先日、近所のスーパー(花小金井駅前のいなげや)で、『力の実』というのを見つけて買ってみた。
ナッツ類と木の実を何種類か袋詰めにしたものだ。
金鶴食品製菓というメーカーの製品だが、その組み合わせが気に入った。
かぼちゃの種、ブルーベリー、松の実、クコ、ひまわりの種の5種類がミックスされている。
いかにも力がつきそうな、「仙人食」という感じだ。
実際、この中の松の実やクコは、中国の仙人たちが常食としていたものだ。
これに、たとえば胡桃(クルミ)などを加えれば、もっと仙人的な食べ物になる。
非常に栄養価が高いため、トップアスリートたちが常備食として愛用しているという。
中でも味覚的にいちばん美味しいと思うものは、ひまわりの種だ。
種がこんなに美味しいものだったというのは、再認識させられた。
その次に好きなのは、松の実だ。
どちらも、いままであまり食べたことがなかった。
『力の実』の価格は、私が最初に買ったスーパーでは、65g入りで260円〜280円ぐらいだった。
その後に買った通販サイトでは、250g入りで1,000円(送料込み)だった。
単体で買った方が良いか
『力の実』では、いちばん美味なひまわりの種と松の実の割合が少ない。
また、ミックスされていても、実際には種類毎に集めて食べたりする。
なので、いちばん良いのは、ミックスでなく個々に買って一緒に食べることだろう。
いろんな通販サイトで、値段を比較して、安いところを調べてみた。
100gとかではなく、やはりある程度まとまった量で買った方が安くなる。
松の実は、500gで1,700円(送料込み)ぐらい。
クルミは、300gで800円(送料込み)ぐらい。
いずれも下記のサイトで。
- アメ横大津屋スパイス・豆の専門店(楽天)
http://www.rakuten.co.jp/uenoohtsuya/
ひまわりの種は、下記サイトで380gで1,000円ぐらい(送料込み)
その他に、私が注目しているのは「けしの実」だが、これはまだ単体として食べたことがない。
ナッツ類にしては珍しく、リンよりもカルシウムの量が多いのが良い。
ナッツ類を食べる時の注意
種実類(ナッツや種)は、注意が必要な点がある。
まず一つには、消化が良くないので、一度に大量に食べないことだ。
毎日少しずつ食べていくことにしたい。
私は20g〜30gを目安にしている。
どれもみな美味しいものなので、つい手が止まらなくなって食べ過ぎてしまう。
美味しいと感じるのは、やはり種実類はアミノ酸が豊富だからだろう。
また、種実類はリンが多いので、カルシウム不足に注意しなければならない。
人間の体内ではカルシウムとリンが1対1であることが望ましい。
このバランスが大きく崩れて、リンの摂取が過剰になると、カルシウムの吸収を防いでしまう。
日本はカルシウムが少ない土壌だ。
それに加えて、現代われわれが口にする加工食品のほとんどは添加物などでリン酸が多く含まれる。
そのため、「普通の食事」をしていれば、リンが過剰になってしまうのだ。
一般に、野菜はカルシウムが多く、肉類、魚(骨を一緒に食べられないもの)、果物、種実類などはリンが多い。
特に肉類はリンが異常に多いので要注意だ。
ナッツや種類も、食べるときには必ずカルシウムを補うものを一緒に食べることにしたい。
特に私のようなヴェジタリアンは、栄養に関する十分な知識をもたなければならない。
そうでなければ、健康を損ねるだけでなく、場合によっては精神的に不安定になったりもするので。
ナッツ類に目をつけたのは、低血糖症を改善する食品として優れているからだ。
その意味で特にお奨めなのが、ひまわりの種、ゴマ、ピーナッツだ。
ピーナッツは安いけれど、意外なことにアーモンドやカシューナッツ等よりも良質のアミノ酸の量が多いのだ。
種実類は、特にヴェジタリアンな人々がアミノ酸やビタミンやミネラルを補うには、必須となる食品かもしれない。
植物の種は、生命力の源が詰まっている。
気を補うという点でも、植物から命をいただくというつもりで食したいものだ。