探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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食べ物を「おいしい」と思うことと、食の「本能」~体が本当に必要としているものを知る


昨日は「ダウン」してしまって、ブログをお休みした。
梅雨が明けた今頃は毎年体調不良になることが多い。
通勤時に往復4キロくらい早足で歩いていることもあって、発汗が半端なく多く、塩分やミネラルが不足しがちというのも、あるかもしれない。


2週間前から、サルちゃんと二人とも、咳が出始めた。
サルちゃんは頭痛や熱も出始めたが、私の方は咳以外の症状はない。
今朝、耳鼻咽喉科へ行ったところ、言われたことがよくわからないのだけど、細菌によって喉に炎症が起きているとのこと。
空気中のチリだか埃だかが原因だというようなことを言われていた。
龍矢も咳をしていて、ベッドのダニが原因なのかもしれない。
処方された薬を飲んだら、咳の方は少し改善された。


昨日はその咳に加えて、前述のように栄養不足も重なったのかもしれない。
とにかく怠くて、何もする気になれなかった。
普段は買わないポカリスエットを飲んで、薬と一緒に飲んだら、「おいしい」と感じた。
やはり塩分か何かが不足していたのか。


ポカリは元々、「飲む点滴液」として開発された。
成分が、点滴液に近いのだ。
あれを飲むと、たしかに「元気になる」ことが多い。


だからと言って、常飲することをあまりお勧めできないが。
砂糖とかアミノ酸とか、あまり自然とは言えない成分が含まれているからだ。
また、ブドウ糖はたしかに即効のエネルギー源なのだが、あくまでも「カラ元気」なのだ。
砂糖は「麻薬」のようなものだから、常習になると低血糖症とかハイパーアクティブとか、その人の一生を左右するような大きな問題となってしまう。


砂糖のような自然界に存在しない甘さのものを常時体内に取り入れていると、弊害が大きい。
これは塩などの精製されたものに共通して言えることだ。
「有効成分」のみを抽出するということに、大きな問題があるのだ。
ポカリスエットの類は、自分がどうしても今必要なのだと体で感じる時だけ飲むことにしている。


巷では、「風邪を引いたらポカリを飲む」人が多いようだが、マクロビオティック的には砂糖は体を冷やす極陰のもので、風邪を引いた時に飲んでいたら治りが遅くなってしまう。


ポカリスエットは、開発当初は、試飲した人たちから「味が薄すぎる」と散々な評価を受けていた。
だが、汗をかいた時は、糖質量が少ない方がさっぱりしておいしいと感じるのだということから、開発者の信念によって作られた。
個人的には、これ以上甘かったら飲む気がしないだろう。
うちでは、砂糖がどっさり入った清涼飲料水のたぐいは、あまり買わない。


ポカリが「飲む点滴液」を目指して開発されたといった開発秘話は、こちらのサイトに詳しい。www.otsuka-plus1.com


タイ人は、果物ジュースに塩を結構多く入れる癖がある。
あれは、発汗によって失われる塩分を補おうという生活の知恵なのかもしれない。
そのタイ人の家内が、スイカを食べる時に塩をかけると美味しいことを知らなかったので、教えてあげたら、それが習慣になった。
そのスイカだが、これも体を冷やす性質が強い陰性の食品なので、夏風邪を引いたときには避けた方が良い。
このへんは、いちいち書かないけれど、ナトリウム-カリウムのバランスの問題で、自分で調べてください。


下記のサイトにあるように、たとえば腎臓が悪い人にとって、スイカのようにカリウムが豊富な食品は要注意だったりする。
カリウムにご注意!!part 1|信州大学医学部腎臓内科


夜にスイカを食べた翌日は、体が怠かったりする。
夏バテ気味で体内の塩分が不足しているときは、尚更カリウムが豊富な食品はマイナスなのだ。
その点、スイカに塩をふりかけて食べるのは、生活の知恵といえるかもしれない。


タイといえば、タイ料理はかなり味が濃いものが多い。
あれは、熱帯性気候の国で、食欲を増すためと、発汗で失われた塩分を補うための、これも「生活の知恵」から来ているのではないかと思う。
なので、日本でも同じくらい濃い味付けにする必要はないのではないか。


人間には、前述のような食に対する「本能」のようなものが本来備わっている。
たとえば、野生のチンパンジーが、ある植物の葉の部分を食べずに茎ばかり食べる傾向にある。
不思議に思った科学者が調べてみると、チンパンジーにとって不足しがちな栄養素が茎に豊富に含まれていることがわかった。


これに対して、多くの人間にとって「おいしい」「おいしくない」と思うのは、単に嗜好的なものでしかない。
単なる「自我」の満足のためにものを食べているようなものだ。
だから、自分の体が本当に欲している食物は何かが、わからなくなっている。


個人的には、肉や魚は、心から美味しいと思うことは少ない。
それだけ、たんぱく質などの栄養素が「足りている」ということなのか。
今日は、その後にお茶を飲んでも、いつも以上に「おいしい」と感じた。
煎茶に含まれるミネラル成分が不足しているのだろうか。


今の季節、熱中症になる機会が多いが、この場合は水分の補給も大切だが、発汗で失われた塩分も非常に大切になる。
下記のサイトを参照してください。
【熱中症には塩が良い!?】汗をかいたら塩飴を - 熱中SHOW救護室


それから、人それぞれが持っている食べ物の「好き」「嫌い」の嗜好だが、各人の体質に起因する部分も少なくないだろう。
こういうことは、現代医学ではなかなかうまく説明できない。
漢方医学マクロビオティックアーユルヴェーダ、オールターナティブ医学などを勉強して、はじめてそういうことがあるのだと知ることになる。
私は10代のころから体が弱かったので勉強していた。
今となっては、虚弱体質であったことを感謝している。


このような「本能」は、文明が発達するにつれて失われていく傾向にある。
そのへんの「勘」を取り戻すことが、健康と長寿に必須なことではないだろうか。
人間は、「欲望」のままに食べていては、いずれ体を壊す可能性が高いという話でした。


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食べることの心理学―食べる、食べない、好き、嫌い (有斐閣選書)

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石原結實の病気を治す「野菜力」

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【愛弥美】パパとママが咳がとまらないので、耳鼻咽喉科に来ています。
https://instagram.com/p/50wgV8I2kV/


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