現在、Web上の執筆作品のメンテナンスを行っている。
今日は、仕事から帰ってきて『女神の贈り物〜バリ・ジャワに不思議を求めて』を手直しした。
これもまた、読みふけってしまった。
自分が書いた作品なのに、バカみたいだが。
こういう昔の作品を読むと、懐かしいという気持ちもあるが、
冷や汗をかくことの方が多い。
読んでいて赤面してくるようなものばかりで。
全部削除してしまいたくなる衝動に駆られることも多々ある。
昨日紹介した『ジャワ・バリ・幽玄・夢現』に続くノンフィクション作品として、1997年に書いたもの。
ジャワ島での仕事を終えた後で、当時の婚約者だったDとバリ島・ジャワ島を旅した記録だ。
不思議なこと
あの旅でも、いろんな不思議なことが起きた。
サヌール海岸のカンジェン・ラトゥ・キドウルの聖地で、黄金色の蛇が現れた。
あれは鮮烈な体験だった。
聖地で爬虫類の「神遣い」を見た最初の経験だっただろう。
あれ以来、本当によくヘビやトカゲが私の前に現れた。
私は「龍族」だと言われたことがある。
少なくとも、龍神にご縁があることは確かなようだ。
雨に降られないように、いつも助けられた。
これは私が聖地巡礼するところ、どこでもよく起きることだ。
香りものが何もない部屋で、突然に芳香が漂い始めた。
あのグランドバリビーチの女神さまに捧げられた部屋で使われていた、海の香りのお香を思い出した。
私が風邪を引いて寝こんでしまったので、女神さまが心配して来てくれたのだろうか。
そういう体験をした人、いますか?
神霊とか神さまが現れた時には、そういうこともあるんです。
Dのこと
いちばん不思議というか驚かされたことは、Dが私の目の前でカミソリの刃を食べたことだろう。
とにかく不思議な子だった。
本当に子供みたいに純粋なところがあるから、カミソリの刃も食べられると言われれば、確信をもって実行できるのだろう。
かつてスプーン曲げが流行った頃の超能力少年たちと同じだ。
あんなに純粋で優しい子が、どうしてあんなに変わってしまったのか。
彼女の幸せのためにも、以前の優しい女性に戻っていれば良いのだが。
ものを書くこと
『ジャワ・バリ・幽玄・夢現』ほどではないけれど、これもまた長い作品です。
ガムラン音楽とかバリ舞踏とかに興味がなければ、スピ系な逸話だけでも読んでみてください。
メニューに「☆」の数で「不思議度」がわかるようにしてあります。
また、これを機会に、この作品を『聖地巡礼ファイル』に加えました。
- 『女神の贈り物〜バリ・ジャワに不思議を求めて』
http://www.ne.jp/asahi/pasar/tokek/AA/MEGAMI/index.html
- 『聖地巡礼ファイル〜世界に不思議を求めて』
http://www.ne.jp/asahi/pasar/tokek/SJF/index.html
私にとって、音楽活動と執筆活動は、寂しさを紛らす手段でもあったりする。
これがあるから、心の病にならずに済んでいるのかもしれない。
ここしばらくは、集中できるものが必要だ。