1ヶ月前頃から、ヨーグルトの手作りを始めた。
タニカ(TANICA)のヨーグルティアという優れもののヨーグルトメーカーを使っている。
そのへんの事情は、以下のような記事で何度か書いてきた。
- 自家製ヨーグルトとLG21菌
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20100729/lg21 - 豆乳ヨーグルトと健康・長寿
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20100731/tonyu - LG21ヨーグルトの手作りは可能か?
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20100820/lg21
最近では、母もヨーグルティアの操作を覚えて自分で手作りしている。
こんどは、「カスピ海ヨーグルトを作ってみたい」と言っている。
Amazonで種を取り寄せようと思っている。
ヨーグルトは重い
1ヶ月間ほど、毎日自家製ヨーグルトを食べ続けて思った。
「ヨーグルトって、意外と重いんだな」
インドのアーユルヴェーダでも、ヨーグルトは「重い食べ物」とされている。
消化に時間がかかるという意味で。
脂肪分も多いし、はっきり言って、そのままではダイエットに向くとは思えない。
やるならば、低脂肪乳を使ってヨーグルトを作ることだろう。
先日、土曜日に「ヨーグルト断食」というのをやってみた。
昼と夜に、100gほどのヨーグルトを食べる以外は食物を食べない。
だが、ジュースだけの断食などに比べると、まったく空腹を覚えない。
翌日になっても、胃のあたりを押さえると、固い感触がある。
また、夕食後にヨーグルトを食べていては、脇腹にどんどん脂肪がついてくる。
私のように1日「1.3食」といった少食に徹していても、腹の贅肉は減らない。
あれだけ脂肪分が多いのだから、当たり前だ。
また、アーユルヴェーダ的には、夜遅くなってヨーグルトを食べない方が良い。
あまり食べ過ぎるのも良くないとされる。
なので、朝食にヨーグルトを、というのも、あまり「ヘルシー」な選択とは言えない。
というわけで、ヨーグルトの「重さ」を実感した。
ラッシーがある
ヨーグルトの重さを軽減する方法として、ラッシーとして飲むという手がある。
ラッシー(lassi)は、インド人たちが毎食のように飲用するヨーグルトを使った飲み物だ。
作り方は簡単で、ヨーグルト、牛乳か水(または両方)、ハチミツ、氷をミキサーで混ぜあわせるだけ。
塩をひとつまみ入れても良い。
私はミキサーを洗うのが面倒なので、手でかき混ぜている。
牛乳は「重さ」を軽減するためには良くないと重い、ヨーグルトと水を半々ぐらいに混ぜている。
一般的なラッシーのレシピは、下記のようなサイトにある。
- ラッシー(乳酸菌飲料)の作り方
http://www.ayur-indo.com/ayur/ayurveda6-5.htm - ラッシー
http://kodawaricurry.com/kare-/rasi-.htm
マンゴラッシーという定番飲料もある。
マンゴの代わりに他のフルーツジュースを混ぜても良いが、柑橘系はあまり合わない。
たしかエドガー・ケイシーが、柑橘類と乳製品を一緒にとらない方が良いと言っていた。
では、バナナラッシーとかは?
ググってみたら、レシピがあった。
砂糖などを加えなくても甘味があるというのがヘルシーそうなところだ。
あと、やってみたいのが、パパイヤラッシー。
ちなみに私はパパイヤジュースが大好きだ。
インドネシアでは「ジュース・プパヤ」と呼ぶ。
濃厚な飲みごたえがなんとも言えなく好きだ。
飲むヨーグルトとの違いは?
日本では「飲むヨーグルト」のたぐいの飲料が売られている。
これとラッシーとはどう違うのか?
インドでは、ダヒーというヨーグルトの一種を使ってラッシーを作る。
これは、水牛の乳を原料としているところが大きく違う。
日本のインド料理店などでは、市販のヨーグルトを適量のクリーム、バター、ミルク、砂糖、水などで薄めてミキサーにかけてラッシーを作るところが多い。
ただ、飲むヨーグルトに味の差をつけるには、塩をちょっと入れるとラッシーっぽくなってくる。
豆乳ヨーグルトでラッシーを作ったらどうだろうか?
豆乳ヨーグルトの美味しくなさを考えたら、試してみる価値はあるかも。
でも、単なる「酸っぱくなった豆乳」になるだけ?
神の食物
ヨーグルトには重い食べ物という欠点があるとしても、それを上回る利点がある。
ヨーグルトは長寿をもたらす食物と考えられている。
インドのヨギたちは、ハチミツを混ぜたヨーグルトを「神の食物」と呼んでいる。
ただし、ヨーグルトは体を冷やす「陰」の性質が強いので、特に冬には控えた方が良い。