地震前の「動物の異常行動」が遂に解明！地震を予知する超高感度生物もわかった！ - 探求三昧（はてな支部） - 地震前兆／超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

今日は、昨日TOCANAに掲載された記事を紹介する。
といっても、私が書いたものではなくて、仲田しんじというライターさんが書いたもの。
『「地震前の「動物の異常行動」が遂に解明！地震を予知する“超高感度”生物もわかった！
」』というタイトルだ。

昨日この記事のタイトルを見たときに、「あ、俺の記事が出た。でも、こんなの書いたっけな？」と大ボケしてしまった。
私以外にもこういう記事を書く人が出てきたんだな。

大地震の前に起きる動物たちの異常行動についての記事だ。
英国アングリア・ラスキン大学のレイチェル・グラント博士、SETIのフリードマン・フロインド教授、ブラジルの地震研究機関(CRAAM)のジャン・ピエール・ロウリン教授らの研究チームが「Physics and Chemistry of the Earth」に発表した論文を紹介している。
まだ読んでいない方は、読んでみてください。

<a href="http://tocana.jp/2015/04/post_6122.html">地震前の「動物の異常行動」が遂に解明！地震を予知する“超高感度”生物もわかった！ - TOCANA</a>tocana.jp

この研究は、南米・ペルーの「ヤナチャガ・チェミレン国立公園」の各所に設置された動体検知カメラ(motion-triggered camera)で2011年に記録された動物たちの行動によって、地震発生前にどのような変化があるかを調査したもの。
2011年の8月24日にペルーで起きたM7.0の地震の前に、動物や鳥たちが普段とは違う行動をとっていたことが、映像の分析により判明した。

「こういう手があったか！」と思うユニークな研究だ。
どちらかというと、日本のほとんどの科学者たちが馬鹿にして手を出さない領域…と言ってしまってはいけないかな。

地震の23日前の8月1日に、動物たちが慌ただしく動き回る最大の変化が見られたという。
次の大きな変化は地震の8日前の8月16日で、この日以降はげっ歯動物は完全に姿を消した。

約１週間前の8日前に一つのピークがあったというのは、大体想定できるが、約3週間前（23日前）というのは、ちょっと想定外だった。

VLF電波のデータの調査により、地震の2週間前から空中のイオンと自由電子の増加が認められ、電波に影響を及ぼしていた。
つまり、現地上空のイオン圏に乱れが生じていた。
地震の8日前の8月16日に、イオン層に特に大きな乱れが生じていた。
これは、動物たちの2番目の移動のピークと重なる。

地震前の地殻変動で地表から大量に放出される陽イオンによって、成層圏上部のイオン層の乱れが生じる。
大気中に増えた陽イオンは、人間や動物に多大なストレスを与えて異常な行動を起こさせるという。
セロトニン症候群が、その典型的なものだという。
血中で増加したセロトニンにより、落ち着きを失う、興奮する、じっとしていられない、思考と行動が混乱するなどの症状が出る。

「(ネズミなどの)げっ歯類は“超高感度”な生物なんです」と研究者の一人。

このような研究は、日本ではe-Piscoの弘原海清(わだつみ・きよし)氏（故人）らが大気イオンの濃度変化による地震予知の研究を行っていたが、それに通じるところがあるだろう。
地震予知の実用化に向けて、世界的に重要な発見になるのではないか。

元のソースは、こちらのDaily Mailの記事にある。<a href="http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3009448/Animals-predict-earthquakes-Scientists-film-behavioural-changes-seismic-activity-increases.html">Scientists prove animals CAN predict earthquakes</a>www.dailymail.co.uk