昨日の記事で予告したように、今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
『【防災の日】政府の被害想定は甘すぎる!! 迫り来る「首都直下地震」、発生直後の地獄絵図とは!?』というもの。
今日9月1日は、「防災の日」であり、1923年に大正関東大震災が発生した日だ。
それにちなんで、想定される首都直下地震で、どのような被害や問題が発生するかを考えてみた。
92年前の大震災では、約10万人の不幸があった。
次の首都直下地震では、それを上回るのではないか、被害想定で考慮漏れの部分が多々あるのではないか。
…というような視点から、国の被害想定に対する疑問も交えて書いたものだ。
まず、トカナの記事を読んでみてください。
まとめると、この記事では以下のような被害や問題点に重点を置いて紹介した。
- 火災
- 火災旋風
- 流言
- 建物倒壊
- エレベータ停止
- 交通網マヒ
- 特にラッシュ時の鉄道事故
- 地下鉄・地下街の閉鎖
- IT機能停止・経済活動マヒ
また、日本では特に「正常性バイアス」が、大災害時の被害を拡大してしまう結果となっているように思われる。
つまり、「自分(たち)は絶対大丈夫」という根拠の無い思い込みが、自分や家族を災難に導いてしまうこととなるのだ。
大きくいえば、たとえば1995年の阪神淡路大震災の被害を拡大した原因は、「関西に大きな地震は来ない」という思い込みだった。
3.11の福一の原発事故は、「原発は絶対安全です」という思い込み?…いや、この場合は、国家と電力会社がグルとなった「洗脳」が、国民に
また、自分たちの地域だけが経済的に潤えば良いという「集団的エゴイズム」が、結果的に自分たちが生まれた土地を捨てなければならないという最悪な結果をもたらしてしまったのだ。
では、首都直下地震では、どうだろうか?
この場合、一番大きな問題となるのは、「思い込み」よりも「考慮のたりなさ」かもしれない。
前述のIT機能の崩壊についても、そうだろう。
とにかく、これだけ巨大な都市がM7以上の大地震に襲われるというのは、日本だけでなく世界にとって未経験の領域なので、細かく見てこういうことが起きるだろうとは、誰も言えないのだ。
「想定外」の事態だらけになるのではないかと懸念するのだ。
地震対策というと、非常によく耳にするのが、「食料の備蓄を蓄えておくことにします」といったことだ。
だが、これは、自分なり家族なりが全員生き残ったという前提で、初めて意味を成すことなのだ。
重要なのは、「はじめに命ありき」だ。
「サバイバルすることを再優先に」という観点が抜け落ちているとすれば、それはやはり「正常性バイアス」の成せる技ではないかと思えてくるのだ。
とにかく、はじめに地盤対策。
その次が、地盤の上に乗っている住居の耐震性。
3、4がなくて、5に備蓄…だ。
阪神淡路大震災や東日本大震災で、生き残った人たちの中で、飢えのために他界した人がどれだけいただろうか?
帰宅困難で、道の途中で力尽きて亡くなった人がどれだけいただろうか?
日本という国は、なんだかんだ言っても、いざ大災害が起きれば、政府や自治体などが、住居や食料を用意してくれる。
ありがたいことだ。
それから、この部分は編集でカットされたみたいなので、書いておく。
首都圏での大地震の際には、たとえ生き残っても、さまざまな問題が発生すると思われる。
多数の被災者のための避難所や、仮設住宅を建てる敷地があるのかということ。近
隣県で土地を借りても、通勤圏内ではないために、会社へ出社するのが困難になる可能性も生じるだろう。
負傷者にとっては、医療施設のキャパシティが足りるのかという疑問も生じる。
とにかく、この部分だけ切り出しても、大々的な「想定外」の事態が待ち受けているのではないか。
正直いって、短期間で包括的な「想定外」の事態を洗い出すことは、完全にはできていない。
このブログで、少しずつそのことについて考えていきたい。
いちばん言いたいこと。
「正常性バイアス」を捨てましょう。
「自分たちは大丈夫」ということは、ちゃんとした信仰をもっている人や、強い霊的存在に守護された人たちは、ある程度言っても良いことだろうと思う。
でも、だからといって自分は何の努力もせずに、神仏にすがるのは感心できない。
自分勝手な、ご都合主義の、ご利益信仰ではダメだと思う。
そういう信仰さえないのに、自分たちは大丈夫と思い込むことは、虫がよすぎるかも。
日々、家で仏壇に向かって、ご先祖様に手を合わせるだけでも、違ってくる部分があるだろうが。
こういうことを書いても、私は特定の宗教などを薦めているわけではない。
また自分自身も、特定の宗教団体に属しているわけでもない。
私が信仰をもっているとすれば、それは「Universal」且つ「スピリチュアル」なものだ。
神社仏閣や神棚で、人知れず日本や世界全体の平和を祈り、自然災害で犠牲者が出ないようにと祈る「無私の心」をもった人は、自然と神仏に守られるだろうと思う。
信仰心など無いという人たちにとっては、どうすればいいだろう?
やはり自宅の耐震対策を、これ以上ないというくらいにしっかりやる。
それ以前に、軟弱な地盤の地域ならば、逃げ出す。
「それができる金があったら、もうやっている」と言われるかもしれないが。
私自身も、小平市に住んでいて、軟弱な地盤という最悪事態は免れているが、住んでいるのは古い木造の借家だ。
震度7くらいで全壊するかもしれない。
このままここに住んでいてはまずいとは思うが、先立つものがない。
多くのみなさんは、そこでしょうね。
また私的なことになるが、自然災害などから、自分や家族が助かりますようにと神仏に祈ったことは一度もない。
宇宙創造神、天照大御神、諏訪大明神、弁財天、大和武尊、弟橘媛命、七福神、釈尊。
うちでは、いろんな神仏をお祀りしている。
これらの存在に護られていると思うから、「お守りくださいまして、ありがとうございます」と祈っている。
「お守りください」とお願いしたことは、一度もない。
いつも書いていることだけど、常に「全体のこと」を考え、祈っている人たちは、自然と助けていただけるのではないかと思う。
本題からずいぶんはずれてしまったけれど、「助かる」ことを突き詰めて考えていくと、こうなるのが必然かもしれない。
こういうことまで書くブログですから、お嫌いな方は、どこか他の自分に合ったブログを見つけてください。^^;
自分の宇宙観は、40年以上にわたる霊的世界の探求・研究の結果として辿り着いたものですが、それを人に押し付けるつもりは毛頭ない。
それ以前に、これが絶対正しいとも思わない。
人生は最後まで探求の連続です。
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