探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

地震前兆・超常現象研究家の百瀬直也が地震予知・災害・防災・予言などを探求するWeb/ブログ(はてな旧サイト)




プハン(吸い玉、カッピング)講座に参加


あらかじめ警告しておくけれど、この記事もかなり長くなりそうです。
いつも長い記事ばかり読ませてごめんなさい。
自分なりの「良心」に基づいて書いていると、こうなってしまいます。^^;
必要ないと感じたところは、どんどん斜め読み・飛ばし読みしましょう。


今日は、プハンの講座(初級&中級)を受けてきた。
主宰はマクロビオティックの日本CI協会で、協会が経営するリマ東北沢店の教室で行なわれた。
プハン器具を輸入販売する有限会社デポルの代表、望月さんが講師だ。
下記の記事で書いているように、5月23日に行なわれたAZAMIコンサートのワークショップで、デポルのブースで無料体験をやっていたので、試しにやってもらった。
その時に説明されていた女性が、望月さんだった。

カッピングとは

プハンは、カッピング、吸い玉療法などとも呼ばれる。
血行を促進させて様々な症状を改善させたり、美容に利用するという民間療法だ。
プハン(puhang)というのは韓国語で、他の国々では、この呼称では意味が通じないかもしれない。
デポルでは韓国から直輸入した製品を販売しているため、この名称で呼んでいるのだろう。
米国あたりでは「Chinese cupping therapy」と呼ばれている。
acupuncture(鍼灸療法)の一環として行なわれることもあるようだ。


韓国でも伝統的な民間療法となっているが、もとは中国から入ってきたのだろう。
その中国では、もしかしたらヒルを使って毒素を吸い取ったりするインドのアーユルヴェーダの手法が伝わったのかもしれない。
最近では、デトックス(排毒)療法の一つとして、人気が上昇している。
日本のマッサージサロンやエステサロンでも、かなり取り入れられているようだ。


カッピング療法の器具としては、大きく2種類に分かれる。
ひとつは、着火式の器具。
これは、「カッピング」と呼ばれるように、基本的にただのガラスのコップだ。
だが、もちろんカッピング専用に作られている。
あらかじめカップに気化したアルコールを入れておいて、火をつけて、すばやく相手の体に取り付ける。
もう一つのタイプの器具は、ポンプ式の吸引器具でカップ内の空気を吸出し、真空に近い状態にする。
結果的には両者とも同じように、カップをあてた部分の皮膚が盛り上がって、赤くなってくる。
手動ポンプ式のメリットは、吸う強さを自由に調節できること。

どういうメリットが?

カッピングの基本的な目的は、凝りをほぐすことや、血行を良くすること。
その結果、さまざまな症状が改善される。
カッピングを施すと、肌が赤くなったり紫色になったりする。
これは、もろくなった血管が、カッピングの刺激に耐えきれず、小さな傷がついて破れてしまうため。
弱くなった毛細血管が破れた内出血で、意図的に微細な傷をつけることにより、体全体の自然治癒力が活性化する。
そして毛細血管の傷が治り、もろかった血管は新しくなる。
同時に、他の悪かった体の部位が自然治癒力の働きで治っていくのだという。


プハンの体験者からは、肩凝りが消えた、肌荒れが解消し美肌になった、シワが減った、肉のたるみが取れて痩せたなどの体験談が報告されている。
また、頭痛、胃痛、冷え性ぜんそくアトピー、生理不順、腰痛、不眠、腎臓結石、化学物質過敏症、脊柱側湾症、糖尿、高血圧、低血圧、捻挫、膝痛、リウマチなどの症状も改善されるという。
癌についてはどうだろうか。
乳がんのしこりが小さくなったという報告もある。
免疫力が強化されるというから、あるのかもしれない。
以前にも書いたが、体内で気エネルギーは皮膚の下の体液の中を流れるため、気の流れが良くなることによっても様々な症状が改善されるのではないかと推測している。


カッピングをやっていると、いろいろな副次的効果もある。
たとえば、ヘアーメイクアップアーティストの藤原美智子さんが朝日新聞に書いているコラムがある。
その体験によれば、1ヶ月続けた結果、体中の肌がツルツルすべすべになったという。
それで、血行を良くすることがスキンケアの基本だと改めて思ったそうだ。↓
http://www.makeitpossible.jp/report/beauty_note.html


いま韓国では、「発疱療法(はっぽうりょうほう)」といって、カップをたくさんつけて、肥満解消に役立てようというのが流行りらしい。
「発疱」というのはつまり、カッピングを長時間続けることで、水ぶくれができることから、そう呼ばれているらしい。
これはちょっと過激な使用法だが。
某エステサロンのWebサイトでは、次のような説明がされている。
カッピングの効果は科学的にも実証されていて、血行が促進される結果、脂肪の燃焼が促進され、痩せやすい体質になる。

講座のお話

今日のプハン講座は、小田急東北沢駅から徒歩3分の、リマ東北沢店の2階の部屋で行なわれた。
12人ぐらいの参加者が集まった。
うち、男性は私を含めて2人だけ。
日本CI協会主催のせいか、ミセスの女性の参加が目立つ。


最初は、望月さんのお話から始まった。
プハンがすべてではなく、バイオヘルス(生命の躍動)の一環としてプハンがあるという。
他の手段としては、食の改善(マクロビオティック)、運動、飲尿などがある。


次に、二人で組んで、火を使わずに着火式のカップを相手に付ける練習。
そしていよいよ、グループに分かれてカッピングの実習。
ちょうどうまいこと男性が二人いたため、男性でグループになった。
着火式カップとポンプ式カップ(プハン・バイオ・カッピングという製品名)の両方を使った。
交替で、机の上にうつぶせに横たわって、相手にやってもらう。


着火式では、専用のオイルを体にたっぷり塗ってカップを取り付け、スライドさせてマッサージも行なう。
アルコールが足りないと、吸引力が弱くて十分に吸い付かない。
AZAMIコンサートのワークショップでは、痛いのを我慢しすぎて、あとで凝りのようなかゆみのような感覚がなかなか消えなかった。
今回はその反省として、パイプ式カッピングでは、強さを調整してやってもらった。


プハンをやってもらうと、眠くなるとみんなが言う。
この講座でも、カップは一人8個までという制限を設けているのは、初心者があまりたくさんやると、眠くなってどうしようもないからだと。
だが、私は2回経験して、ちっとも眠くならない。
なぜだろう?

カッピング器具

カッピングのメリットは、自宅で自分でできること。
器具が必要だが、安いこと。
そして、その器具は壊れやすい部分はなく、基本的に消耗品部分がないから、一度購入すれば長持ちする。
デポルで販売しているポンプ式の器具は、一式4万円弱だ。
エステとかへ行くことを考えれば、超安いだろう。


ヤフオクなどでは、中国製や韓国製で、ポンプ式のがもっと安い値段で売られている。
だが、それらはカップがプラスティック製だ。
ためしに使ってみたいというには良いかもしれないが。
ヤフーオークションで「カッピング」で検索すれば、いろいろ出てくる。
どれも数千円と安いが、多くは中国や韓国からの直送なので、別途送料がかかる。

プハンをやった後の背中

さきほど、自分の背中を写真に撮ってみた。
5〜6時間経過した時点での写真だ。
こんな写真、みなさん見たくないでしょうが、私も見せたくないんです。^^;


前回ほど紫色が濃くないようだ。
胃の後ろあたりが色が薄いのは、血行が悪いせいか。
こうして見ると、背骨がちょっと歪んでるかな。
十字式健康法へ行かないとダメかな。
こういう機会でもないと、自分の背中なんて見れないからな。


プハンをやった後の痕によって、身体の状態がどうなっているか、ある程度判断できる。
下記のデポルのページに詳しい解説がある。

カッピング療法の映像

YouTubeから、カッピング療法を行なっている映像をいくつか紹介する。
最初の動画は、米国の「Chinese Cupping Massage」として紹介されている着火式の器具を使ったもの。
医療マッサージの一環として行なわれているようだが、施療者はかなりの経験を積んでいるようで、手馴れたものだ。
このように、いったん吸い付けたカップをスライドさせて、マッサージを行なったりもする。


中国のカッピングの写真を並べた動画。
中国製の吸出し器具を使っているようだが、もしかしたらカップはプラスティック製なかもしれない。


次は、日本の家庭で使われている例を。
脳出血脳卒中)で倒れたお母さんが、リハビリ後の疲労回復のために、マッサージの代用として自宅でカッピングをしている映像。
この女性、もしかして足でポンプを操作してるのかな?
毎日マッサージとなると大変だが、カッピングならば取り付けた後は放っておけばよい。
本人はマッサージを受けたのと同じぐらい(またはそれ以上に)気持ちよい。


カッピングは、さまざまな症状改善うんぬん以前に、とにかく気持ちいい。
病みつきになりそうだ。
それに加えて健康になったり美しくなったりするのだから、いいことずくめだ。
しかも、私のようなものぐさでも、これならば長続きするかもしれない。
ためしにヤフオクで、韓国製の安い器具を買ってみようかと思っている。
それで本当に効果がありそうだったら、デポルのを買うことにしたい。
リウマチにも効くというから、線維筋痛症という難病に苦しむ友だちを助けてあげられたら良いのだが。
母が長年膝の痛みで歩くのが辛いと言っているので、それに効果があれば良いと思っている。


Copyright (C) 2004-2020 Naoya Momose - 百瀬直也. All Rights Reserved. Email