探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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冷えゆく日本列島と経済


今朝の朝日新聞の一面には、「氷点下列島」の記事が。
北日本を中心に零下42度を下回る漢気が流れこんできて、昨日も大雪と全国的な冷え込みが続いた。
電力9社が、暖房需要が伸びたために、今冬の最大電力を更新したという。
諏訪湖では今日、4年ぶりに「御神渡り」らしい筋が現れた。
正式には認められなかったようだが。


同じ一面には、もっと深刻な記事が。
「製造業 赤字軒並み」
ソニー2200億円、シャープ2900億円、マツダ1000億円、NEC1000億円。
今日の夕刊では、「パナソニック赤字7000億円」
NECは内外で1万人の削減をし、TDKは国内7工場を閉鎖する。


超円高や欧州危機の影響が響いた。
東日本大震災やタイの洪水も大きな痛手だった。
昨年は、人類は自然に打ち勝てないということを思い知らされた。


ソニーは4年連続赤字決算と、深刻だ。
テレビ事業の赤字が膨らんだ。
トリニトロンカラーテレビで世界を圧倒したソニーは、もういない。
明るい兆しはまったく見られないように思われる。
多機能や高性能に胡坐をかいて、殿様商売ができる時代は終わった。
ウォークマンを生んだ偉大な創業者・井深大氏のような独創的な発想は、もう出てこない。
ハングリー精神がない高給取りからは、斬新な発想は生まれ難い。


日本企業は、安く高品質な商品を輸出することで成長していった。
いまは、超円高によって「売れば売るほど赤字になる状況」に陥ってしまった。
今の日本経済に、明るい兆しはどこにもないように思われる。
低賃金はこのまま続き、消費税増税や電力料金の値上げが国民の暮らしをますます苦しくさせる。
それに加えて、自然の脅威が追い打ちをかける。
東日本大震災だけでなく、首都直下型地震や東海・東南海地震など、大災害はいつ起こるかわからない。

沈みゆく日本

製造業の落ち込みは、日本全体の落ち込みでもある。
沈みゆくRising Sun。
だが、こういう時こそ、「目覚め」はあるかもしれない。
物質文明の限界を感じたとき、
自然の驚異に人間はどうにもできないと悟ったとき、
日本が失った霊性が復活するチャンスになるかもしれない。
物質的富だけを追い求めて、ついにはエコノミックアニマルと揶揄されるようになった日本。


人間の本質は魂であって、限りない欲望の追求のために生まれてきたのではないことを、
人間死んだらあの世にお金は持っていけないということを、
持っていけるものは「徳」だけなんだと。
稼いだお金の額であの世の人間の価値が決まるわけではなく、
どれだけ人に優しくしたかとか、どれだけ弱い人々や動物たちを助けたかとか。
目覚める人が一人二人と増えてくればと。
ほんの一かけらの望みだけど、
それに託すしかないかもしれない。
大災害が起きてからでないと気づきを得られないというのは、悲しすぎる。


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