探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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地球の歩き方


先日、『地球の歩き方 D25 インドネシア 2008〜2009年版』を久々に買った。
インドネシア渡航暦に8年もブランクが空いてしまうと、「私がガイドブックだ」などと豪語できなくなる。
というか、そうでなくても、この手の本はどうしても参照する必要が頻繁に生じる。
今日も、8月のジャワ島聖地巡礼の詳細スケジュールを作るのに手放せなかった。


この本を1,580円出して買っても、自分にとって必要な情報が載っているページは、全体の半分以下にすぎない。
いつも思うのは、バリ島編は別にあるのだから、インドネシア編から削ればいいのにと。
やっぱりインドネシア各地を回る人々のために必要だから、そういうわけにも行かないのだろうか。


最後の方のページに、「みなさまの声が、次の『地球の歩き方』を造ります」とある。
このシリーズは読者からの情報提供によって成り立っている。
だが、情報を投稿した結果の報酬は、その人の情報が掲載された次版の『地球の歩き方』をもらえるというだけだ。
特別な「リピーター」でもない限り、1回海外旅行をした国は、次にそう何度も訪れないだろう。
なので、そういうものをもらって嬉しいと思う人はどれだけいるだろうか。
自分の名前が載って嬉しいと思う人もいるだろうが、多くの人は匿名で出している。

今年で30周年

前述のページに「地球を歩き続けて26年」とある。
その紹介部分を見ると、最初に『地球の歩き方』が発行されたのは、1979年のことだったという。
今年が30周年になるようだ。
それならば、「30年」と書けばいいのに、なんで26年なんだろう?
その1979年に、2タイトルが刊行された。
そして1984年に10タイトルになり、インド編を出してバックパッカーのバイブルとしての地位を確立とある。
1994年には81タイトルに増えている。
私が初めてインドネシアへ渡航したのはこの年の秋だった。
インドネシア編が初めて刊行されたのは、いつなのかわからない。
ジャワ島派遣が決まって、初めて買ったインドネシア編は、すでに捨ててしまったようだ。
本棚にあるいちばん古いのは、2000年版だった。
バリ島編は、1997年版が残っている。

パサール・トッケ

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1996年にインドネシアでの仕事を終えて、帰国した。
その年に、パサール・トッケというインドネシアの情報を提供するWebサイトを立ち上げた。
早々にYahoo!Japanにも登録してもらい、インドネシアの情報提供サイトとしては、かなり知られるようになった。
マスコミにもたびたび取り上げられるようになった。
地球の歩き方』にも、何年版からかは覚えていないが、私がもっている2000年版でも紹介されている。
当時は「インドネシア」と「神秘」という二大テーマを扱っていたが、いまでは後者のみを扱うようになった。
(昔のページは更新はやめたが、まだ残っている)
インドネシアとの縁が復活するようだと、また「インドネシア」も再開しなければいけないかもしれない。


マスコミといえば、サイトがまるごとCD-ROMマガジンに収まったこともある。
いまならば考えられないことだろうが、そういう企画もあった。
インドネシアで暴動が発生したときには、日経新聞でも紹介された。
ああいうメディアで紹介されると、さぞかしアクセス数が増えるだろうと思われるだろうが、そうでもなかった。
まだインターネットが今ほど普及していなかったせいもあるかもしれない。

私の歩き方暦

いちばん最初にこのシリーズを買ったのは、1992年のグアム編だったようだ。
社員旅行で夫婦で行ったのだ。
はじめて海外旅行をしたのは20歳のとき(1976年)のカリフォルニアホームステイの時だった。
歩き方は、まだ出ていなかった。
それ以降は、イスラエル、フランス、チェコポーランド・スロヴァキア、香港・マカオ、シンガポール編などが本棚にある。
他にも、フィリピン、中国、インド編もあるが、まだ行ったことがない国々だ。
ある国に「行きたいな」と思って、その国について手っ取り早く情報を得られるのが、この本の良いところだろう。


インドネシア渡航前にこの本を選んだのは、やはりいちばん情報量が多い点だろう。
文字の小ささが大事だったりする。
同じ買うならば、やはり情報量が多くてコンパクトな本が良いと思う。
もっとも、文字数が多い本を敬遠する人も中にはいるだろうが。


やはり、ある国を訪れるには、この本にある情報がどうしても必要と感じる。
いまやWebで何でも情報が得られる時代だが、必要最低限の情報を常に携帯して、PCがなくても参照できるというメリットがある。
そういう意味では、まだ当分はこのシリーズが不要になることはないだろうと思う。
値段の割には、絶対的な「お徳感」があるし。
特に私のように、パックとかツアーというものとは無縁な人間にとっては、やはり必要なのだ。


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