いま執筆中の本『地震前兆 これだけ知れば助かる』(仮題)の資料集めで、自分のブログを読み返している。
それで見つけたのが、この記事。
「今ごろ遅い」と書いたけれど、本当にあの時点でもう遅すぎた。
日本国民は、何も学んでいなかったのではないか。
世論の力で原発をなくすことは、もっと前からできていたのかもしれないのに。
新たに付け加えるべきことは、あまりない。
言いたいことは、ほとんど5年前に書いていた。
起きてから考える?
集団的エゴイズムというのかな。
日本の企業悪とかもろもろのことは、「自分たちさえよければ」という意識から出てくるように思う。
東電だってそうだけど、あの企業に極悪人が特別に集中しているわけではないでしょう?
フツーの「善良なサラリーマン」の集団なわけです。
日本人の意識が根本的に変わらない限り、こういう人災はなくならないかもしれない。
いつか大惨事が起きてからでは遅いのに。
人類が積み上げてきた技術を一度の事故で放棄することは、人間が猿から別れて発達し、今日まで行ってきた営みを否定することと同じと吉本隆明氏は言っている。
次なる大惨事が起きたときに、「ああやっぱりサルに戻った方が良かったんだ」と思うのだろうか。
要は程度の問題で、原発はあまりにもリスクが高すぎることが問題となっているのに。
石原都知事が言う「センチメント」云々の問題ではないように思う。
本当に問題とすべきなのは、「人類が積み上げてきた技術」になぜ「国民の洗脳」が必要なのかということ。
それは、CIAや正力松太郎率いる読売新聞グループの利権がらみの陰謀から始まっていた。
福島第1原発の下で直下型地震?
今日、ちょうどタイムリーなニュースがあった。
- 福島第1原発の直下で地震も いわきと地下構造類似
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000010-khks-l07
東北大の趙大鵬教授(地震学)らが、14日発行の欧州の専門誌で重大な事実を発表した。
それによると、福島第1原発の地下は、昨年4月に東日本大震災の余震とみられる震度6弱の地震が起きた福島県いわき市の地下と、深部から水が供給されているなど特徴が似ているという。
そして、近くの活断層が滑って直下型地震が起こりやすくなっていると。
上に書いた「大惨事」というのは、根拠のないことではありません。
愛なき時代に生まれたわけじゃない。
みんな守りたい
愛する人を(たぶん)。
◎斉藤和義「ずっとウソだった」2011年09月15日 LIVE福島 会津若松
- 千夜千冊〜「原発・正力・CIA」
http://1000ya.isis.ne.jp/1434.html

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