今日は新大久保コリアンタウンへ行ってきた。
路地を入ったところにあるイタローという韓国家庭料理の店で、ランチのサムギョプサルや冷麺を食べた。
タイ人は冷たい麺類を好まないようで、サルちゃんは冷やし中華なども毛嫌いしていたが、今日食べたキムチビビン冷麺を食べて、やっと冷麺の美味しさに目覚めたようだ。
味にうるさく頑固すぎるのも困ったものだ。
でも、これだけ自分の味覚に自身を持っていれば、その方面で大成する可能性があるかもしれないが。
今日は、3日ほど遡って、松原照子さんの世見をネタにする。
■「2014年9月12日どうしたら国々が仲良しになれるのでしょうか」
このタイトルからはピンと来ないだろうが、日本人のルーツ、特に米の伝来に関係したことが書かれている。
今日のブログタイトルの「~」の左側と右側は「何の脈絡があるの?」という感じだろうけれど、読み進むうちにわかってくるだろう。
では、世見の引用を。
「中国の雲南省には日本のお米のご先祖様がおりゃしゃる」
こんな言葉が昨日夕食のご飯を炊くためにお米を研ぎ始めるとどこからか聞こえた。
「ヘェ~ 日本のお米って中国の雲南省からやって来たのだ」
「朝鮮半島の西岸の没岸から船に乗り九州に行ったとよ」
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2014/09/12より)
かつて、稲作の起源は確かに雲南省あたりにあると言われてきた。
だが、最新の研究の結果では、考古学的調査や野生イネのDNA解析の結果、約1万年前の中国長江流域の湖南省あたりに稲作の起源があると考えられている。
そのへんの事情に関心がある方は、10年前(!)に書いたこちらの記事を読んでみてください。
■長江文明の謎
まあ、なんというか、小生意気なことを書いていたなー。^^;
Wikipediaの「稲作」の項によると、日本への稲作伝来ルートは以下の4つの説がある。
- 揚子江下流域から直接九州北部に伝来(対馬暖流ルート)。
- 江南から西南諸島を経て九州南部に伝来(黒潮ルート、南方伝来ルート)。
- 揚子江下流域から遼東半島を経由して朝鮮半島を南下して九州北部に伝来(朝鮮半島南下ルート)。
- 揚子江下流域から山東半島(斉の田)を経て、朝鮮半島南部を経由して九州北部に伝来(山東半島~朝鮮半島南東部ルート)。
松原さんの「不思議な世界の人々」が言うように、朝鮮半島を経由して九州に辿り着いたという意味では、この中では3か4に近いことになる。
もっとも、「雲南省」ということで、すでに外れているのだが。
だが、前述の安田氏の説では、長江文明を担った人々が雲南省へ移って、一部が日本へ渡ってきたという可能性はありそうだ。
長江文明の発見によって、ジャポニカ米の原産が長江中流域とほぼ確定された。
そして、稲作の発祥も、日本の稲作の源流も、この地と見られるようになった。
「後から台湾に行きしゃった人達が南西の島々を渡って九州さ行った」
「南洋の海はよか。夜空の星を見りゃわかるがあの海じゃ星じゃわからんけんね」日本のお米のルーツを教えられた気がした。
(松原照子、前掲)
「気がした」のではなく、実際に教えられたのだろう。
それが本当に正確かどうかは別として。
ちなみに、不思議な世界の人々が言う「朝鮮半島の西岸の没岸から船に乗り九州に行ったとよ」の部分は、本山師が霊視した過去の記述と一致するのが興味深い。
2007年に書いた「出雲神族の伝承は真実か」の記事で、本山師の著書の要旨の一部として、こう書いていた。
2、000〜2,500年前に、新モンゴロイドの大和(天孫)系民族が中国南部または朝鮮半島の西側、百済を経て九州に移住してきた。彼らは出雲系より優れた稲作を行い、優れた鉄器をもってきた。
上記のように、朝鮮半島の西側から九州へ渡ってきたという部分が、不思議と一致しているのだ。
世見はこう続く。
お米ひとつを見ても現在の日本人のご先祖様にはこうして渡来した中国人や朝鮮半島から渡来した人々がおられたはずです。
だから本当に仲良くしたいと願うのですが、中国は今後も尖閣諸島にいつ何を仕掛けるかわかりません。今、何となく静かなのは国内の問題で忙しいからだと思います。
(松原照子、前掲)
この意見は本当にその通りで、日本という文化・人種の吹き溜まりの国には、さまざまな方面から人が渡ってきた。
その中には、漢族や韓国人の先祖もいただろう。
「仲良くしたい」と思う気持ちは、私も変わらない。
私は昔から「日本人」という概念で自分をくくることをせず、常に「地球人」という意識をもっていた。
松原さんの言葉では「地球家族」となるが、「宇宙からの脅威」があるかもしれない中で、地球人同士が争っているのはナンセンスなことだと思う。
7日に亡くなられた山口淑子さんも、さきほどのTVで、戦争は絶対に嫌だと言われていた。
戦争という殺人行為に加担することは、どんな理由があろうとも避けたいものだ。
その中国に関しては、この後日のブログ記事で書かれているので、また別の日にネタにしたい。
松原さんといえば、11/2に東京で講演会を開くという。
ただ、もうすでに申し込みが定員に達して閉めきったそうだ。
演題は「どうなるこれからの日本、そして世界は」。
このタイトルだと、ちょっと行きたかったかな。残念。
ついでに書くと、松原さんが最近mixiで占いみたいなのを始めたようで。
個人的には、かなり違和感を感じざるを得ない。
そのへんの事情はよくわからないけれど、そこまでしなければ食っていけないのかな?
ついでのついでに書くと、松原さんの新刊が近く出るという。
その内容はというと、「感の強化」について。
「感」ならばとりあえずあるから、いいわ。(^^)
以上、すべてブログ「幸福への近道」のトップページにお知らせがあります。
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【今日の食卓】新宿コリアンタウンの韓国家庭料理イタローで、サムギョプサルのランチ980円。野菜類はおかわり自由。サルちゃんもアロイと満足。Lunch at a Korean restaurant ITARO. Grilled pork set.
【今日の食卓】イタローその2。コチュジャン・サムギョプサルのセット1030円。キムチビビン冷麺780円、美味!ローラなど芸能人の来客も多い。At ITARO. Korean cold noodle.
3連休は美味しいタイ料理と韓国家庭料理を食べて大満足の一人と、あまり食べなかったからどーでもいい一人。At Korean restaurant ITARO in Shinjuku Korean Town.