昨日27日、娘の愛弥美が生後7ヶ月になった。
みんなで井の頭自然文化園へ行ってきた。
モルモットふれあいコーナーで撮影した動画を、この記事の最後に貼り付けておく。
今日は、久々にデング熱の話。
8月末に日本での感染が確認されてから1ヶ月たち、感染者は150人近くになっている。
国立感染症研究所によると、日本で確認されたデング熱のウイルスは中国で流行しているものと遺伝子の配列が似ているため、中国で感染した人が代々木公園を訪れて蚊に刺され、感染が広がった可能性が高いという。
ウイルスを媒介する蚊が活動する時期は、通常は10月下旬までとされていて、気温が高い場合は11月以降も活動が続く可能性がある。
そのデング熱だが、いまだに有効なワクチンが開発されていない。
そのデング熱ウイルスを持つ蚊を根絶させ、デング熱感染者の症状を抑えられる蚊がいるというニュースが入ってきた。
デング熱の除去について研究するブラジルのフィオクルーズ研究所が、デング熱をブロックする働きを持つバクテリアに感染させた1万匹の蚊を放った。
この蚊が繁殖して増加することによって、デング熱発症の防止効果の増大が期待されるという。
同様の作業はオーストラリア、ベトナム、インドネシアでも実施されている。
デング熱感染の症状を抑える蚊がいること自体が、にわかには信じられない話だ。
デング熱を抑える作用を持つ、ボルバキアと呼ばれる共生細菌の1種であるバクテリアがある。
これは、昆虫の60%から発見される。
ボルバキアに感染した蚊に刺されると、人間の体内のデングウイルスの増殖を抑える効果がある。
さらに、ボルバキアの作用は、デング熱ウイルスを持つ蚊を減少させるワクチンのように働くという。
「目には目を」ではないけれど、「蚊には蚊を」?
なんだか、良いことだらけではないか。
ただ、一つの疑問としては、放出された蚊たちは、デング熱以外の感染症のウイルスを撒き散らしたりはしないだろうかということ。
ブラジルの感染者数は世界でトップレベルとなり、2009年~2014年間の発症数は320万で、そのうち800人が死亡している。
今後、日本でも感染が広がるようであるならば、同様の手法が期待できるだろうか。
ところで、デング熱陰謀説があったけれど、最近はさすがに鳴りを潜めて来た?
こんな簡単な方法(?)でウイルスが根絶されたら、立場がないだろうな。^^;
まあ、最初からそんな幼稚な陰謀説は信じていないけれど。
週刊ニューズウィーク日本版 「特集 感染症 新たなリスク」〈2014年 9/16号〉 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2014/09/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ウイルスと感染のしくみ なぜ感染し、増殖するのか、その驚くべきナゾに迫る!! (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 生田哲
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2013/09/18
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ウィキャン
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
軽涼ワンタッチ蚊帳 ビッグサイズ (240×220×160cm)
- 出版社/メーカー: 後藤
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
【愛弥美】井の頭自然文化園の67歳の花子と。With the 67 years old elephant named Hanako born in Bangkok.
【愛弥美】昨日9月27日で生後7ヶ月になりました。井の頭自然文化園にて。Ayami turned to 7 months old yesterday.
【龍矢】【愛弥美】昨日の井の頭自然文化園で。あやはずっとお座りさせても倒れなくなった。In Inokashira Park Zoo.