今日、江本勝さんが亡くなった。
今朝、2014年10月17日0時50分に、永眠された。
まだ71歳で、亡くなるには早いという、お歳だった。
突然の訃報に驚いている。
ライフワークとされていた水の意識や「愛と感謝」の研究で世界的に知られた人だった。
奥様に看取られて、静かに逝ったという。
最後の言葉は、「ありがとう」だったそうだ。
私は江本さんの著書を数冊読んだ程度で、その研究を熟知しているとは言えない。
自分のブログを検索したら、5年前に『江本勝さんの「ありがとう効果」と「ご飯実験」』という記事を書いていた。
2つのビンを用意してご飯を入れて、一つには「ありがとう」、もう一つには「ばかやろう」と毎日声をかけ続けた。
1ヶ月たつと、「ばかやろう」と言ったご飯は腐敗して真っ黒になっていた。
だが、「ありがとう」の方は腐敗せず、発酵して麹のような芳醇な香りを発していたという。
「ありがとう効果」だ。
知らない方は、ぜひ読んでみてください。
この頃は、こんなに長い記事を書く余裕があったんだな。
自分でも、このような実験をしてみたい。
本当にこんなことがあるのだろうかと、確かめたいと思っていた。
思っていただけで、5年の月日が過ぎてしまった。
素朴な疑問
江本さんの死因は不明だが、上海の講演会で倒れて以来、体調を崩され、浦安の病院で奥様に見守られながら亡くなったという。
(その後、肺炎だったと人から聞いた)。
亡くなったばかりの方に申し訳ないが、素朴な疑問が生じる。
江本さんはこれまで1万人を超える人々に健康相談を行ってきたという。
自身のサイトで販売されている高価な波動水によって、人間は健康になるのではなかったのか?
公式サイトのショップで売られている波動水は、数千円もするものもある。
そういう人が、なぜ71歳という若さで亡くなってしまったのか。
マクロビオティック創始者のジョージ桜沢こと桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏が、玄米正食を続けていれば絶対に病気にならず長生きすると言っておきながら、自身は心筋梗塞で、73歳の若さで他界した。
どうも、周囲の人々はそれを「隠蔽」していたように思われる。
マクロビからは、私も多くを学んだ。
だが、「絶対」でないものを「絶対」と思い込んでしまうところから誤謬が生じる。
そこから宗教みたいになって行ってしまうものもある。
江本さんの場合は、そうでないことを期待したい。
自分で実験してみないと何ともいえないが、「ありがとう効果」が真実ならば、それを発見した江本氏は、多大な功績を残したといえる。
ご冥福をお祈りします。