の民芸品・アクセサリー・衣料がメインで、他の店舗とちょっと雰囲気が異なる。
ペルー人の彼女にとって懐かしいものがいろいろあって、その意味を説明してくれる。
次に、中国貿易公司1号店へ。
中国商品の輸入商社がやっている店で、さまざまな中国からの輸入品が置いてある。
中華街大通り沿いの、市場通りと交差する角にある。
ここは親切というか商売熱心で、赤い鳳凰の絵が欲しいというと、店内を探してくれた。
あるとしたら切り絵だろうと言っていたが、けっきょくはなかった。
1階と2階には中国から輸入した書籍がたくさんあり、中華街へ来た時にはよく寄っている店だ。
2階には風水アイテムなど、いろいろ面白いものが揃っている。
オンラインショップも充実していて、風水グッズから食品までいろいろ揃っている。
関帝廟の向かいにある横濱バザールに入る。
2階のロルマカッティという店は、ネイティブインディアン関連の品物などがある。
ラピスラズリのペンデュラムをちょっと欲しいと思ったが、次回買うことにする。
1階の風水堂には、風水アイテムやパワーストーンがある。
赤い鳳凰の絵があるかと聞いたら、あるとしたら、この店しかないだろうと、わざわざ別の店を教えてくれた。
天宝堂骨董館というところなのだが、そこに行ってもないだろうとSがいうので、けっきょく行かなかった。
横浜開港150周年
横浜は、2009年6月で開港150周年を迎える。
記念式典やテーマイベントが大々的に催されるようだ。
テーマイベントは「開国・開港Y150(ワイひゃくごじゅう)」といって、1009年4月28日(火)〜9月27日(日)に予定されている(上記はベイサイドエリアの場合で、ヒルサイドエリアでは2009年 7月 4日(土)より開催)。
全貌がイマイチよくわからないが、みなとみらいEXPOの時のような大きなイベントになるようだ。
開港150周年に関連して、横浜の名所のリフォームが進んでいる。
おなじみのマリンタワーは、現在もリフォーム中で、入れない。
横浜人形の家
Sが人形が好きだというので、横浜人形の家へ行ってみることにする。
かつて短期間だが山下町に住んでいたことがあって、あの頃がなつかしい。
中華街まで歩いて5分の、エトワール山下というワンルームマンションに住んでいた。
媽祖廟から歩いて3分ほどのところに、いまでもある。
人形の家も、そこからすぐ近くだった。
ここも開港150周年を前に、約1年間の改修工事が行なわれ、2006年4月にリニューアルオープンいている。
特別展としてティディベア展をやっているが、あまり興味がないというので、常設展のみを見ることに。
人間国宝のような人々の貴重な作品や、昔の日本や世界のからくり人形のようなものがあって、飽きさせない。
人形の家に入る直前に、雨がパラパラと降り出したが、出てみると、すでにやんでいる。
どうもSと一緒にいると、そういうことが起きやすくなるのかもしれない。
とにかく、雨に降られないのだ。
ちなみに彼女も龍が好きだと言っていた。
お互いに、龍神に護られているのだろうか。
白楽天でディナー
18:00を過ぎてちょうど良い時間なので、中華街へ向かう。
白楽天という店を19:00から予約していた。
中華街大通り沿いの、上海路と交差する角にある大きな店だ。
ぐるなびのサイトから予約したところ、禁煙席はないが、良かったら個室をどうぞということで、そうしてもらった。
2,500円以上のコースならば、二人でも個室OKのようだ。
400席もある大きな店だから、こういうことができるのかもしれない。
コースは事前に決めておく必要はない。
19:00より15分ほど早く店に着いたが、名前を言っただけでOKだった。
2階の6畳ほどの和室に通される。
私がヴェジタリアンで肉を食べないこともあり、2,800円の「選べるコース」にした。
多くの料理の選択肢から5品(2人の場合、5〜7人だと6品、8〜10人だと7品)を選べて、他にチャーハンとデザートがつくというコースだ。
芝海老のチリソース、北京ダック、木の実と鶏の炒めなどを注文する。
白楽天といえば中華街屈指の老舗なのだが、意外と知られていないようだ。
どの料理もそれなりの味で、日本人好みにアレンジされていて、ハズレはない。
そういう意味では、「穴場的」かもしれない。
「高級中華料理」と銘打っているが、コースは1,500円から1万円以上と様々で、どれも値段的にリーズナブルだろう。
ただしそれはコースを注文した場合であって、単品で好きなものを食べると、たしかに「高級店」的な値段になるだろう。
店員の対応も、中華街にしては非常に良い方で、気持ちよく食事ができる。
安いコースの客でも、みな笑顔で迎えてくれる。
山下町に住んでいたので、中華街の美味しい店はそれなりに知っているつもりだ。
ほかに、以前からよく利用していた店としては、中国家庭料理の六鳳居、台湾薬膳料理の青葉、中華粥の安記、飲茶の重慶茶樓などがある。
超有名店としては、120年の歴史を誇る聘珍樓は、お金がたっぷりある時(っていつ?)にはまた訪れたいところだ。
風水ブーム
BOOK OFFで買ったDr.コパの風水の本をSにあげたら、喜んでいた。
なぜいま、風水が世界的に流行しているのだろうか。
その理由を、知りたい気がする。
この横浜中華街も、風水の理論によって街が作られている。
具体的には、牌楼(パイロウ、門)の色や形などにそれが現れている。
日本の歴史を知るにも、風水の知識は必須だろう。
そういう意味でも、しばらく探究してみるつもりだ。
【参考サイト】
- 横浜チャイナタウン−マップガイド(通りや門の位置などはこちらを)
http://www.chinatown.or.jp/mapguide/index.html - 媽祖廟
http://www.yokohama-masobyo.jp/jp/index.html - 横浜大世界
http://www.daska.jp/top.html - チャイハネ
http://www.cayhane.net/ - 天宝堂
http://www.tenpodo.com/ - 中国貿易公司オンラインショップ
http://ctrading.co.jp/shop/ - 横浜人形の家
http://www.museum.or.jp/yokohama-doll-museum/ - 横浜開港150周年
http://www.yokohama150.org/y150/ - 横濱海晃150周年(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/me/keiei/kaikou/150/ - 白楽天
http://www.hakurakuten.co.jp/ - 白楽天(ぐるなび)
http://r.gnavi.co.jp/a026900/ - 牌楼(パイロウ)と風水
http://www.chinatown.or.jp/magazine/gate/index.html