今日の日本時間22:20に、カムチャッカ半島でM6.7の地震があった。
USGSなどでは「Kuril Islands」つまり千島列島となっているが、実際の震源はカムチャッカ半島の先端あたりから20〜30Kmほど東の沖合だ。
1月からのリュウグウノツカイやサケガシラの漂着は、この地震に対応するものだった可能性がある。
だが、西日本の日本海側あるいは太平洋側で今後大きな地震が発生する可能性も考えておかなければならない。
そのへんは判断が難しいところだ。
Google Earthから切り取った地図を載せておく。
右上のオレンジ色の◯印が震源だ。
ロシアの地震予知サイトが予測
ところで、ロシアの地震予知サイトで、毎日更新される世界の地震予測の地図がある。
ロシアVoskov博士が行なっている予測で、1日前と、48時間前の2種類の地図がサイトに掲載されている。
Twitterの宏観レンジャーでは、この2つの地図に毎晩リンクを張って自動でツイートしている。
昨日2月28日に予測された3月2日の地震予測の地図を見ると、なんとカムチャッカ半島の先端に緑色の丸印がついている。
下記の画像がそれだ。
青:M4-5、緑:M5-6、紫:M6-7、赤:M7以上となっているから、M5.0〜M6.0の地震を予測していたことになる。
実際の地震はM6.7とちょっと大きめだったが、位置的には予測地点から300Kmほどしか誤差がなかった。
どのような手法かわからないが、すばらしい地震予知だといえる。
秋田でも強い前兆?
じつは今朝9:10に、秋田市在住の女性が宏観レンジャーに以下のような報告をツイートしてくれた。
@kokanranger 今テレビが急に受信不可になり携帯の時計も急に表示エラーになりました。加えて電波時計もさっきからぐるぐる回転して止まりません。こんな現象は初めてです。 #宏観レンジャー
— ゆずみかんさん (@yuzumikan31) 2013年3月1日
電波時計がクルクル回ったりするのは、東日本大震災などの大きな地震の前にも見られたことだ。
テレビの受信障害や携帯の時計の狂いも、同様に地震の前兆だと思われる。
これらは、約13時間後のカムチャッカ半島の前兆だったのだろうか。
だが、今後日本の周辺で別の地震が発生する可能性も否定できない。
これは別の予測になるが、自分的には、2/27にツイートした下記の体感があり、土日にちょっと大きめの地震があるのではないかと予測している。
【体感】朝から強い頭痛。頭の芯からズキンと痛む。コーヒー飲んでもダメで、ロキソニン切らして仕事しんどい。土日あたり大き目発震か。@kokanranger
— Noya Momose 百瀬直也さん (@noya_momose) 2013年2月27日
追記(3/2 8:15)
1:35に房総半島南方沖でM4.8発震。
少なくとも私の体感は、これの前兆だったかもしれません。
「遠くの大地震より近くの小地震」です。
それと、ロシアのサイト、この地震も的中です。すごい。
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