探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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新宿ピカデリーと映画『レッドクリフ』


以前に、映画『P.S.アイラブユー』を見に行ったときに、見る映画の候補としてあげた作品。
その『レッドクリフ Part1』を、12/7(日)に、新宿ピカデリーへ見に行った。
前夜にピカデリーのサイトで16:10の回を予約したが、当日行ってみると、すでに満席になっていた。
正解だった。
新宿など人が多い街で、お目当てのレストランや飲み屋へ行って、満席で入れないと不快な思いをする。
それは映画館でも同様だ。

新宿ピカデリー

映画など長いこと劇場へ見に行っていなかった。
この新宿ピカデリーも、ものすごく久しぶりだが、すっかり(良い方に)変わっていた。
新宿3丁目の、靖国通りにある映画館。
2008年7月に改装オープンしたばかりで、「これが映画館?」と思うほど、真っ白で明るいイメージの近代的なビルに変わった。
スクリーン1から10まであって、合計の収容人員は2200名ほど。


近代的な設備だが、その割には、ネットで購入したチケットの受け取り機は、ちょっと問題があった。
予約した時に入力した電話番号を入力したつもりが、エラーとなる。
よく見ると、入力したつもりの数字が入力されていなかった。
タッチパネルの感度が弱いようだ。
このへんは、ちょっとお粗末。


いまネットで調べて知ったのだが、全スクリーンでデジタル映写機を使ったデジタル上映だそうだ。
席は、後ろの方を選んだ。
全席指定で、公式サイト上で、実際に座る座席を指定してチケットを購入できる。
座席が豪華そうな作りで、座り心地が良い。
座席と座席の間のひじ掛けのところに、ポップコーンのトレイを設置できるようになっている。
よく考えられていると、感心する。

レッドクリフ(Red Cliff) Part1』

レッドクリフ』の記事を書くつもりが、すっかり映画館の話題になってしまった。
中国語の原題は『赤壁』といって、三国志を題材にした、1800年前の中国を舞台とした作品。
ジョン・ウー監督による、ハリウッド映画だ。
当初は1作のみの作品の予定だったが、5時間とあまりにも長くなってしまったため、前編・後編に分けたという。
製作費は100億円。
だが、これでも映画製作費歴代ランキングの10位にも入らないようだ。
映画というのは、それだけ制作費をかけても回収できる(こともある?)のだから、すごいものだ。
ベンチャービジネス的な、すごい賭けだろう。


三国志」は、魏・呉・蜀の三国の争覇を著した歴史書であり、また昔からの説話などを取り入れて明代に書かれた白話小説三国志演義)でもある。
映画『レッドクリフ』は、史書の方の「三国志」と小説「三国志演義」の両方からストーリーを取り入れていて、また原作にはない独自のエピソードなども盛り込んでいるという。
まあ史書とはいっても、人間(特に権力側の)が書いた歴史書なんて、どこまで史実か怪しいものだ。


この映画を見て思うのは、とにかくお金がかかっている、ということ。
中国、日本、台湾、韓国から出資額が集まっているという。
エキストラの数は1000人で、200頭の馬が使われているという。
戦場シーンでは、どう考えても兵士が数万人はいるだろうという場面もあるので、1000人でも足りないだろう。
そして海上の戦闘で軍船が集まるシーンでも、数百隻(数千隻?)に見えるが、これなども「ありえな〜い」と思わせるもの。
恐らく、CGでうまくやっているのだろう。
軍船については、2千隻の船団を使ったらしい。
二百隻でなくて、二千隻ですよ。
これだけでも、気の遠くなるような話だ。


それにしても、兵士のエキストラが身にまとっている鎧兜だけでも、かなり膨大な出費だろう。
…などと、ついお金のことばかり考えてしまう映画だ。
まあ、中国での撮影だと人件費は少なく済むのだろうけど。
(でも中国の経済レベルは年々上昇して、中国人の収入も激増しているらしい)
エキストラについては、人民解放軍の兵士も参加協力しているらしい。


私らしくなく、お金の話ばっかりになってしまった。
前述の、エキストラ1000人とか軍船2000隻というのは、下記のasahi.comで、ジョン・ウー監督から直に聞きだしたようなので、たしかなのだろう。


ジョン・ウー監督は、三国志の映画化が長年の夢だったという。
「忠や義に厚い登場人物に子供の頃から引かれ、自分の映画のスタイルに大きな影響を与えている」と語っている。
たしかに、正義感とかヒューマンな部分に感動を覚える。
「歴史的な背景を薄くして、その分、人間性や友情に焦点を当てた物語に共鳴してもらいたかった」と、ジョン・ウー監督は語っている。
やはり、ストーリーの史実性については、あまり期待できないだろう。
私はフィクションというものを好まない人間だが、このへんは所詮、映画は映画だ。


だが、とにかく面白い作品だ。
中国の古代の人名を覚えるのが大変だが、激しいアクションとか壮大なスケールのスペクタクルを見ていると、そういうことも気にならなくなってくる。


Part1の終わりは、ちょっとあっけなく、突然に訪れる。
まあ、2部制にするのは後から決められたものだから、仕方ないか。
ちなみに、Part2は2009年4月に公開予定とか。
もちろん、また見に行きたい。


新宿ピカデリーのビルにはMUJI無印良品)も数フロアーにわたって入っていて、覗いてみた。
シャレた商品が揃っていて、食事前でゆっくり見られなかったが、こんどまた来てみたい。
食品とかも、面白そうなものがいろいろ揃っている。

見たい(or気になる)正月映画たち


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