寝るまであまり時間がないので、手短に書く。
今日8月17日夜、タイの首都バンコク中心部のエラワン・プーム(エラワン廟)前で大きな爆発があった。
これまで少なくとも12人が死亡し、30人が負傷した。
※18日8:30現在では逝去20人、負傷者は重体の邦人一人含む120人以上。
場所は、エラワン・プームという、ヒンドゥー神の祠がある一角の前の交差点のようだ。
現時点で詳細は不明で、わかっているのは、現地時間19時頃(日本時間21時頃)、オートバイに積まれた爆弾が爆発したということくらいだ。
エラワンプームには、ヒンドゥー教のブラフマー神が祀られている。
タイ語でエラワンとは、インドラ神の乗り物である象のことだが、このエラワンが祀られているわけではない。
ややこしい話だが、エラワンという名前のデパートの前に祀られた祠だったから、この呼名になったのだ。
エラワンは、ガネーシャ神(象頭の神)と同一視されることもある。
伊勢丹などがあるセントラルワールドのすぐ近くに位置する。
このあたりは、2010年のバンコク騒乱で大きな被害が出たところだ。
こちらのYouTube動画のニュースは英語になるが、爆発の瞬間が映し出されている。
Bangkok bomb video: Explosion near Erawan ...
バイクによる爆弾テロなのだろうか。
今のところは、推測の域を出ない。
仏教徒であるタイ人たちの多くは、ヒンドゥーの神々も「信仰」していることが多い。
うちのサルちゃん(タイ人の家内)も、その一人だ。
エラワン廟にまつわる不思議な話がある。
1953年にエラワンホテルの建設工事が始まったが、当時事故が多発して工事がなかなか進まなかった。
ある占星術師が、ヒンドゥー教神のブラフマー(宇宙の創造を司る)を祀る祠を設けるよう勧めた。
それを実行したところ、以降は工事が順調に進んだという。
その後、「願い事がかなう神様」として、お参りに訪れる人々が増えていった。
エラワン・プームは、バンコク有数の「パワースポット」としても知られている。
私はタイへ行く度に、必ずこのエラワンプームでタイの平和を祈願する。
バンコク騒乱の後でも、ここで一生懸命祈った。
ここで祈っていると、たしかに強い力を感じるのだ。
4年前、バンコク騒乱の後でタイを訪れた際に撮影したセントラルワールドの動画を貼り付けておく。
◎バンコク騒乱の傷跡 Scar of Bangkok disturbance
サルちゃんにこのニュースを伝えたところ、この場所ではよくあることだと言っていた。
これが爆弾テロであるとしたら、このような聖地を狙われたことが非常に残念だ。
この事故で亡くなられた方々の冥福をお祈りしたい。
エラワン廟についての詳細は、下記のページにある。
matome.naver.jp
下記は、ハフィントン・ポストの関連記事。
www.huffingtonpost.jp
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