今日2本目の記事です。
このブログは、伝統的に(?)コメントがなかなかつかないので、訪れる読者の方々がどんな内容の記事を読みたいのか、どういう情報が欲しいのかといったニーズが、見えてこない。
はてなカウンターという有料のアクセス解析で、どういう検索キーワードに引っかかってこのブログに到達するのかというのは、参考になる。
だが、それは「通りすがり」の人の場合が割合的に非常に多く、読者の希望は反映されない。
それでも、なんとなく、こういうことを書けばいいいのかな?と見えてくるものがある。
今日は、「あぶない地名」、「危ない地名」といったキーワードが検索されたケースが多いようだ。
これは、今日掲載された週刊現代の記事を読んだ人が更に調べようとしたためだろう。
『2015年08月27日(木) 週刊現代 災害の記憶をいまに伝える 日本全国「あぶない地名」この漢字が入っていたら要注意!(一覧表付き)』というもの。
この記事では、「きれいな地名」は要注意とある。
ここで例として挙げられている「自由が丘」なんていうのも、その最たるものの一つだ。
その土地の本来の地名は「衾(ふすま)村」で、その由来は諸説あるが、いずれにしても地域一帯は谷間にある低地で、周辺の川から水が流れ込みやすく水害に遭いやすい土地だという。
「○○が丘」や「○○台」といったきれいな地名がついた土地では、古い地名が災害と関係していることが少なくない。
過去の災害の記憶が消されないようにと、その地に災害にまつわる地名をつけたのに、そのような意味のない地名に変えられてしまう。
「この地名が危ない」の著者である楠原佑介氏は、上記の記事で「不自然に明るい印象を受ける地名が付けられる背景には、行政や企業が災害を示す旧地名、いわゆる『あぶない地名』を隠そうとする意図が見られる場合もあるようです」と語っている。
このような本は何冊か出ているが、非常に貴重な情報が含まれている。
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このような地名と災害の関係については、下記の記事で紹介している。
また、災害からサバイバルするにあたって、地盤がいかに大切かは、下記の記事で書いている。
いままで何度も書いているが、これからどんな大災害が首都を襲うかわからないという時代に、都心に住んだって、何の良いこともない。
東京でなくても、いままでウォーターフロントとか海の見える家とか、もてはやされていたところを避けて住むべきだというのは、常識となりつつある。
詳しいことは近日中に某所で書くが、食料の備蓄とか帰宅難民対策よりも、もっと大切なことがある。
それは、「いかに生き残るか」だ。
死んでしまったら、備蓄は役に立ちませんよね?
それよりは、住居の耐震対策や地盤の良い土地への引っ越しとかを優先すべきではないかと。
上記の週刊現代の記事の最後のページには、こういう単語が入った地名は要注意という表が載っている。
あとで細かく吟味してみることにしよう。
他にも、この記事には重要な情報が盛り込まれているので、最後まで読んでみてください。
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