探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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百瀬が経験した「神使」(かみつかい)歴代ベスト10


いままで聖地巡礼を行ってきた中で、何度か不思議な「神使」(神使い)が現れた。
神使について書くと反響が大きく、またいろいろと質問をされたりもする。
そこで、私が知る限りの情報をここにまとめてみたい。
それだけでは面白くないので、その「不思議度」によってベスト10を選び、ランキングを付けてみることにする。
 

(1)バリ島の海岸に現れた金色の蛇(パラントゥリティス) 1997/04/07(月)

かつてのジャワ人の恋人Dと、バリ島とジャワ島を旅した時のことだった。
バリ島サヌールのホテル、グランドバリビーチのコテージ2401号室でお祈りをした。
ジャワ島で畏れ敬われる女神ラトゥ・キドゥルに捧げられた一室だ。
その後ホテル前の海岸を二人で歩いていた時だった。
前方に、体長5〜60センチほど、太さ1センチほどの金色に輝く細い胴体のヘビが佇んでいた。
二人を見るなり、海の方へとすごいスピードで去って行った。


神使というよりも、「女神さまの化身ではないか?」と思ったものだった。
というのは、この女神は蛇に身を変えて現れることもあると信じられているからだ。
女神とご縁ができた印だろうか。
「南海の女王」ラトゥ・キドゥルには龍宮伝説に類似した部分があり、龍神系の海の女神と思われる。
この話で重要なことは、たんに海岸で蛇を見たというだけでは、それが神使とは限らないということだ。
付随する「意味のある一致」があってこそ、神使と断定することにしている。
いちいち書かないが、以降も同様だ。


では、この件の場合の「意味のある一致」とは何だろうか?
蛇が現れた前日、ホテルの女神さまの部屋で、彼女と二人でインドネシアの平和を祈願した。
そして、バリの僧侶であり霊能者であるマンクゥ・ウィリャ氏によって、私がインドネシアと日本を結ぶ「女神の使者」になるように女神に請われていることを知った。
そういう経緯があってこその、蛇の出現なのだ。
詳しいことは、下記のノンフィクション作品で書いている。
【注意】この作品をいったん読み始めると、富士の樹海のように妖しい世界から出られなくなる恐れあり(?)。


このホテルの「バリビーチの怪」は、バリ島の「リピーター」ならば知らない人はいないだろう。
日本のTV番組で紹介されたこともある有名な話だ。
その国営ホテルで、ある霊能者を通じて女神が部屋を所望していたのにかかわらず、聞かなかったので、見せしめとしてホテルが火災で全焼した。
女神さまによる神業だから、もちろん不幸は出なかった。
ちなみに、所望されていた328号室は、故スカルノ大統領がよく滞在したスイートだった。
※スカルノ大統領もスハルト大統領も、この女神を深く信仰していた。
だが、女神が所望していたその部屋だけは、まったく焼けずに残った。
ホテル側は観念して、その後328号室と2401号室は開かずの部屋として、女神に捧げられることとなった。
ラトゥ・キドゥルルについては、私が作った下記のページにすべて書いてある。

 

(2)出迎えと見送りのトカゲと蛇(籠神社・真名井神社) 2002/05/03(金)

結婚前の先妻と一緒に、GWに京都と丹後を旅した。
おそらくこれが、ダウジングによる指示によって聖地巡礼をした初めてのことだったと思う。
2日目に、二人で京都から丹後へ向かった。
目的地は、天橋立(あまのはしだて)と、元伊勢・籠神社、そしてその奥宮である真名井神社だ。
レンタサイクルを借りて、まず天橋立を走っていたときだった。
前方に体長20cmほどの大きなトカゲが現れて、二人の前を横切っていった。


籠神社にお参りした後で、山道を少し上って真名井神社へ。
お祈りが終わり、神社を出て100mほど歩いたときのことだった。
二人の前方1mほどのところに、蛇が出現して、サササッと茂みの中へ入っていった。
細長い、白っぽい色をした蛇だった。
トカゲにしても蛇にしても、彼女と二人でいるときには、なぜか彼女が「神使」を見つけるのだ。
いつも見つけられない私は、彼女から「視野が狭い」と言われていた。
あのトカゲと蛇は、籠神社と真名井神社の神さまの出迎えと見送りだったのだろうか?
それは、ちょうど誕生日の2日前のことだった。

 

(3)祈りを見届けたトカゲ(東霧島神社)2005/08/11

2005年夏には、初めて九州を聖地巡礼した。
この時のことは、まとまった形で記録に残していない。
この九州巡礼では、なんと4回もトカゲの神使が現れた。


ある日、鹿児島県・霧島にある霧島東神社を巡礼した。
御祭神は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)。
その翌日にも、お水をいただきに再度訪れた。
この朝には正式にお参りするつもりはなかったが、水神さまにお祈りしたときに「参れ」という声が聞えた気がして、一人で拝殿まで登った。
すると、拝殿前の石段に、体長15〜20センチほどのトカゲが出現。
お祈りする私の顔をジーッと見上げて、まるでお祈りが終わるのを見届けているかのようだった。


お祈りが終わると、それを見届けたかのような絶妙なタイミングで、スーッと後方へ走っていき、どこかへ消えた。
お祈りしているところを神使に「監視?」されたというのは、後にも先にもこれが一度だけだった。
このようなシチュエイションの場合は、間違いなく神の遣いだろうと判断できるのだ。
後日、江原啓之さんの『スピリチュアル・サンクチュアリ』を読んで知ったことだが、この神社で江原さんにも蛇が出現したという。

江原啓之神紀行4 九州・沖縄 (スピリチュアル・サンクチュアリシリーズ)

江原啓之神紀行4 九州・沖縄 (スピリチュアル・サンクチュアリシリーズ)

 

(4)カニの訴え?(弟橘比売神社)

このベスト10に3回も登場するのが、弟橘比賣(おとたちばなひめ)神社だ。
オトタチバナヒメさまと、それ以前に祀られていた中国の媽祖さまという2柱の海の女神とは、ただならぬご縁があるのだろう。
茨城県大洗にあるこの神社を、初めて訪れた時のことだった。
なんと、境内にカニさんが現れたのだ。
海辺や川辺に建つ神社ならば話はわかるが、高い階段を登った丘の上なのだ。
呆気に取られて、しばらくカニを眺めていた。

 

その後にダウジングで伺ったりしてわかってきたことは、あまりにも荒れ果てた神社をなんとかしてほしいという、女神さまの訴えだったのだ。
そのため、私は何度か神社に足を運んで掃除をし、立派な社殿になりますようにと祈ってきた。
その祈りが届いたのかどうかわからないが、その後に社殿改修の工事が始まり、女神さまの御意思は3年後に見事に成就された。
その完成を見届けたのは、つい1ヶ月ほど前のことだった。↓

 

(5)肩に停まったトンボ(弟橘比売神社) 2005/10/23(日)

続いて同じく弟橘比賣神社でのこと。
この日には、何度目かの掃除をした。
まず境内で休憩中に、枯葉の上にトンボが停まっていた。
これは神使かどうかわからない。


掃除が終わり、神社を出てバス停に立っていた時のことだった。
女神さまのことを考えていた。
「オトタチバナ…この神名は、龍宮乙姫と関係あるのだろうか…」
そこへ、前方から赤トンボが一匹飛んできた。
眺めていると、なんと私の右肩にとまった。
清掃のお礼のために現れたのだろうか?
それとも、私の疑問への答え(YES)ということなのだろうか。


この日は、弟橘比賣神社が鎮座する天妃山が、赤とんぼの大群で一杯になっていた。
これは偶然かもしれないが、赤とんぼにしても赤いカニにしても、オトタチバナヒメさまは赤い神使がお好きなのかもしれない。

◎【追記】2014/07/12

いま考えてみると、オトタチバナヒメさまの最大の「悲しみ」とは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波で多くの人々が亡くなったことだったのではないかと考えている。
海を司る女神として、6年後に起きるとわかっていた大惨事に耐えられなかったのではないか。
確信ではないが、そう考えると、いろいろな謎が解けてくるように思うのだ。

(6)トランスとトカゲ(長崎・若草町、八幡神社) 2008/08/11(月)

昨年夏の、長崎聖地巡礼の時のことだ。
長崎の原爆や島原の乱で亡くなった人々の慰霊の祈りで、辛い旅だった。
原爆犠牲者の慰霊のために、長崎巡礼の最後の巡礼地として指示された神社だった。
爆心地から近く、多くの不幸が出てしまったところだ。
お祈りをしていて、半分トランス状態に入っていた。


祈りが終わり、境内を出て石段を降りる時だった。
前方に大きなトカゲが佇んでいいた。
私を見ると、ササッと左の茂みへ入っていった。
写真を撮る暇はなかった。
まだ完全に意識が戻っていなくボーッとしていた時のことだった。
どういう意味があるのかわからないが、長崎巡礼の最後に、何らかのメッセージをもって現れた神使だったのではないか。
私の祈りで、少しでも天へ上げられた魂があったら嬉しいのだが。

(7)予感的中で現れたトカゲ(春日大社) 2007/04/30

GWに家族で訪れた京都・奈良聖地巡礼の時だった。
奈良の春日大社で、先妻がトカゲを見つけて、教えてくれた。
境内を出てからビデオを撮りに再度入ると、再度現れてビデオに収めた。
本当に神使ならば、再度出現してくれるだろうという「直観」があったのだ。


予測どおり、トカゲは現れてくれた。
古札を納めるところの下から顔をのぞかせていた。


神使が現れたのに、なぜか私はおみくじで「凶」をいただいた。
先妻と息子は大吉だったのに。
果たして、歓迎されていたのか、いないのか?


この時の神使は、私がビデオカメラに収めることができた唯一の例だ。
ビデオを撮ることができたというよりは、ビデオに撮るまで待っていただいていたということか。

 

(8)瀕死のトンボの訴え(弟橘比売神社) 2005/11/20(日)

これも大洗の弟橘比賣神社でのこと。
前述のトンボが肩に停まった日から1ヶ月後のことだった。
境内で掃除を終えたときに、参道の上に瀕死のトンボが横たわっているのを見つけた。
さきほど掃いたばかりのところに飛べないトンボが突然出現したというのは、不思議なことかもしれない。


何か女神さまが悲痛な訴えがあるのではないかと思ったものだった。
神社修復の願いのためだろうか?
その意味するところは、確実にはわからない。
女神さまが、何か悲しむことがあるのではないかと思ったものだった。
1ヶ月前にも、掃除中にトンボが現れた。
同じ日に、大洗磯前神社でも、階段のてすりにトンボが停まった。

 

(9)2回現れたトカゲ(狭野神社) 2005/08/11

これは、前述の九州聖地巡礼の4回のうちの2回のトカゲ目撃にあたる。
狭野(さの)神社は、主祭神として神日本磐余彦(カムヤマトイワレヒコ)天皇(神武天皇)をお祀りしている。
神社に入る前と出るときに2回、鳥居の礎石の上に現れた。
ずっとそこに佇んで待っていたわけではないだろう。
出迎えと見送りをしてくれたのだろうか?

(10)肩に停まったカマキリ(寒川神社) 2006/09/30

寒川神社は、神奈川県の方位除けで知られる大きな神社だ。
お祈りが終わり、境内の土産物屋の前のベンチに腰掛けた。
そのとたんに、私の左肩の上に体長5〜6センチの茶色いカマキリが停まった。
カマキリは5秒後に飛び去った。
御祭神は寒川比古(サムカワヒコ)と寒川比売(サムカワヒメ)。
これは確信はもてず、神使だとしても、現れた意味は不明だ。


古代ギリシャの頃から、カマキリには神秘的な力があると信じられていた。
イスラム教では、カマキリがメッカの方向を向いて祈っていると考えられていた。
アフリカのブッシュマンの伝説では、カマキリはこの世に現れた最初のブッシュマンだった。
ユング的な意味での象徴として登場することもある。
メスのカマキリは、時として不要になったオスを食べてしまう。
夫を食い物にする妻の象徴として扱われたりする?
アフリカ・ジンバブエのバントゥー族には、カマキリを祖神とする神話がある。
この虫が家に入ってくると、先祖神が訪ねて来たと信じて丁重に扱ったという。
つまりカマキリ・トーテムだ。
日本では、どちらかというと嫌われ者的要素が強い。
いずれにしても、神社で肩の上にカマキリが停まるというのは、尋常なことではないだろう。

 

選考漏れ?

この他にも、あまり確信はもてないが、神使かもしれないという例がある。
ごく最近では、1週間前の北九州聖地巡礼でのことだった。
大分県・宇佐神宮(宇佐八幡)の近くにある、100体の隼人の首を祀った百体社でのこと。
大和との戦いで亡くなった隼人族の慰霊の祈りをしていた。
その時、一陣の風が吹いてきた。
私の巡礼では、深い祈りに入っているときに、よく起きることだ。
同時に、私のすぐ後方1mほどのところを、バサバサッと大きな音を立てて、鳥が飛んでいった。
後で見ると、カラスだった。
あれは、神さまが祈りを聞き入れたということなのだろうか。
かなり覚悟を決めての巡礼だったが、当初思っていたほど悪い感じはしなかった。


次の話は、「不思議度」ではベスト10に入れるべきかもしれない。
インドネシア・ジャワ島の中部ジャワには、パラントゥリティスという海岸がある。
例のジャワの海の女神、ラトゥ・キドゥルの伝説がある聖地だ。
後に先妻になる彼女と二人で、その海岸を歩いていたときのことだった。
海岸にいたつがいのアヒルのうちの一羽が、突然私に向かって突進してきた。
そして、そのアヒルは私の左足をガブリと噛み付いた。


女神さまと「契約」を結んだ男が女などを連れてきたので、女神さまが「嫉妬」されたのだろうか。
女神が祀られた日本の神社の多くでも、カップルでお参りすると別れるとか言われる。
面白いことに、インドネシアでも同様の噂がある。
グヌン・ラウゥ(ラウゥ山)の森だ。
当時の恋人Dは、行きたくないと言った。
不思議なことなら何でも信じてしまう子だったが、強い霊感をもっていた。
カミソリの刃を食べてしまった時には、さすがに仰天したものだった。
彼女の不思議な超能力については、前述の作品で書いている。↓

 

龍神系の神使

南九州は「龍神系」の神々が多い。
神武天皇系は龍神系なのか?
海神系とのつながりか?
全体的に見ると、私の場合はトカゲとトンボが現れることが多いようだ。
トンボが龍神と結びつくことは、ブログのコメントで指摘されて気がついた。
英語では「dragonfly(=飛龍)」と呼ぶではないか。
ちなみに私は子供の頃にトンボが大好きで、よくトンボの絵を描いて先生に褒められていた。


一般的には、爬虫類や両生類(ヤモリなど)は、龍神の遣いが多いのではないかと思う。
またカニやエビは、蛇のように脱皮をするので、これも龍神の遣いと信じられることがある(たとえばインドネシアなどで)。
ヤモリは、うちで台所や部屋の中によく現れる。
これも、私が諏訪大明神さまなど龍神系の神々と深いつながりがあるせいだと思う。


霊的次元では、うちには大蛇が棲んでいるようだ。
そういう夢を見たことがある。
本当だとしたら、うちの「主」なのかもしれない。
また、家の中で小さな蛇やトカゲがそのへんを這い回っているような「気がする」(霊視?)こともある。
家でヒヌカンと神棚を建てる予定でいて、なかなか実行しなかった頃に、沖縄のシャーマンの人から「台所で龍が3匹暴れている」と言われたこともある。


わたしが聖地巡礼で頻繁に雨を避けることができるのも、龍神の恩恵を賜っているのではないかと密かに考えている。
これについては、いつか「雨に降られない不思議ベスト10」でも書いてみることにしたい。

神使が現れる条件

たんに神社仏閣でカラスなどの鳥や虫が現れたからといって、神使と断定はできない。
客観的かつ冷静な判断力が必要となる。
どういう時に、神使は出現するのだろうか。


自分の経験からいうと、次のような場合だろう。

  • 自分と神々との縁があるとき、それを知らせるために現れる。
  • 神仏の系統(龍神系など)によって、神使が現れやすかったりする。出雲系の神々を祀った神社は不思議現象が起きやすいかもしれない。ヘビ、トカゲ、トンボ、カニなどは龍神系(龍宮系)の神の遣いであることが多い。
  • 本人の霊力や霊感の有無によって、現れたり現れなかったりするものかもしれない。
  • 非個人的な祈りをしたなどによって、神さまに評価されることがある?
  • 何かの「お知らせ」があるとき。良いお知らせとは限らない。


何度も書くが、たんに神社仏閣に小動物や虫がいたからといって、それが必ずしも神使とは限らない。
「私の場合はどうでしょうか?」と、頻繁に尋ねられるので。
たんに個人的な願い事を祈りに行っただけでは、神使はなかなか現れてはくれないかもしれない。
現れるべき「必然性」がないと。
私の場合も多いように思われるかもしれないが、いままで世界・日本各地を400ヶ所ほど聖地巡礼してきて、その内の20〜30回かそこらに過ぎないのだ。


なぜ私の前には神使が現れるのか?
不思議大好きな人間だということを知ってのことだろうか。
いずれにしても、いろんな神使が出てくるのは、聖地巡礼の密かな楽しみではある。


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