今日のYahooニュースによると、「生きた化石」と呼ばれる深海魚ラブカが20日に静岡県沼津市の沖合いで捕獲された。
沼津市の大瀬崎沖で、生きたまま捕獲されたという。
ラブカは漢字で羅鱶と書くが、カグラザメ目の深海ザメだ。
過去のデータから、カグラザメ同様に、大きな地震の前に現れることが多いように思う。
捕獲したラブカは全長約1.6メートルのメスで、底引き網に掛かっていた。
ラブカについては、TOCANAのカグラザメの記事で書いているので、読んでみてください。
■カグラザメは地震を予知するか?
大瀬崎といえば、駿河湾。
こんなところまで深海鮫が入り込んでくるのは、よくあることなのか?
南海トラフ地震(東海)の前兆だったら大変だが、そんな1~2ヶ月かそこら先に大地震があるとは思えないので、違うだろう。
過去のラブカ捕獲の後で大きな地震があった例としては、
- 2011/03/08、静岡県・駿河湾沖→2011/03/11東日本大震災M9.0
- 2012/03/08、静岡県・駿河湾沖→2012/03/14千葉県東方沖M6.1
- 2013/09/22、静岡県・駿河湾→2013/10/26福島県沖M7.1
- 2014/03/21、静岡県・駿河湾沖の網→2014/05/05伊豆大島近海M6.0
といったように、かなりの大地震の前に出現していることが多い。
深海魚は、特に冬季には地震と関係なく浮上することも多い。
だが今は海水温を見てみると、特別に高いわけではない。
今まで集めたデータでは、カグラザメとラブカは地震発生の確度が高いように思う。
もっとも、どの動物異常行動でも言えることだが、単一のケースだけで地震前兆とは判断しない方が良い。
当たり前のことなので、ものぐさな私は毎回こういうことを書きたくないのだけど…。
書かないと誤解する人が多いので。
今は特に東日本の太平洋側で、不穏な動きが見られるので、注意していきたい。
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