先日、ちょっと不思議なことがあった。
3日前の月曜日のことだった。
17時に派遣の仕事がおわり、花小金井駅から家のすぐ前まで、多摩湖自転車道路を歩いていた。
いつもならば、家族が待っている家へと、脇見もせずに早足に歩く。
だが、その時はなぜか遊歩道の脇にあるベンチへ歩み寄った。
なぜか理由は覚えていないが、買い物をしたものを、背負っているデイパックに入れようとしたのか。
その歩み寄ったベンチの上をふと見ると、何か見たことのある物が置かれていた。
てんとう虫のぬいぐるみのようで、実は絵本のようになっている。
以前にB-Kidsで、龍矢のために買った中古のものと、よく似ている。
韓国製らしく、ハングル文字が書かれている。
ここまで同じものを、他の人が持っているとは、あまり考えられない。
龍矢が大好きなてんとう虫君。外でなくして大泣きしたが、仕事の帰りに私が見つけて、無事戻った。あとでブログで書きます。
この日は、龍矢は幼稚園が父親参観日の代休で、サルちゃんは二人の子供を連れて、在留期間更新のために立川の入管へ行った。
もしかして、その帰りに愛弥美に持たせていたものを落としたのだろうか。
そう思って、持って帰ることにした。
道に落ちていたのを、誰かが親切に、わかりやすいようにとベンチに置いてくれたのか。
もしうちのではなかったらどうしようとか、そこまで考えなかった。
歩いているうちに、そのてんとう虫は、ちょっと形が違っていたかなと、少し不安になってきた。
家のドアの鍵を開けると、なぜかサルちゃんと龍矢が玄関に立っている。
彼女は、私が手にしていたものを見たとたんに大喜び。
やはり、帰り道で落としたのだと言う。
だが、それを異常に好きでずっと持っていたのは、愛弥美ではなくて龍矢だった。
ずっと大泣きしていて、来た道を戻って探し回った。
買い物をしたコンビニにも行って、片言の日本語で必死に、こういう落し物はないかと聞いたという。
それほど大事なものを、私が持って帰って来たのだから、嬉しいのと同時に、何がどうなったのか、さっぱりわからないといった驚き様だ。
自転車道のベンチに置いてあったというと、頭の回転が速いサルちゃんは事情を悟ったようだった。
Sixth Sence?
第三者が読めば、何の事は無い他愛もない話だろう。
「シックスセンス」を信じる彼女は、またいつものヤツかなと思ったかもしれない。
私とサルちゃんの間で起きる「シンクロ」は、日常茶番事なのだ。
なので、それ以上の話はしなかった。
「シンクロ」のうち、一番よくあるパターンは、私が彼女の心を「読む」こと。
例えば、仕事の帰りに彼女が梅酒ソーダを飲みたいのではないかと、買って帰ると、「何でわかったの?」みたいな顔で驚く。
それが、時には源氏パイだったり、無糖ソーダだったり、コンビニのケーキだったり、いろんなパターンがある。
また、二人で買い物の途中で、「アイス食べる?」とか、今まさに彼女が心の中で食べたい、飲みたいと思っているものを言い当てる。
それは、時にはマックシェイクだったり、クレープだったり、ドーナッツだったりと、これも色んなパターンがある。
「なんでわかるの?」と聞かれても、うまく答えられない。
大きく2パターンあって、無意識的にわかる時と、意識して読もうとする時とがある。
前者は、一緒にいる時が多く、後者は本人がその場にいない時に、遠隔で読み取ろうとすることが多い。
誰とでも、こういうことが起こるわけではない。
相手が妻だからできるのと、彼女の心が特別に素直で「曇り」がないからこそ、できるのだろう。
サルちゃんは特別にスピリチュアル志向というわけではないが、腐っても鯛…ではなくてタイ人だ。
仏陀に対する信仰心は、通常のタイ人くらいにはある。
ということは、同年代の普通の日本人よりずっと、ということ。
シンクロが起きるわけ
今回のような特別に特筆に値するようなケースは、サルちゃんと龍矢…特にサルちゃんの心の叫びが私に届いた結果なのかもしれない。
私の方も、一人で歩いていて、リラックスしていた時だから、「受信」できたのだろう。
30歳の時に一連の出来事があって、マニプラチャクラ(胃)とヴィシュダチャクラ(喉)がアストラル次元などで多少活性化してきた。
この場合、マニプラが彼女の想いを受信する機能を果たしたのだろう。
知らない人のために解説しておくと、マニプラは各次元のエネルギーを「受ける」チャクラなのだ。
日本人の霊能者などの多くは、このチャクラが動いているタイプで、受動的なシックスセンスを得意とする人が多い。
30歳のある日の真夜中、いま私を守護されている存在が「降りてきた」。
「ドーン」という衝撃音とともに。
その時は、何がなんだかわからず「やられたーー!」と思った。
そして、琉球シャーマンがなるように、「神ダーリィ」のような状態も体験した。
専門用語でいう「巫病」のことだ。
しばらく、精神的に不安定になり、気が狂ったのではないかと思った。
ラピスのような紺碧の綺麗な色を見ると、下の方からエネルギーが上昇してきて、なんともいえぬ心地良い状態になる。
このような体験をしているから、私が「プチシャーマン」と自分を呼んでいるのも、半分は冗談でも後の半分は違うのだ。
一時期、琉球シャーマニズムの研究にかなり身を入れていた。
だが、考えてみると、彼らのような「巫病」は、自分も体験していたことなのだ。
松原照子さんが言うような「勘を養う」ということは、自分の経験からいうと、やはりサルちゃんのような「素直な心」が必須条件としてあるのではないかと思う。
我が強く働いているような状態では、無理なのだ。
皆が本当の自分だと思っている、肉体にへばりついた意識、自我意識を如何に黙らせるかだ。
もっとも、私とサルちゃんの間のシンクロは、やはり特別な魂の「絆」があるからこそ可能なのだろう。
それがいつまで続くかはわからないが、少なくとも出逢ってから4年たっても弱くはなっていかないようだ。
チャクラというのは、特別に苦行とかをしなくても、(しない場合よりは遥かに時間はかかるが)たとえば利他的な行為や、私利私欲ではない全体のための祈りなどを続けていれば、いつか自然と動き出すものだろう。
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