探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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「モミの木」の野菜チップスと自然食品ネットショップ


この記事は、たんに「美味しいお菓子を見つけた」というので終わりではなく、重要なことを書いているので、最後まで読んでみてください。


先日、近所の100円ショップ「キャンドゥ」で、野菜チップスなる商品を見つけた。
カボチャ、ニンジン、サツマイモ、ジャガイモ、その他の季節の野菜をうす切りして揚げたものだ。
ヘルシーそうなので、買ってみた。
「なんでこんなに安いんだろう?」と疑問を持ちつつ。
60gも入って、100円だ。
ポテトチップスのような軽いお菓子だから、60gといってもけっこうな量がある。


食べてみて、疑問は解けた。
包装の袋の裏面にも書かれていた。
「お徳用の商品の為、細かいこわれ品が入っています」と。
なるほど、本来の商品は、もっと高いのだろう。
クズを集めたものだから、これだけ量が多いものを100円ショップへ流せると。

味に感動

食べてみると、その美味しさに感動。
カボチャ、ニンジン、サツマイモとか、野菜そのものがもつ甘みが出て、それと塩味のコンビネーションが良い。
私は、美味しいものを食べると、裏面の栄養成分などを眺める癖がある。
(…と、最初の奥さんに指摘されていた)
袋には、「真空フライ製法にて、素材の栄養素を残しました」と書かれている。
真空フライ製法というものによって、素材の色や栄養素を失わないようにできるらしい。


(株)モミの木とは、山形県のメーカーのようだ。
野菜嫌いな子供たちのおやつに最適だろう。
大人でも、野菜不足の人々には良いおやつになる。
お徳用という特殊な商品だから、常に100円ショップで出回るわけではないだろう。


ネット上で、私が買ったまさにその「野菜チップ」を紹介しているWebページを見つけた。

モンドセレクションを受賞

モミの木のサイトによると、りんごチップと野菜チップが、第39回世界食品コンテスト(モンドセレクション)で、味・品質とも最高として 栄えあるゴールドメダル(金賞)を受賞したとある。
さらにネットで調べてみると、2000年のモンドセレクションで、りんごチップが最高位のグランドゴールドメダル、野菜チップがゴールドメダルを受賞したようだ。

モンドセレクションとは

ところで、お菓子のパッケージに「モンドセレクション受賞」と書かれている商品をけっこう見かける。
「日本のメーカーが、そんなにたくさん受賞できるもんなのか」という疑問が生じる。
そこで、ぐぐってみると、さすがWikipedia、ちゃんと項目ができていた。
これを読んでみて、謎が氷解。


なぁんだ、そういうことか。
世界的にはあまり知名度がないベルギーのコンテストなのに、日本のメーカーが毎年たくさん出品する。
モンドという語感から、フランスの著名なコンテストなのだろうと勝手に思い込んでいた。
審査基準は絶対評価であって、他者との競争ではないから、一定以上の得点を得れば、賞がもらえる。


その基準は非公開だが、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」といった厳しい審査項目があるようだ。
それを点数化して、総合得点が95点以上だと特別金賞(グランドゴールドメダル)、85点以上で金賞(ゴールドメダル)が授与される。


審査対象品の半分ぐらいが日本メーカーの出品で、そのうちの8割ほどが何らかの賞を受賞しているそうだ。
最高の特別金賞は、毎年50〜100点の日本製品に与えられているという。
その認証を受けた日本の企業の大半は、地方の中小企業だという。
審査料としてお金がかかるけれど、「ハク」をつけたいから、みんな競って出すのだろう。

大手メーカーの商品は安全か?

逆に、大企業の製品は、出品してもほとんど入賞しないらしい。
利益優先で保存料等が使用されていることが多いため、申請しても高い点数を取れないようだ。
その点だけを考えてみれば、モンドセレクションに入賞するということは、良心的な食品メーカーとしての「勲章」みたいなものかもしれない。


みなさん、そこのところをよく考えてみてください。
特に、「賢い消費者」のみなさんに強く訴えたい。
「有名メーカーの商品だから安心だ」と思って買っていませんか?
じつは、逆かもしれないんです。
大量生産で儲け中心主義になると、体によくない添加物とかどっさり入れるようになってしまう。
これは、お菓子に限らず、いろんな商品について言えることです。


たとえばパンにしても、欧米では日本のヤ○ザキのような大手メーカーが大量生産したりしない。
日本では、白砂糖や食品添加物をたっぷり使った体によくないパンを食べさせられることになる。
それが当たり前のようになってしまって、誰も疑問をもたない。
大工場で生産した商品を流通経路を経て全国へ配送すると、どうしても長持ちさせるために添加物をたくさん使わなければならなくなってくる。


かといって、近所のベーカリーがつくったパンが「安全」かというと、そうでもないかもしれない。
というのも、そういう店でも、じつは大手メーカーがつくったパン種を使ったりしているようだから。
やっぱり自然食品店で売られているパンや、家のホームベーカリーでつくったパンがいちばん安全ということになる。


蛇足だが、日本のパンは本来のパンとは似て非なるものだと思う。
柔らかすぎて、甘すぎて、得体の知れないものだ。
食パンを買ってきて、ナイフで切ろうとすると、ペッチャンコに潰れてしまう。
「なんだこりゃ?」と思ってしまう。
食パンを買っているつもりが、じつは空気を買っているようなものだ。
やっぱり天然酵母を使って中身がぎっしり詰まって焼かれたパンが、歯ごたえがあって本当に美味しいと思う。
精製された麦を使ったパンも、甘いものと同様に低血糖の原因となることを知ったので、尚更そういうものは食べたくなくなってくる。

サンショップ

この野菜チップスをつくっているモミの木のような良心的なメーカーを応援したいものだ。
たとえば、下記のようなマクロビオティックと自然食品専門のネットショップでも、このメーカーの商品を販売している。


このネットショップ、いいところを見つけたかもしれない。
というか、なぜ私が今まで知らなかったんだろう?^^;
いや、以前に見ていたけれど、忘れているだけかもしれない。
店のポリシーみたいなことを書いているページがないか、探してみると、あった。↓


曰く…

サンショップは「安全で美味しい食品」をテーマに、昔ながらの製法にこだわったお塩・味噌・醤油などの調味料類。合成食品添加物などを使用していないカレー・シチュー・スパゲティーなどの加工食品。 安全で美味しいお菓子類。天然のワカ メ・ひじき・海苔などの海産物・環境を考えた無添加石けん。その他、安全で美味しい食品の販売、宅配を行っています。


サンショップは、昭和63年に、自然食品、マクロビオティック食品の専門店としてオープン。
そして12年前に、インターネットホームページを開設。
現在では取り扱い商品点数は2,300点以上に上るという。
「安全で美味しい商品」だけを厳選して扱っているとある。
近所に自然食品店がないので、これから利用してみたい。



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