昨日、母が茹でたピーナッツをもってきた。
小さなパッケージに入っていて、「千葉県産 塩ゆで落花生」と書かれている。
「茹でたピーナッツって、珍しいでしょ?」と母。
「インドネシアにもあるよ」
ジャワ島で働いていた時に、下宿のおばさんからもらったり、バスの中のもの売りから買ったりしていた。
インドネシアでは、ピーナッツを茹でて食べるのが普通だ。
炒ったピーナッツを食べたことの方が少なかった。
インドネシア語のお勉強(?)
インドネシアでは、バスに乗ると、もの売りがひっきりなしに乗ってくる。
たとえば、キャンディーを一人ひとりに渡す男もいる。
「無料サービスか何かかな?」と思って食べてしまうと、あとから金を請求しにくる。
要らなければ、あとから返せばいいのだ。
「要らなければ、最初からもらわなければいいのに」と思われるだろう。
だが、そうすると、渡したのに食べたと思われてしまう恐れがある。
なので、みんなとりあえず要らなくても渡されるままにしているのではないかと思う。
インドネシア語で、豆を「カチャン(kacang)」という。
茹でたピーナッツは、「カチャン・ルブス(kacang rebus)」。
(rebus=煮る、茹でる)
バスの中でよく食べる食べ物の定番といえば、タフとかカチャンがある。
カチャンは、落花生のサヤのまま売りに来る。
茎に付いたサヤごと茹でるようだ。
塩ゆでするのだろう。
タフ(tahu)は、豆腐のこと。
日本でいうところの厚揚みたいなのを、生のままの唐辛子をかじりながら食べる。
この緑色の小さな唐辛子がくせ者で、日本人がほんの5ミリほどかじっただけで、口の中から火を吹いたような大騒ぎとなる。
この「チャベ・クチル」という緑色の小さな唐辛子がいちばん辛い。
(cabe=唐辛子、kecil=小さい)
辛い食べ物はある程度慣れているつもりだが、これだけはダメだ。
蛇足だが、向こうで緑色の豆があって、「カチャン・ヒジャウ(kacang hijau)」という。
(hijau=緑色)
「かあちゃん非情」と覚えていた。
こういう風に、インドネシア語は日本語と語感が似ているのが多いので、語呂合わせで覚えられる単語がたくさんある。
インドネシアでは、この緑豆でお汁粉を作る。
これを、カチャン・ヒジャウ・ルブス(kacang hijau rebus)という。
いつも、熱いまま食べていたと思う。
これがすごく美味しくて、日本でもこういうものが食べられたならと思ったものだった。
塩ゆで落花生
今日も母が同じ塩ゆで落花生をもってきた。
それをいま、食べながら書いている。
塩ゆでという割には、塩味があまりしない。
その方が健康的かもしれないが。
食感を例えていうと、甘くない甘栗のような感じ?
もうちょっと水っぽいが。
ピーナッツのようなナッツ類は、消化があまりよくない。
なので、栄養価が高くても、いちどに食べられる量は限られてくる。
でも、茹でると柔らかくなって、もっと量が食べられるのではないか。
ただ、茹でることによって減少する栄養成分があるかもしれないが。
1袋40gが、一度に食べきるにはちょうど良い量だ。
冬は、電子レンジで温めて食べると美味しいかもしれない。
母が買ったのは、トーノーというメーカーのもの。
落花生と食塩しか使っていない、自然食品だ。
Amazonで見ると、マクロビオティック食品でおなじみのオーサワジャパンもこの製品を販売している。
あそこのお目にかなったということだろう。
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※ナッツ類はリンが過剰になるので、カルシウムを多く含む食品と併せて食べると良いでしょう。