探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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RURUTIAの『PRIMARY』に救われた


大好きな歌手、RURUTIAの話題を久しぶりに。
私の場合、本当に好きな人(アーティスト)のことは軽はずみに書けないというのがある。
心の中に貯めて貯めて、爆発しそうになった時に、やっと書く。
今がその時かもしれない。


今日は、大好きな曲のひとつである『Primary』を紹介したい。
ルルティアの歌の中でも最も開いている曲のひとつ。
アルバム『ミーム』の先行シングルとして、2005年3月2日に発売された。
彼女の3曲目のオリコンチャート入りの曲で、これ以降はオリコン入りを果たしていない。
ちなみに、『トロイメライ』が55位に入ったのが最高だという。
どれだけ一般に知られていない歌手かということがわかる。


ビデオクリップがまた秀逸で、何度も見てしまう。
ある高校生が、転向してきた子に一目惚れして、恋に落ちる。
そんな他愛もない内容だ。
だが、ここには男と女の愛のすべてが描かれているように思う。
そして、この歌自体にも。
ルルティアには珍しく、ストレートなラヴソングだ。


眠れない夜、寂しい夜に、Blackberryに保存したこのビデオを何度も見る。
そして、優しい気持ちになって、眠りにつける。


ビデオを見る時には、できればウインドウの中をクリックしてYouTubeへ飛んで、再生ウインドウの下にある右と下への矢印マーク(拡大)をクリックして大きな画面で見てください。
◎Primary-Rurutia


この曲の歌詞は、こちらのページにある。
http://wenwen.soso.com/z/q16660974.htm

誰かを愛したい

このビデオクリップを見ると、誰かを愛したくなる。
愛する人がいる場合、その「誰か」とは、あの人以外にないと気付かされる。
愛する人と危機的な状況にある時に、これを見ると、心が変わる。
私の方から、離れようとしたこともあった。
だが、この映像を見て、思いとどまった。
ここに出てくる少年が、彼女が送ってきた石を見て、一目散に彼女が旅立とうとする駅へと走った気持ちがすごくわかってくる。


このビデオに出てくる少年が、星空を眺める。
私の心はいつも、この少年と同じだ。
いま彼女はどうしているだろうかと、心の旅が始まる。
今、これを書いている時でも同様だ。
私の彼女はいま仕事と学習で忙しく、私をかまっている暇はまったくない。
そういう中で、訪れた危機だった。
だが、男と女とは不思議なもので、危機を乗り越える度にお互いの愛は深まっていく。
そして、この曲の意味するところが、それまで以上によく理解できるようになる。


RURUTIAが合掌するようにして歌う背景は、後半になって暗くなっていく。
そして、ラストの星空の映像は、よく見るとだんだんとRURUTIAが歌っていた野原の映像とオーヴァーラップしていくことに気づく。
暗闇の中で、うつむいてひざまづき、合掌して祈っているようにも見える。
ここで私は、RRUTIAが人々に伝えようとしている無言のメッセージを強く感じる。
そして、涙が溢れそうになるのだ。


こうして、私はRURUTIAに助けられた。
私にとっては「女神さま」同然なのだ。
だから、彼女にも教えてあげたい。
日本に、こんな素晴らしいアーティストがいるのだということを。
そして、俺はこの曲によって君を失わずに済んだのだということを。


海外の友だちのSちゃんに、ぜひこの曲を歌ってほしい。
あの魅力的な声で。
だが彼女は最近忙しいのか私生活で何かあったのか、YouTubeにまったく姿を見せていない。


RURUTIAのビデオクリップには、歌詞のテロップが流れない。
その意味では、私が好きなもう一人の歌手KOKIAも同様だ。
思うに、歌詞の意味に集中しないで、歌そのものを聴いてほしいということなのだろう。

本物のアーティスト

私がRURUTIAを愛するのは、声がきれいだとか曲が美しいとかいう理由だけではない。
その独自の世界観、そして曲作りの姿勢、すべてに惹かれるものがある。
この人の場合、売らんかなで曲を作り、歌っているのではまったくない。
マスコミにまったく媚びることなく、レコード会社からの圧力もなしに、自分が表現したい世界を描いている。
マスコミに登場しないアーティストというのは結構いるが、この人の場合、それが徹底している。


YouTubeに、4年前にアップされたルルティアのインタビューがある。
非常に貴重な映像で、これより前にも後にも、同様のインタビューは見ることができない。
この中で、特に印象に残った言葉を記しておく。
「私は、いままでも、これからも、ヒット曲を生み出すことやムーブメントに乗ることよりも、私がいいと思うものを創ることが、伝わりやすいと思います。」
こういう姿勢を貫いているから、いつまでも無名なままでとどまっている。
だが、ルルティアの熱烈なファンは日本でも世界でもたくさんいる。
YouTubeで探していくと、本当にそれがよくわかる。
RURUTIAの曲を愛する人たちが公開しているカバー曲も、いろいろ聴ける。


◎Interview de Rurutia


ルルティアは、自分が「見えている世界」を表現しているという。
クリスチャンであるというRURUTIAが見えている世界を、もっと知りたくなってくる。


プライマリー

プライマリー

RURUTIAの『Primary』が収録されたアルバム。
ミーム

ミーム


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