週刊ポスト2015年8月21・28日号によると、村井俊治・東大名誉教授の最新予測で、南関東が最大の警戒エリアとなっている。
これは、MEGA地震予測創設以来初めてのことだ。
以下に、上記記事から村井氏の言葉を引用する。
「昨年7~8月に全国で一斉変動が見られた後、静謐期間(大きな変動のない期間)が続いていたが、6月28日~7月4日の週に神奈川の山北で4.2cm、箱根で4cm、湯河原で4.3cm、静岡の宇佐美で5cm、伊豆諸島の三宅で5.5cm、八丈で4.4cmと、一斉異常変動が見られた。経験則として、長い静謐後に異常が見られたら、近いうちに大地震が起きる可能性が高いと考えられます」
また、予測精度を高めるため、今年4月から神奈川県大井町と小田原市に「自前の電子基準点」を導入したという。
その基準点でも、異常が見られている。
村井氏は、「危険な兆候が表われている地域のどこで地震が起きても首都圏は甚大な被害が予想される」とまで語っている。
村井氏の研究は、ノイズを考慮していないとか、予測範囲が広すぎて偶然の域を出ないなどの批判が出ている。
今回の予測に対応する特別な地震がなければ、ひとつのマイナス点となるだろう。
さきほど18:44に、茨城県南部でM4.0、最大震度3の地震があった。
発生時刻:2015年8月10日18時44分頃
震源地:茨城県南部
最大震度:震度3
緯度:北緯36.1度
経度:東経139.9度
震源:M4.0
深さ:約50km
実は、予測していた地震はこれでしたと言ったら、みんな怒るでしょうね。
こんな毎週のように南関東で起きるような地震ではなくて、もうちょっと規模が大きくないと。
市川のラドン濃度
おなじみのラドン濃度グラフのサイトでは、千葉県市川市のポイントで異常が見られる。
下記のグラフは8月1日以降のものだが、2日頃からラドン濃度値が急上昇を始め、ずっと高い値が続いた後で、9日あたりから急に下降を始めた。
これが、収束したということならば、関東近辺で地震に注意かもしれない。
以上2点、関東地方での発震にかかわることかもしれず、注意を促しておく。
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