今日は風邪で休んだのに、記事を2本も書かなければならない。
こちらも毎回恒例なので、省略するわけにもいかない。
今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
先日ノーベル平和賞を受賞した、マララ・ユスフザイさんについての記事。
この17歳の少女の名前を初めて知ったときに、ピンと来た。
「ユスフザイ=ヨセフの息子たち」の意味で、古代イスラエル失われた10支族の末裔なのだということを。
いまググッてみても、日本ではそのことに触れた記述がほとんどない。
そのことを紹介するだけでも、TOCANAで書いた甲斐があるだろう。
まず、下記の記事を読んでみてください。
ノーベル平和賞マララさんの知られざる真実 ― すべてはフリーメイソンの意向だった!?
ノーベル賞がフリーメイソンリーと深く関わるものであることは、「幼稚な陰謀論」ではなく、かなり公にもなっていることだろう。
ちなみに、日本ではフリーメイソンとフリーメイソンリーの違いも知らない人が多い。
それだけ、あまり知られていないということだろう。
パシュトゥーン人、特にユスフザイ族が10支族の末裔であることも、かなり信憑性が高いことだろう。
ただ、彼らが今はムスリム化しているために、イスラエルへの「帰還」などの話にならないだけではないか。
マララさんが自分たちが10支族の末裔であることを信じている(認めている)かどうかについては、自著「私はマララ」で、彼女は「パシュトゥーン人には、(自分たちが)イスラエルの失われた部族の末裔だと信じている人々もいる」と書いている。
「この表現を見る限り、全く信じていないというわけでもないようだ」と記事にあるが、これは編集者にちょっといじられてしまった結果だ。
この部分、原著では、こうなっている。
Some people believe that the Pashtuns descend from one ofthe lost tribes of Israel,
これを読む限りでは、何か他人事のようなニュアンスがあり、彼女自身はそのことを信じていないのではないかという気がする。
その背後には、やはり彼女がイスラム教徒であることがあるのだろうか。
フリーメイソンリーとノーベル賞(特に平和賞)との関係については、自分の推測の部分が多いが、よく記事にしてくれたという感じだ。
パシュトゥーン人が本当に10支族の末裔かどうかについては、アミシャーヴ代表の書いた『失われたイスラエル10支族』が詳しく、一読をお奨めする。
アミシャーヴでは、日本人も10支族の末裔の有力候補としているが、これもパシュトゥーン人のケースと同様に、調査にあたっては難関があるだろう。
たとえば日本の天皇家がDNA鑑定か何かで10支族の末裔であることがわかったとしても(そのようなDNA調査サービスもある)、ではイスラエルに「帰還」しましょうということには絶対ならない。
秦氏の末裔に同様のDNA鑑定結果が出たとしても、ユダヤ教に改宗してイスラエルへ移住しようと思う人がどれだけいるだろうか。
個人的には、もちろん日本人の中に10支族の末裔がいてもおかしくないと考えているが、それが「日本人すべて」に摩り替わってしまう時点で、「トンデモ」のレッテルを貼られてしまっても仕方がないだろう。
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