今日は、松原照子さんの予見「4月25日 日本の火山活動について」をネタにする。
現在日本はいつどこが雄叫びをあげてもおかしくない時期に来てしまったと思われます。
御嶽山では多くの犠牲者が出てしまいました。
西ノ島の近くでは日本の面積が大きくなる噴火も現在進行形です。
阿蘇山・桜島・蔵王山も要注意の現在です。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2015/04/25より)
熊本県南阿蘇村で5/3夜、震度1の地震があった。
阿蘇山のマグマや熱水が移動して地面が揺れる火山性微動が原因だという。
火山性微動で有感地震が観測されたのは、1995年7月以来、20年ぶりだ。
蔵王山では、5/17、地下のマグマや水蒸気などが移動して起きる「火山性微動」が観測された。
観測は4月23日以来、約1か月ぶりだった。
鹿児島県の桜島は、5/21に噴火した。
噴煙は4300mに達し、観測史上6番目だった。
こうして見ると、松原さんが1ヶ月弱前に要注意とした3つの火山は、その後に活動が活発化してきたかもしれない。
日本の火山には活動に関するランク付けはもう必要ないように思ってもいます。
箱根山の大涌谷には変化が起きていないのだろうか。と、フッと心配になってしまいました。有毒ガスが噴き出す大涌谷は昔「大地獄」と呼ばれていたとも言われます。
(松原照子、同上)
あれ?
箱根山が活発化し始めたのって、ネパール大地震の翌日だから4月26日だったよね。
松原さんは、この記事が掲載された日より数日前に原稿を書いていたのだから、4月20日前後かな。
まだ箱根山が今のように話題になる前だ。
やっぱり「勘」が働いたということになるかな。
天明という時代に大噴火した山はあるのかあなぁ。
何となくこんなことを書きたくなってしまいました。
(松原照子、同上)
ありますよ。
天明3年、1783年8月5日に、浅間山大噴火が起きていた。
溶岩流と火砕流が発生し、その後3ヶ月間にわたる大災害が発生。
麓の村や町を壊滅させた。
また、噴火による土砂によって吾妻川がせき止められ、1500人もの命を奪う大洪水が発生した。
また、この前年の天明2年には、天明小田原地震(M6.7程度)、最大震度5相当が起きている。
これにより、多数の死傷者と全壊家屋が1000棟という大きな被害が出た。
火山の噴火に先立つ大地震の例といえるだろうか。
では、その浅間山の状況はどうかというと…。
気象庁は5月22日、群馬・長野県境にある浅間山で、火口下を震源とする火山性地震が増加していると発表した。
21日は53回を観測し、2011年年4月の東日本大震災直後の時以来4年ぶりに、1日の地震回数が50回を超えた。
松原さんというか、不思議な世界の人々が何の意味もなく天明浅間山噴火のことを話題にするとは思えない。
過去に、浅間山が噴火した前後に、大地震が起きていたことがある。
1596年に噴火した後の1605年には、ちょっと間が空くが、慶長大地震(南海・東南海連動、M8.0)が起きていた。
1703年の元禄大地震(冒頭半島沖、M8.1)の翌年1704年にも噴火し、更に1707年には宝永地震(南海地震、M8.4~M8.7)が起きた。
もっと調べれば、更に同様の対応が見つかるかもしれない。
東日本大震災から4年。
今後さらに噴火など火山活動が活発化する恐れを警戒する必要があるだろう。
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