ブログを始めてから、10年弱になる。
2014年8月1日に、gooブログでブログを開設して、「海幸山幸神話は聖書とスキタイ神話のパクリか」という記事を書いたのが、今生で初めてのブログとなった。
その後、あれこれ気に入らないところがあり、1ヶ月半の間にブログのはしごを繰り返し、excite→goo→libedoor→excite→はてなと移行して、ついに2004/9/18に「はてなダイアリー」に「永住の地」を見出した(はずだった)。
ブログを始めたのが早かったと思われるだろうが、自分的には遅かった。
もっと以前から話題にはなっていたが、「日記を人に読ませて何になる?」ぐらいにしか考えていなかった。
だが、その後に、「日記ではなくメディアとして書けば良いのだ」と気がついた。
ブログを続けて良かったかというと、悪かったら10年もやっていない。
では、ブログを開設し、日々書いていくメリットというのは、一般的にどこにあるのか。
そのことを考えてみたい。
文章を書く練習になる
ただし、日本人に多い「徒然なるままに」と、エッセイ気取りで構成も何も考えずにだらだら書いていたのでは、あまり勉強にはならないかも。
私の場合、ものを書くのは苦手ではなく、学生時代から翻訳をやったりと、マスコミに足を突っ込んでいた。
私は遅筆だというのがあって、さまざまな資料を駆使しないとものが書けない方で、それはいまだにあまり変わっていないかも。
アフィリエイトやAdsenseで収入を得られる
私の場合、長いこと、ブログ上で収入を得るということに無頓着だった。
Adsenseは、月に支払われる最低額を下回ることが多く、2ヶ月分合算でやっと入金されることが多かった。
一つには、はてなダイアリーが有料コースでもスマホ版にアドセンス広告が入らないというトンデモ仕様だからだ。
無料コースだと広告が入るが、収入は、はてなに入ることになる。
アクセス解析を見ると、スマホ、特にiPhoneからのアクセスが圧倒的に多いことがわかったのは、ごく最近だった。
そういう理由もあり、4月から思い切って、月額980円のはてなブログProに乗り換えた。
まだ2週間もたってないが、月の収入は恐らく3~4倍になるだろう。
ちなみに、ブログで収入を得ることを目指している人は、ブログサービスをよく選んで決めることが大切だ。
たとえばアメブロなどは非常に人気が高いが、(特に無料版では)Adsenseをやるには向いていない。
はてなダイアリーやはてなブログもそうだが、無料版のサービスの多くは、Adsenseやアフィリエイトによる収入を得ることが禁じられている。
プロブロガーへの道も夢ではない?
いや、まだまだ遠いが、私の場合はブログだけでなく、Webや紙ベースの執筆による収入も合算して、家族を養える程度になれれば良い。
いつになるかわからないが、それがひとつの目標だ。
プロガーというのは、ブロガー全体からすると、まだまだごく一部だろう。
Webメディアから執筆依頼が来るかも?
私の場合、数年前に初めてスピ系Webメディアから執筆の依頼が来た。
もっとも、後になって、報酬ゼロだと判明したが。
それ先に言ってよって。^^;
昨年には、サイゾー系のハピズムから定期的に執筆の依頼が来て、地震ものなどが予想外に好評を博したせいか、その後昨年秋にTOCANAへ移行した後も、首を切られることなく、なんとか続いている。
私の場合、自分から積極的に営業しているのではなく、運が良かったかもしれないが、自信がある人は、自分からそのようなメディアに売り込むという手もあるだろう。
週刊誌やTVなどから取材依頼が来るかも
私の場合、これまで『週刊現代』2回から取材を受けたことがあり、また別の週刊誌から取材されたが、バックられたことがある。
TVの電話取材もあったが、それもボツになった。
あとは、世鳥アスカさんという漫画家さんから何故か取材依頼が来て、なんと「明日、地震がやってくる」という描き降ろしの漫画作品に登場することになった。
地震前兆研究家の百瀬直也と、(顔も)そのまんまで出てくる。
(いや、顔は多少美化されてるかも)
また、ある日突然、コンビニ本の編集会社からメールが来て、地震などの予言について執筆を依頼された。
昨年大晦日に発売されたコンビニムック「2014予言 恐怖の超陰謀」だ。
アスカさんも編集会社も、ハピズムの記事で私を知ったようだ。
多くの著名ニュースサイトに記事が配信されていたから、かなりの影響力があったのだろう。
ブログをやっている人で、思わぬところから取材依頼が来ることがあるかもしれない。
例えば、日々節約に励みそれをブログで書いている主婦が週刊誌から取材を受けたり。
この場合、取材謝礼をもらえる可能性が高い。
新聞やテレビの場合、謝礼なしだったり、菓子折りや記念品のみだったりすることも多く、また雑誌でも無しのところもある。
その辺の事情は、こちらのブログでよくわかる。
ネット上で自分の存在を示せる
何らかのクリエイティブなことに携わっている人の場合、ブログというのは名刺みたいなもので、ブログを見れば、その人がある程度わかるというのもある。
よっぽど、ものを書くのが苦手という人を除いては。
Webサイトを立ち上げる手もあるが、それに費やす時間や労力は、ブログの数倍必要になってくる。
自分の経験から
最後に、これはメリットではないが、10年弱ブログを続けてきて思うことを。
まず、ブログサービスは、たとえ無料のものでも、よくよく考えて選んだ方が良いということ。
そして、ブログの引っ越しは、極力避けたほうが良い。
理由としては、Googleのサイトの重要度を示す指標であるPageRankがゼロになってしまうことがある。
いま私がまさにその問題に直面しているが。
私が最初の頃にハシゴをしたように、まだ始めたばかりの頃には、その限りではないが。
自分のブログを多くの人びとに読んでもらうために心がけていることは、私の場合最初からそうだったが、「メディア」としての自覚を持って文章を書くことが大切だ。
ブログのタイトルも非常に重要で、なるべくならば、あまり他にない名称を選んだ方が良いだろう。
私の場合、「探求三昧」というのをネット上で検索して、中国にもそんな熟語がないことを確認してから決めた。
Googleで「探求三昧」で検索すると42万件ほどヒットするが、大半は私のブログに関連したページで、"探求三昧"とダブルクォーテイションでくくって検索すれば、すべては私のブログのページが出てくる。
GoogleやYahooで、「探求三昧 by N.Momose」などと検索する人がいるが、「探求三昧」だけで良いのだ。
URLなど覚えなくても、ブログ名称だけ覚えておけば必ずたどり着ける。
このことは、非常に大きいだろう。
この10年間で、書いたブログ記事は3670本ほどで、ブログを書いた日数は2300日ほど。
本来ものぐさな人間が、よくここまで続いたなと自分でも思うが、それだけものを書くのが好きということだろう。
今後も、「探求三昧」ブログは、おそらく一生続けると思う。
これからも、お付き合いのほど、よろしくお願いします。
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