今日、「天才!志村どうぶつ園」を何気につけていたら、ハイジが出てきた。
以前の記事で書いた、動物と話ができるというアニマル・コミュニケーターと呼ばれるサイキック(超能力者)だ。
今回は、大分県にある高崎山自然動物園のニホンザルに会いに行くという設定。
ハイジ(本来の発音ではハイディ)が登場した場面は短いが、簡単に紹介することにしたい。
ハイジについては、下記の記事で書いている。
■動物と話せるハイジは本物か?
この高崎山のサルたちは、野生だが餌付けされている。
ここのC群と呼ばれる集団のトップの雄ザル「ベンツ」(推定35歳)が2013年12月に疾走し、いまだに見つかっていない。
ベンツは人間に例えると110歳ほどの最高齢のサルで、13年9月中旬にも失踪したが、18日後に発見されていた。
飼育員が、元リーダーのベンツが疾走した理由を知りたいということで、ハイジが呼ばれた。
ハイジは、飼育員の男性とともにサルたちに近付いていく。
ニホンザルを近くから見るのは、これが初めてだという。
二人を見て、サルたちが次第に集まってくる。
飼育員の人が、新しいボス猿の姿が見えないという。
だが、ハイジが、あのサルではないかと、遠くにいた1匹のサルを指さす。
あ、確かにそうだと飼育員の人。
ハイジがリーダーを言い当てたのだ。
1匹だけ、群れ全体を見渡すような行動をしていたので、そうではないかと思ったという。
新リーダーのゾロメは、ハイジを見ると、腹を見せて仰向けに寝転がった。
それは、ハイジに対して心を許したという証しだという。
いつものように、他の動物たちと同様に、ゾロメはジッとハイジを見つめている。
ゾロメは疾走した元リーダーのベンツの前では尻尾を下げるのだとハイジは言う。
通常尻尾を上げているほど階級が上であることを知っているのだ。
ハイジによると、ベンツはゾロ目に遺言のようなものを残している。
よくいじめられていたサルを護ってやってほしいというものだった。
たしかに、そういうサルがいるという。
最後に感想を聞かれて、飼育員の人は、自分が想像していた通りのことをハイジに言われて、驚いていると語っていた。
この短い放送だけでは判断はできないが、先入観をもたずに見たところでは、今回も肯定的な方へ傾いた内容だった。
ボス猿を言い当てたということが、特に印象的だった。
もっとも、このような肯定的な印象を持つのは、あくまでも番組に「ヤラセ」がないという大前提があってのことだ。
日本のテレビは、この点であまり信頼できないものが多いのも確かだ。
もしそのようなことがあるとすれば、それは飼育員なども巻き込んだ非常に悪質なものとなってしまい、それが発覚したならば、もう番組の存在は危ぶまれるだろう。
そういうリスクを冒してまでヤラセをやるかどうかというと、ありそうにないように思えてくる。
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